運動療法 ヨガストラップ Chapter 2-⑬
今回は、ヨガストラップを使ったトレーニングご紹介。
別名で「ヨガベルト」とも言うが、同じものになる。
一般的なので、ヨガストラップとしているが、
整形外科リハビリではゴムチューブを使用した。
一般にストレッチチューブとして販売されている。
コレを使って、ヒザの伸ばしなどを行う。
ヨガストラップに比べてストレッチチューブの方が
圧倒的に伸縮性が高い。
最初はチューブを使い、その後はストラップを使う。
そんな工夫をするのがベストかもしれない。
特に整形外科手術直後はチューブでやった方が無難。
それ以外にも、フェースタオルでも代用できる。
一つヨガストラップを使ったトレーニングをご紹介。
代表的なトレーニングとなる。
特に、股関節・膝に効果的である。
整形外科でも手術後に同様のリハビリメニューがる。
①ヨガストラップの片側に輪っかを作る。
②仰向けに寝る
②片足の土踏まずにヨガストラップをかける。
(土踏まず周辺にかける)
③同じ側の腕に片側のストラップを巻きつける
④引っ掛けた足をまっすぐにする
⑤足にかけたストラップにもたれかかるようにし
地面に引っ張る(無理に力をかけなくてよい)。
⑤もう一方の足は地面につけたままにする
⑥キッチンタイマーで1分計測して引っ張り続ける。
(時間は慣れてくれば適宜長くするように調整)
⑦足と腕の左右を入れ替えて同じことを実施する
上記が基本トレーニングとなる。
同じ姿勢で、地面に付かないように、足を真っ直ぐに
したまま体の内側にできるところまで倒すトレーニング。
また、逆に地面につかないように、逆に足を外側に
開けるところまで倒すトレーニング。
同様の3トレーニングをそれぞれ片足ずつ行う。
確かに、チューブ・タオルでも実施可能である。
ただ、運動療法として取り組む場合、できれば
ヨガストラップは入手しておきたい。
実際に、費用は2,000円程度と安価。
ヨガブロックとセット販売もある。
上記以外のトレーニングにも利用できる。
特に、ヨガの各種ポーズに利用するには便利。
実際に持ち運びにも手軽である。
個人的には筋トレ後の整理体操に利用している。
当たり前だが、時間は自分で数を数えればよい。
だが、上記ポーズに集中しているとある程度
筋肉を伸ばすのが辛くなって、数に集中できない、
そのときに便利なのが「キッチンタイマー」。
セットして始めれば、数えることを意識は不要。
自宅でトレーニングを行う際には必ず利用している。
実は「Gジム」ではタイマーは貸し出ししているため
ジムでは借りて行っている。
数を数えて「あと○秒がんばろう」という方には
全く必要のないものであろう。
二つのことを同時に集中してやるのが苦手な場合、
個人的にキッチンタイマーはおススメである。
実は、福岡の整形外科のリハビリセンター。
キッチンタイマーが10個以上していた。
医師が患者のトレーニングを把握する以外にも、
患者自身の残り時間の把握の意図もあったと思う。
残り時間がわかるから頑張れるのも事実である。
さあ、ヨガストラップとタイマーを用意できたら、
気軽にエクササイズを実践してみよう。