運動療法 「汝自身を知れ」 Chapter 2-⑲ 

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いよいよ第二章も後2編を残すのみ。

そろそろまとめに入りたい。

今回のテーマは「汝自身を知れ」。

運動療法では、欠かせないポイントである。

 

頭でわかっていても、いざ実践するとなると、

正直難しい、と言う人は多いのではないか。

体はどんなに熱くなってもよい。

一方、心は常に冷静になっておく必要がある。

 

簡単なことである。

何の運動をするにしても自分の限界点は知る。

 

筋トレの「ベンチプレス」を例に取る。

自己ベストが「100キロ」なら限界点も同じ。

通常ベンチプレスは1回成功すればよい。

80%以内の強度でトレーニングするのは、

適切な運動となる可能性が高い。

 

しかし80%を超えると、体調やメニュー等を

考えないと、怪我や体を痛める可能性がある。

ましてや新記録チャレンジ(=限界突破)は、

総合的な条件を鑑みて行うべきである。

 

通常のスポーツマンですら限界点を把握して

レーニングすることが重要になる。

ましてや運動療法として取り入れる場合は、

より限界点を把握しておく必要がある。

無理は絶対に禁物なのだ。

 

これまで各種の運動療法を紹介してきた。

「限界まで挑戦」してよいものはない。

「ムリ」してやってよいものもない。

そもそも運動療法として取り組んでいる。

 

ケガや病気からの回復こそ運動の目的である。

ムリして再発する、別の部位を痛める、は

絶対に避けなければならない。

そのためにも限界点を把握しておきたい。

 

そのうえで血圧計で脈拍や血圧チェックは、

レーニング前後で習慣化しておきたい。

ジムによっては血圧計も設置されている。

必ずトレーニング前にチェックしていつもと

変わらないかはチェックしたほうがよい。

 

風邪気味、疲れ気味で体調が思わしくない。

そのような場合は体温計でもチェックする。

熱があるなどの場合は、思い切って中止する、

ストレッチのみにする、などの英断が必要だ。

体からのサインには敏感であるべきだと思う。

 

1年半くらい前の個人的な体験である。

真夏の暑い日、ジムでトレーニングを行う。

レーニング前から顔が熱る感覚があった。

血圧は通常通り 、ただ脈拍は通常より高め。

ストレッチを行っただけで、汗が大量にでる。

また、疲労度も倍以上になる。

明らかに異常な状態だった。

 

それでも何とか我慢してエアロバイク30分。

しかし開始10分で、尋常でない疲労感が襲う。

20分で止めてバイクから降りようとした瞬間、

今度はめまいが起こり、まともに歩けない。

結局水分を補給し、15分位マットの上で横に。

そのまま帰宅して熱を測ると「38度」。

翌日に「インフルエンザ」感染を告げられた。

 

運動療法は体調が安定していることは不可欠。

その上で自分自身の限界点をわきまえて行う。

運動を行っていると、体が温まってくる。

ついついあともう少しという気持ちが出てくる。

気持ちは痛いほどよくわかる。

ただ、運動療法であることは肝に銘じたい。

 

完全に体も回復し、担当医師から激しい運動も

「OK」との許可がでるまでは辛抱しよう。

自分自身を知って、楽しんで取り組もう。

 

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