ヤバイ食!「アイスクリームおバカ企画」Chapter 6-⑦
今回、第6章7編のテーマは、
『ヤバい食!「アイスクリームおバカ企画」』。
アイスクリーム減量人体実験である。
今回初めて読まれた方は、
「人体実験? 何のこっちゃ?」
となるだろう。
そのため、一旦レビューしておきたい。
まだまだ残暑厳しいなかである。
たとえ糖質制限中であっても、
ダイエット中であっても、
アイスクリーム(※1)をとって、
太らない方法はないものか?
そのご提案をいただいたのが
管理栄養士の菊池真由子(※2)先生。
アイスクリームも選択次第によっては、
「食べても太らない」ことが可能。
「食べても太らないアイスのチェック3項目」
①価格: 100円前後
②容量: 150ml以下
③カロリー:200kcal前後
以上である。
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整理すると以下の条件を守ることが条件となる。
①価格が100円前後のものを選び、
量は150ml程度まで。
「値段の安いものはカロリーが低い」からだ。
「100円前後のアイスクリームは、150ml程度なら
食べても大丈夫」
との菊池先生からの力強いお墨付きがある。
②「週に3回までが目安」(要は2日に1回程度)
で夜の22時以降は控える
さすがに毎日だとカロリーオーバーになる。
また、夜寝る前はヤバイことだ。
③ 味は「バニラ」指定である。
例えば、抹茶味は、和食でのイメージとは別に、
苦みを消すために、砂糖を多めに使用している。
以上を踏まえて、人体実験を開始したい。
菊池先生の言われる通り、
アイスクリームをとって太ることがないのか、
を検証してみた。
2週間の実験中に8(※)日間アイスクリーム を
とっても太らないのかという点であった。
(1週間で3日程度なら問題なし)
※本来7日間だったが、1日追加して8日間に。
今回の人体実験概要は、以下の通り。
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(人体実験概要)
①期間:14日間(うち8日間実施)
8/15(木)~28日(水)
②品目:アイスクリームバニラ
(以下***2種のいずれか)
③タイミング:食間(22時まで)
・朝食2~3時間後目安
・昼食2~3時間後目安
いずれかのタイミングでとる
④個数:1個/日
⑤検証項目(以下5項目)
毎朝測定を実施
・体重
・体脂肪率
・内臓脂肪
・糖質
・筋肉量
⑥検証項目
開始前時点と実験翌日の差
⑤の測定項目
⑦その他
下記条件は極力変えないよう
注意する
・食事
・運動
※過去1か月間は、糖質制限中
上記5データはほぼ変動なし。
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商品としては、今回菊池先生のチェック項目を
多く満たす以下の2つを使用した。
①値段が100円前後
②容量が140ml程度
③カロリー200kcal
④味はバニラ
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(大手コンビニで販売)
1. 森永乳業(※3)
MOW(モウ)バニラ
チェック
①△ ②○ ③△ ④○ 3点
売り:
①国産生クリーム使用
②乳化剤(※6)・安定剤(※7)不使用
内容量: 140ml
価格: 151円(税込)
成分表示:1個あたり
無脂乳固形分:9.0%
乳脂肪分: 8.0%
卵黄脂肪分 :0.7%
エネルギー:230Kcal
たんぱく質: 4.5g
脂質: 10.4g
炭水化物: 29.5g
食塩相当量: 0.14g
期間中に取った日時(各1個 計4個)
①15日木曜 午前10:30間食
②19日月曜 午後13:40間食
③23日金曜 午前10:55間食
④27日火曜 午後16:15間食
チェック
①△ ②○ ③○ ④○ 3.5点
売り:
①豆乳使用
②バニラビーンズシード入り
③糖質50%オフ
内容量: 152ml
価格: 173円(税込)
成分表示:1個あたり
無脂乳固形分:6.9%
乳脂肪分: 3.3%
植物性脂肪分:0.1%
エネルギー:80kcal
たんぱく質: 2.4g
脂質: 3.4g
炭水化物: 21.3g
-糖質 9.6g
食塩相当量: 0.1g
期間中に取った日時(各1個 計4個)
①16日金曜 午前10:30間食
③20日火曜 午後15:45間食
④24日土曜 午前11:10間食
⑤28日水曜 午前11:20間食
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先に、最終結果を報告したい。
(29日木曜日午前6:30測定結果)
・体重 :+1.05kg
・体脂肪率:-1.4 %
・内臓脂肪:± 0.0
・糖質 :-0.6
・筋肉量 :+75
(参考:14日間変動)
・体重 :- 0.6 ~+1.15
・体脂肪率:± 0.0~+0.5
・内臓脂肪:- 0.2~+0.5
・糖質 :- 0.8~+0.1
・筋肉量 :- 15~+ 75
(実験所感)
結論から言おう。
アイスクリーム減量作戦は、
体重だけにフォーカスすると、
「失敗!!」だったと言える。
管理栄養士菊池先生の理論。
今回で「1勝1敗」だ。
(※1勝はシュークリーム減量作戦での勝利)
ただ、
データをよく見てもらうと、
体重以外の2つのデータは良化、
①体脂肪率
②糖質
また、筋肉量も増えた。
筋肉量が増えた分だけ、
体重が一時的に増加している、
良い傾向とも言えるのだ。
その意味では、
何とも微妙な結果となった。
やはり1か月は継続しないと、
本当の成果は見えないのか?
また合わせて、
人体実験中の所感を述べたい。
前回のシュークリーム作戦は、
正直苦戦した。
実験1週間で胃の調子を崩す。
ただアイスクリーム作戦では、
週3日程度のせいもあろう。
毎回問題なく快調に、
実験を終えることができた。
前回の件もあったため、
食べたくないときに、
無理して食べるのは止めた。
そのため、
人体実験でありながら、
食べる時間は、
バラバラになった。
上記の点は、
おバカ企画として、
ご容赦いただきたい。
最後に言いたいこと。
改めてではあるが、
アイスクリーㇺの原点は、
バニラだ、
と再認識した。
これまでアイスといえば、
抹茶やチョコレート味はじめ
トッピングモノ中心だった。
アイスとソフトで8日間
バニラのみを食べたことは、
人生初挑戦だった。
アイスのおいしさを
ダイレクトに感じられた感じ。
「アイス食べるのならバニラ」
皆さんにおススメしたい。
また、
微妙な結果に終わったことで
本当のところ
菊池先生の理論は正しいのか?
「我こそは是非」という方は、
是非実験を引き継いでほしい。
もう1~2種類バラエティを
増やしてやる方が飽きがこない。
是非探してやれば成功は近づく。
シュークリーム同様に、
アイスクリームも
1ヶ月の検証期間で実施すれば、
正確な結果が出ると確信する。
但し、1ヵ月後の健康問題は、
責任を持てない。
その点はご注意いただきたい。
実施に際して必須条件は以下3点。
①アイスクリーム好きである
②バニラ以外に浮気しない
③週に3日というサイクルは守る
ほかにはない。
以上となる。
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最後に、今回シュークリーム作戦に続いて
体(胃腸)を張ったおバカ企画に対して、
賛否いろんなご意見をいただいた。
中には、チョッと信じがたいご意見もあったため
2つほどご紹介したい。
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(自称自然食品のみを食する健康評論家から)
「日本中のみんながアイスクリームを食べるように
なると、気温が5度以上上昇して大変です!」
コメント:
アイスクリームと地球温暖化には深い関係が、
あるらしい???
アイス実験中止の要望らしいが、意味不明。
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(ある食品添加物研究の専門家から)
「甘いものは、ガンの巣窟です。
今すぐに中止しなさい」
コメント:
2週間に8個のアイスを食べてガンになるとの定説。
多分ブログ内容を読まずに反論なのだろうか?
極端に食品添加物を警戒されているご様子。
データの提供を求めたら、そのままになった。
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世の中にはいろんな意見があって良いと思う。
自説を振りかざすのはもちろん結構である。
自説を唱える場合、
理論的な裏づけはしてもらいたいもの。
むやみに信じ込むのは却って危険である。
裏づけがハッキリしないものが多いので、
コチラは体当たりでチャレンジしている。
頭で理解するより、
すぐに体で実践したほうが
結果は早くわかることもある。
今後も、おバカ企画はしばらく続けてゆきたい。
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(注釈)
※1 アイスクリームとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0
※2 菊池真由子先生について
https://kosianzu.com/2018/10/18/kikutimayuko/
※3 森永乳業について
https://www.morinagamilk.co.jp/
※4 江崎グリコについて