運動療法 ストレッチポール Chapter 2-⑩
今回は「ストレッチポール(※)」のご紹介。
皆さんは、これをご存知であろうか?
※実は商標名だが、このまま使用する。
フィットネスジム・ピラティス教室などの
ストレッチエリアにはほぼ設置されている。
長さ100センチ、直径15センチの円柱ポール。
このポールを背骨に添わせて下に置いて
仰向けに10分間寝るというエクササイズ。
基礎的なエクササイズは以上で終了。
これまでご紹介した運動の中で一番ユルい。
何しろ仰向けに寝るだけである。
正に、老若男女誰でも手軽にできる。
しかし、これが効果抜群なのだ。
プロスポーツ選手、アスリート、コーチの多くが
ストレッチポールを採用している。
実際に多くが、本番練習前の準備運動に使用し、
使用有無でパフォーマンスが変化するらしい。
今お世話になっている整体院の専門医によると、
このエクササイズは「筋膜リリース効果」がある
というから驚きだ。
健康上には、ほかにも効果が期待できるというのだ。
就寝前に10分間エクササイズ(=寝る)だけで
「副交感神経が優位になり、睡眠導入効果が高い。
寝る前に最低5分でもこれだけはやるようにしてる」
この先生の言葉を聴いて、早速毎日実践している。
正直私自身はまだ睡眠導入効果は実感できていない。
この点の効果は、また後日レポートしたい。
ただ一つ言えるのは、エクササイズして10分後に、
地面に仰向けに寝ると真っ直ぐに肩甲骨が着くのだ。
簡単に言えば仰向けに寝やすくなる。
それは確実に断言できる。
実際に皆さんもその効果は試してほしい。
冒頭に「ストレッチポール」は商標名だと書いた。
名古屋にある某会社の正規商品名なのだ。
さて、価格であるが、標準型が税込みで約10,000円。
ほかに別名で各社から類似商品が販売されている。
こちらは正規品に比べて3分の1、場合によっては
5分の1の値段で手に入れることが可能だ。
チョット試したいという場合は十分かもしれない。
ただせっかく購入するなら、正規品を推奨したい。
理由はジムの90%以上は正規品を設置している事実。
正規品は「1年保障」していることからわかるように、
「耐久性が全く違うため、正規品を採用している。」
親しくしているGジムムトレーナーからは明確な返答。
10000円は最初勇気がいるが、十分に元は取れる。
何せ筋力・体力・持久力は一切要らない。
最初なじむまで2~3分は背中が痛むかもしれない。
しかし徐々に痛みや違和感は薄れ、気持ちよくなる。
アスリートの中には、ポールに仰向けになったままで
そのまま眠ってしまう人もいるそうだ。
健康のために、ラクにユルーく取り組める。
そのうえに、筋膜リリースほか効果抜群。
1日10分間、自宅でストレッチポールトレーニング。
おススメしたい。