イイネ!食「健康効果の高い焼き鳥」Chapter 5-⑳

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今回、第5章20編のテーマは、

「イイネ!食『健康効果の高い焼き鳥(※1)』」

である。

 

今回は以下の2部構成でお届けする。

前半では鶏肉を含め肉全般を健康面から検証する。

 

後半では大手コンビ二の冷凍焼き鳥の比較を行う。

 

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1.「赤い肉」と加工肉は健康には悪いが・・。

 

ここでいう「赤い肉」というのは、

牛肉、豚肉、羊肉、馬肉、ならびにソーセージ、

ハムの加工肉を含めたものを指す。

 

ちなみに鶏肉は含まれない。

 

UCLA助教授兼医師、

津川友介先生(※2)によると、

「『赤い肉』は健康に悪い」と断言される。

 「津川友介」の画像検索結果

「加工肉(ハム・ソーセージ)の場合、

1日当たりの摂取量が50g増えるごとに、

大腸がんのリスクは18%増加する」。

 

一方で赤い肉の場合「1日100g摂取するごとに、

大腸がんのリスクが17%増加する」という。

 

そのほかにも「加工肉の摂取量が多くなるほど、

全死亡率、脳卒中心筋梗塞など動脈硬化による

死亡率、がんによる死亡率がいずれも上昇する」

ことが明らかだとされる。

 

そんななかで加工肉や赤い肉の量を減らして、

代わりに魚や鶏肉を摂取することをおすすめ」

されている点には注目したい。

 

「赤い肉」は量に気を付けて摂るほうがよい。

 

できるならば、

鶏肉のものをチョイスした方がよいようだ。

焼き肉より焼き鳥のほうが健康的である。

 

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2.肉はできるだけ「鶏肉」を食べる。

 

AGE牧田クリニック院長兼医学博士、

 牧田善二先生(※3)も、

肉類の摂取と大腸ガンのリスクを説かれている。

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今、日本では大腸がんの発症が激増している。

部位別のがん死亡率でみると、

男性が3位、何と女性はトップとなっている。

決して看過することができないリスクである。

 

国立がん研究センター(※4)の論文によれば、

「牛肉と加工肉が大腸がんの発症に大きく

かかわっている」ということである。

 

「特に女性は顕著で」あり、

最もよく食べるグループは、

そうでないグループと比較して、

「大腸がんのリスクは1.62倍」。

明らかに高くなるという。

 

詳細は下記の通りである。

 https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2869.html

 

一方で鶏肉についてみてみると、

「男女ともにほとんど大腸がんの発症率は、

変わ」らないというのだ。

 

牧田先生も「鶏肉は制限なしに食べてよさそう」

とおススメされる。

 

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3.「老けない肉」1位と4位、実は「鶏肉」。

 

東京医科歯科大学教授、

大和田潔先生(※5)よると以下の通り。

 

「『老けない肉』は何かというと、

「同じ100gで比較したと時に、

タンパク質の割合が高い肉だ」といわれる。

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なお「老けない肉」ベスト5

とは以下の通り。

(100gあたりのタンパク質量)

 

1位:鶏むね皮なし

   24.4g

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同位:鶏ささみ

   24.4g

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2位:豚ヒレ赤肉  

   22.2g

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3位:豚もも皮下脂肪なし

   21.5g

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4位:鶏むね皮つき

   21.3g

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5位:輸入牛ヒレ赤肉

   20.5g

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なかでも「老けない肉」1位である鶏肉は、

どの部位を選んでもよいという。

特にむね肉は高タンパクで低糖質の代表格。

 

鶏肉は「抗酸化物質が多く含まれ、

体内の酸化を防ぎ老いを遠ざける」という。

 

管理栄養士の堀知佐子先生(※6)によると、

「第4位鶏むね肉皮つきには、

若返りに必須のコラーゲン(※7)がたっぷり

含まれている」のでおススメとされる。

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まさに鶏肉にはアンチエイジング効果も高い。

        

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4.コンビニ大手3社の「焼き鳥」を比較する。

 

さて、鶏肉は健康効果が高いことは分かった。

その鶏肉の一般的な料理はいくつかある。

代表的な料理として「焼き鳥」を取り上げる。

 

最後にコンビニ大手3社の 販売する「焼き鳥」。

コチラの比較に移りたい。

 

コンビニの焼き鳥というと、

ホットコーナーの焼き鳥を想像されるだろう。

単なる食べ比べであればそれが妥当である。

 

ただ健康ブログの性質上、

栄養成分や鶏の原産国等のデータが不明だと、

どうしても片手落ちとなる。

 

そのため今回はコンビ二の冷凍食品として、

「焼き鳥」を取り扱いたい。

 

今後食品廃棄ロス削減のためにも、

中食(※8)で注目される冷凍食品である。

 

今回も最後に「まっちゃん勝手ランキング」を、

発表したい。

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今回は、 

セブンイレブン(以降「セブン」と略)、

ローソン、

の順番に見てゆきたい。

 

残念ながら、

ファミリーマート(以下「ファミマ」と略〉は、

現段階で冷凍の焼き鳥を取り扱っていない。

そのため2社3商品の比較としたい。

 

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1.セブンイレブン

 

 セブンは冷凍食品の焼き鳥を2種取り扱っている

 今回2種類ともに取り上げる。

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①香ばしい

  焼鳥炭火焼

   おかずやお酒のおつまみに。 

 

   ①共同開発:CPF JAPAN(株)(※9)

  

 ②内容量 :140g

 

   ③原産国 :タイ

 

 ④特徴  :セブン&iプレミアム

 

 ⑤調理時間:3分00秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑥成分表示:1食あたり(140g)

  ・エネルギー:233kcal

  ・たんぱく質: 29.4g

  ・脂質:     9.4g

  ・炭水化物:   7.8g

   糖質:     7.1g

   食物繊維:   0.7g

  ・食塩相当量:  2.1g

 

 ⑥値段: 218円(税込) 

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評価

 ①本体     :4

 ②タレ     :4

 ③味覚     :4

 ④健康     :3

 ⑤価格     :4

 ⑥独自性    :3

 ⑦その他(調整):±0    

 ⑧総合点    :22/30

 

コメント:

 

セブンらしく風味重視の商品。

鶏肉の焼き加減が絶妙であり、

パリパリ感の歯ごたえあり。

 

タレは甘辛さ加減が適切。

鶏肉とタレとの相性もよい

 

全体にコスパが高い。

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②レンジで焼き鳥
 盛り合わせ
 炭火で焼いたもも、つくね、かわ。

 

 ①共同開発:味の素冷凍食品(株)(※10)
  
 ②内容量 :105g

 ③原産国 :タイ

 ④特徴  :セブン&iプレミアム

 ⑤調理時間:2分50秒
  (電子レンジ500W)

 ⑥成分表示:1食あたり(140g)

  ・エネルギー: 207kcal

  ・たんぱく質:  19.6g

  ・脂質:     12.8g

  ・炭水化物:    3.41g

   糖質:      3.23g

   食物繊維:    0.18g

  ・食塩相当量:   1.61g
 
 ⑥値段: 238円(税込) 

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評価
 ①本体     :3

 ②タレ     :4

 ③味覚     :3

 ④健康     :4

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :4

 ⑦その他(調整):±0    

 ⑧総合点    :21/30 


コメント:

セブンらしく風味を重視しつつ

健康面に配慮した3本セット。

串を刺した本格的な焼き鳥。

 

もも・つくね・皮で微妙にタレ

配分を変えている。

 

今後の展開が楽しみな一品。 

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3.ローソン

 

レンジで簡単!

炭火の風味豊かな

炭火焼鳥 

 

 ①共同開発:フードリンク(株)(※11)

  

 ②内容量 :140g

 

   ③原産国 :中華人民共和国

 

 ④特徴  :ローソンセレクト

 

 ⑤調理時間:2分40秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑥成分表示:1食あたり(140g)

  ・エネルギー:216kcal

  ・たんぱく質: 26.2g

  ・脂質:    10.5g

  ・炭水化物:   4.1g

   糖質:       -g(記載なし)

   食物繊維:     -g(同上)

  ・食塩相当量:  2.4g

 

 ⑥値段: 258円(税込) 

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評価

 ①本体     :3

 ②タレ     :3

 ③味覚     :3

 ④健康     :4

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :3

 ⑦その他(調整):±0    

 ⑧総合点    :19/30

  

コメント:

ローソンらしく健康重視商品。

炭火焼を思わせる灰色で、

コリコリとしたした歯ごたえ。

 

タレはほんのりした甘みが特徴。

全体にあっさりとした味付け。

 

糖質量はセブンの60%に抑えた。

 

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3.ファミリーマート

 

店内テイクアウトの焼鳥のみで、

冷凍の焼き鳥の取り扱いなし。

  

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 コメント:

食品の廃棄ロス削減のために

ぜひファミマも冷凍焼き鳥を

取り扱いを検討いただきたい。

 

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最後に整理しておこう。

 

コンビニ冷凍焼き鳥食べ比べ、

「まっちゃん勝手ランキング」

の結果は以下の通り。

  
1位:セブン    22点

  香ばしい 焼鳥炭火焼

   ①焼け具合の良いパリパリ食感

   ②鶏肉と甘辛いタレのバランス

           
2位:セブン    21点

   レンジで焼き鳥盛り合わせ

    ①串付きで本格的な焼き鳥堪能

    ②3種の肉ごとにタレ配合調整

 

3位:ローソン   19点

   炭火の風味豊かな炭火焼鳥 

   ①コリコリした食感にしっとりとしたうま味

   ②さっぱりとしたタレの風味

 

  ひとつの参考にしてほしい。

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「焼き鳥」。

 

居酒屋メニューの定番だったが、

コンビニではホットコーナーで

中食の定番になっている。

 

そんな中で、

日持ちのする冷凍の焼き鳥は、

好きな時に3分でアツアツの

焼き鳥へ変身する手軽さ。

 

冷凍も捨てがたい。

 

今や焼き鳥は今や、

居酒屋定番メニューから、

健康家庭料理になりつつある。

 

(今日のひとこと)

ファミマも冷凍焼き鳥へと

参入いただきたい。

 

コレにより競争が活発化し、

ホットコーナーを超える、

冷凍焼き鳥の登場を期待したい。

  

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(注釈)

※1 焼き鳥とは? 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E3%81%8D%E9%B3%A5

 

※2 津川友介先生について

https://hgpi.org/about/member/tsugawa.html

 

※3 牧田善二先生について

http://www.ageclinic.com/doctor/

 

※4 国立がん研究センターについて

https://www.ncc.go.jp/jp/

 

※5 大和田潔先生について

http://ekic.jp/doctor/

 

※6 堀知佐子先生について

https://www.kyounoryouri.jp/teacher/detail/321

 

※7 コラーゲンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/コラーゲン

 

※8 血糖値とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4

 

 ※9 中食とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/中食

 

※10 CPF JAPAN(株)について

http://www.su-cpi.co.jp/company/

 

※11 味の素冷凍食品(株)について

https://www.ffa.ajinomoto.com/

 

※12 フードリンク(株)について

http://www.foodlink.co.jp/

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(参考図書)

・牧田善二著
「医者が教える食事術実践バイブル2」
ダイヤモンド社

 

・笹井恵理子監修

週刊文春 老けない最強食」

 

・津川友介著
「世界一シンプルで科学的に証明された
 究極の食事」(東洋経済新聞社)

 

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