イイネ!食「コンビニ ミートボール対決」Chapter 5-⑦
今回、第5章7編のテーマは、
『イイね!食「コンビニミートボール対決」』である。
コンビニ中食(※1)代表格、
第3編で取り上げた「肉団子」対決に続いて、
今回は、続編としてミートボール(※2)の対決、
をお届けする。
肉団子を取り上げて、早々にミートボール登場。
「ひつこい」と感じられた方が多いかもしれない。
なお、両者とも「肉団子」「ミートボール」と
一緒に呼んでいる方も多いようだ。
個人的にはサイズと用途とで呼び分けている。
コンビ二も両商品を取り扱っているが、
同様に別々の呼び方にしている。
サイズの大きいモノ(15g以上)を「肉団子」、
コチラはあんかけなどの和風・中華風。
やや小さいモノ(15g以下)を「ミートボール」、
コチラは洋風である。
個人的に、ミートボールには肉団子とは別の思いが。
当時よく食していたのが、
伊藤ハムが販売していた「ミートボール」。
販売し始めた頃だったと記憶している。
確かTVコマーシャルも流れていた。
袋のままで湯せんして(確か)3分。
封を切って皿に出して、
コレで出来上がりという手軽さ。
当時の食卓には、
定番の「ハンバーグ」や「コロッケ」等のとき、
付け合せの「脇役」の一品として、
手軽な「ミートボール」がよく登場した。
しかし、
時には、主役の定番品を追いぬく位のウマさ、
コレが今でも忘れられない。
肉団子の甘酢あんかけは主役としての登場。
ミートボールは脇役としての登場。
食卓ではそれぞれ別の位置づけだったのだ。
糖質制限(ダイエット)中の身で考えると。
肉団子は許されるギリギリのライン、
ミートボールはまだまだ余裕のライン。
と言ったところだろうか。
今やミートボールは「主役」級に格上げした。
さて、「ミートボール」の栄養成分だが、
冷凍食品モノしかなく、以下の通り。
冷凍ミートボール(5個 60g)
エネルギー :146kcal
糖質 :7.5g
たんぱく質 :7.0g
脂質 :9.8g
塩分 :0.8g
参考「食品別糖質量ハンドブック」
(江部康二監修 洋泉社)
ただ、一つ問題がある。
上記だと「タレ」部分の成分が入らない。
そのため、
コンビニ大手3社のミートボールでみると、
以下の通りの内容量・カロリー・糖質量にて
ミートボールを提供している。
・内容量 :110g(共通)
・炭水化物(●):10.1g~23.1g
・たんぱく質 : 8.1g~ 8.8g
・脂質 : 7.6g~10.3g
・エネルギー :170kcal~193kcal
●ローソン社がデータを公表していないため。
特筆すべきは、同じミートボールでありながら、
3社間で炭水化物(糖質)量に2.3倍の差。
今回この差は見過ごせない。
詳細は、後で個別に見てみたい。
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大手3社ともに、共同開発会社として
大手ハム・ソーセージメーカーと組んでいる。
コンビニ業界大手3社と、
ハム・ソーセージ業界大手3社とが
それぞれ個々に手を組んだ形となっている。
各社とも熾烈な競争をしながら、
いずれにせよ、100円前後の低価格で
カロリー・糖質量もほどほどで、
なおかつ味も高いレベルで提供している。
ミートボールと軽くみてはいけない。
なかなかのすぐれモノであることが確かだ。
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では、コンビニ大手3社の 「ミートボール」
を比較してみたい。
恒例の「まっちゃん勝手ランキング」も、
最後にお届けする。
(以下「セブン」と略)、
②ローソン、
(以下「ファミマ」と略)
上記の順にみてゆきたい。
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1.セブンイレブン
北海道産の鶏肉使用
ミートボール
①共同開発:日本ハム㈱(※4)
②内容量:110g
③個数 :10個(1個当たり11g)
④特徴: 7&i プレミアム
⑤調理時間:0分50秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1食あたり(110g)
・エネルギー:180Kcal
・たんぱく質: 8.4g
・脂質: 10.2g
・炭水化物: 14.1g
(100g: 12.8g)
糖質: 13.2g
食物繊維: 0.9g
・食塩相当量: 1.6g
⑦値段:105円(税込)☆
☆ 95円(100g換算)
評価
①ミートボール :4
②味覚(タレ) :4
③健康 :4
④調理時間 :4
⑤価格 :3
⑥独自性 :3
⑦その他(調整):なし
⑧総合点 :22/30
コメント:
健康・風味両方を追求した。
ミートボール自体の風味と、
歯ごたえは昔ならではのもの。
タレも甘すぎず辛すぎず、
ほどよい上に、
ミートボールとの相性良し。
調理時間は最も短く1分切り。
価格は唯一100円超えだが、
味を考えても問題ないレベル。
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2.ローソン
国産鶏肉・国産たまねぎ使用
フックラ食感の
ミートボール
①共同開発:㈱伊藤ハム(※5)
②内容量:110g
③個数 :10個(1個当たり11g)
④特徴: 保存料・合成着色料不使用
⑤調理時間:1分20秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1食あたり(110g)
・エネルギー:193Kcal
・たんぱく質: 8.1g
・脂質: 7.6g
・炭水化物: 23.1g
(100g: 21.0g)
糖質: -g(記載なし)
食物繊維: -g(同上)
・食塩相当量: 1.9g
⑦値段: 98円(税込)☆
☆ 89円(100g換算)
評価
①ミートボール :4
②味覚(タレ) :4
③健康 :3
④調理時間 :3
⑤価格 :4
⑥独自性 :3
⑦その他(調整):なし
⑧総合点 :21/30
コメント:
ローソンには珍しく、
どちらかと言えば、
風味を追求した。
ミートボール自体の風味は、
やはり当時の味に近く、
懐かしい。
ミートボールとの相性は、
悪くないものの、
タレは少し甘め。
糖質量が唯一20g超えは、
少し改善余地アリ。
ローソンならでは
保存料・合成着色料無し
は評価できる。
逆に、唯一成分表示に、
糖質・食物繊維量記載なしは、
残念。
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3.ファミリーマート
お母さん食堂 ファミマ商店街
国産鶏肉の
ミートボール
トマト風味のソースを絡めた
国産鶏肉使用のミートボールです。
①共同開発:プリマハム(株)(※6)
②内容量:110g
③個数 :10個(1個当たり11g)
④特徴: おかあさん食堂シリーズ
⑤調理時間:1分20秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1袋あたり(110g)
・エネルギー:170Kcal
・たんぱく質: 8.8g
・脂質: 10.3g
・炭水化物: 10.9g
(100g: 9.9g)
糖質: 10.1g
食物繊維: 0.8g
・食塩相当量: 1.4g
⑦値段: 98円(税込)★
★ 95円(100g換算)
評価
①ミートボール :2
②味覚(タレ) :3
③健康 :5
④調理時間 :3
⑤価格 :4
⑥独自性 :3
⑦その他(調整):なし
⑧総合点 :20/30
コメント:
ファミマには珍しく、
どちらかと言えば、
健康面を志向した。
糖質量は3社中一番低く、
10.1gとタントツの低さ。
そのせいだろうか、
タレは甘辛さというよりも、
さっぱりしているが、
少し酸味を感じる。
ミートボール自体は、
四角張っていて主張が強く,
独特のクセのある風味が残る。
タレがミートボールを圧倒し、
ミートボールとタレの相性が、
いまひとつ。
ファミマには珍しく、
健康面の追求に、
少し無理があったのだろうか。
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最後に、整理しておきたい。
「ミートボール」対決
「まっちゃん勝手ランキング」
結果は、以下の通り。
1位:セブン 22点
(評価ポイント)
①健康・風味両面のバランス
(セブンらしさ拡大)
②ミートボールとタレとの
バランス良さ
(同上)
2位:ローソン 21点
(評価ポイント)
①高糖質でやや風味重視
(らしくなさ)
②ミートボールとタレとの
相性悪くない
(らしくなさ)
3位:ファミマ 20点
(評価ポイント)
①低糖質の健康志向
(らしくない)
②薄めでさっぱりしたタレ
(同上)
是非とも参考にしてほしい。
実は肉団子もミートボールも、
多くの方にとっては、
同じだろう
しかし、
私個人のランキングも両者で
大きく変わる。
ということは皆さんが、
3社食べ比べをしても、
ミートボールと肉団子とで
きっと評価が割れる
それくらい両社は
「似て非なるもの」なのだ。
今日の結論:
ミートボールと肉団子は別物。
終わり
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(注釈)
※1 中食とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/中食
※2 肉団子とは?
https://kotobank.jp/word/肉団子-591322
※3 ミートボールとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミートボール
※4 日本ハム株式会社について
※5 伊藤ハム株式会社について
※6 プリマハム株式会社-について
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