コンビニ中食「セブン-イレブン編⑥『金のビーフシチュ―』Chapter8-⑰


 

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今回、第8章17編のテーマは、

コンビニ中食「セブン‐イレブン

(以下「セブン」と略)編⑤

『金のビーフシチュー』」である。

 

コンビニ大手3社ともに、

上の写真にもある通り、

金ラベルのビーフシチュー(※1)を販売する。

 

まさにビーフシチューは、

コンビニ中食の王様格だと言ってよい。

 

今回は中でも3社の中でもイチ押し、

セブンイレブン「金のビーフシチュー」

を取り上げる。

 

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セブンイレブン

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SEVEN&i プレミアムゴールド

3日仕込みのデミグラスソース

金のビーフシチュー

 

 ①共同開発:アリアケジャパン㈱(※2)

  

 ②内容量:230g

 

 ③特徴:セブン&iプレミアム 

     肉:アンガス種牛肉(※3)

 

 ④調理時間:2分40秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑤成分表示:1食あたり(230g)

  ・エネルギー:333kcal

  ・たんぱく質: 15.4g

  ・脂質:    20.5g

  ・炭水化物:  22.8g

   糖質:    20.7g

   食物繊維:   2.1g

  ・食塩相当量:  2.5g

 

 ⑥値段:388円(税込)☆ 

     ☆169円(100gあたり) 

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評価

 ①肉      :4

 ②味覚(タレ) :5

 ③野菜(イモ) :4

 ④健康     :4

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :4

 ⑦総合点    :24/30

 

コメント:

風味と健康両方を志向した。

肉・じゃがいもとソースと

相性は絶妙である。

 

ソースは甘すぎず辛すぎず、

単体でも芳醇な風味。

スープとして十分に味わえる。

 

アメリカ産アンガス種牛肉は、

和牛を思わせる柔らかさと、

味わえる。

 

他の2社がターゲットにして

黄金のビーフシチューを

開発するも、

価格は税込みで高く設定。

 

セブンの強気さの現れだ。 

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それではまずは

ビーフシチュー」の栄養成分はどれ位なのか?

 整理しておきたい。

 

ビーフシチュー(家庭料理)

 (肉80g じゃがいも60g)

 ・糖質量:  21.5g

 ・たんぱく質:18.1g

 ・塩分:    2.9g

 ・カロリー: 277kcal

 

 因みにセブンを含めて、

コンビニ大手3社の金ラベルのビーフシチュー

の平均データは以下の通り。

 

ビーフシチュー (   )は家庭料理との比較

 コンビニ3社平均(100g換算)

 ・糖質量(2社平均★)

     :  22.2g(+0.7)

   ★ローソンが糖質量を記載していないため。

 ・たんぱく質:14.5g(▲3.6)

 ・塩分:    2.7g(▲0.2)

 ・カロリー: 348kcal( +71)

 

家庭料理のビーフシチューに比べて、

コンビニのビーフシチューは、

糖分とカロリーとが高めである。

 

カロリーはともかくとして、

糖質量が多いのは少し難点である。

 

逆にたんぱく質と塩分については控え目。

 

個人的に、

ビーフシチューは単体で主食扱いがよい。

ごはんやパンとは一緒に取らない。

麺類も一緒にとると糖分オーバーになる。

 

食事を残すのはもったいないが、

シチューのソースは残すのもありか。

 

通常はフランスパンでふき取って食べ、

皿もキレイにする。

 

ただ糖質制限やダイエットをされる方は、

避けた方が良いかもしれない

 

※参考:栄養成分は以下2冊のデータを参考。

・「糖質量事典」

 (田中明監修 成美堂出版)

 

・「糖質量ハンドブック」

 (山岸昌一監修 西東社

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具材について健康面から見てみたい。

 

まず牛肉から始める。

ビーフシチューのメイン食材である、

牛肉の健康面は以下の通り。

 

牛肉の糖質量は、

国産肩ロースの場合で、

100gあたりでわずか0.2g。

 

ほとんど糖質は含まれていない、

と言ってよい。

 

逆に、脂質は100gあたり26.4gと高い。

牛肉で動物性脂肪を取り過ぎてしまうと、

太るのでは考えてしまいがちである。

 

AGE牧田クリニック院長の

牧田善二先生(※4)によると、

以下の通りである。

 

「(牛肉で動物性脂肪を取り過ぎることは)

あまり気にしなくても大丈夫。

糖質が低いため血糖値(※5)が上がらず、

インスリン(※6)がほとんど分泌されないのです。

 

すると取り込んだ脂肪分が、

エネルギーとして分解されやすくなります。」

 

つまり、食べたことで取り込んだカロリーが、

体に蓄積されずに代謝されることになるという。

 

牧田先生は、牛肉、特にステーキを指して、

「カロリーは高いのに食べても太らない食品」、

と断言されている。

 

糖質制限をされている方からすれば、

大変心強いことばである。

 

ただ、牧田先生は注意も忘れない。

 

「ステーキを食べるときに、

注意しなくてはいけないのが、

付け合せとソース」

というのだ。

 

まずは付け合わせ。

 

「ポテトやにんじんなど、

糖質の多い付け合わせを食べてしまうと、

摂取する糖質量が増えてしまいます。

 

アスパラやブロッコリー、きのこ類など、

低糖質のものを選ぶように意識しましょう。」

 

次にソースとタレ。

 

「調味料の糖質に注意して選ぶのがコツ。

ソースやケチャップも使うとそれだけ

糖質が多くなります。」

 

まとめておきたい。

 

牛肉ステーキと、

付け合わせ/ソース・タレとの、

 

①NGの組み合わせ、

②OKの組み合わせ

 

をそれぞれまとめると以下の通りとなる。

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1.付け合わせ

 

 ①NGな付け合わせ

・マッシュポテト(50g)

 糖質:38.1g

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・バターコーン(30g)

 糖質: 5.0g   

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・にんじんのグラッセ(40g)

 糖質: 4.1g

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②OKな付け合わせ

・生野菜(80g) 
 糖質:3.1g

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・ゆで野菜(80g)

 糖質:1.6g

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・目玉焼き    

 糖質:0.2g

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 2.ソース・タレ

 

 ①NGなソース・タレ

・バーベキューソース   

 糖質:10.4g

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・照り焼きソース

 糖質:8.5g

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・オニオン黒酢ソース

 糖質:5.3g   

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 ②OKなソース・タレ

・ガーリックしょうゆソース

 糖質量: 1.8g

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・わさびしょうゆ

 糖質量: 1.2g   

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・ガーリックバター

 糖質量: 0.8g

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いよいよ本題のビーフシチューについてだ。

 

付け合わせ(厳密に言えば定番)の野菜と、

ソースに関する糖質量を確認したい。

 

・ジャガイモ(60g)

 糖質量:8.8g

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・デミグラスソース:

 糖質量:2.7g 

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結論としては、

ビーフシチュー定番のジャガイモは、

牛肉とNGの組み合わせ

 

デミグラスソースはOKとNGの中間で、

できるのであれば避けたい、

牛肉との組み合わせ

 

ということになるだろうか。

 

よって、

今回のビーフシチューは、

健康面で「健康食材」とまでは言い切れない。

 

ただ、主役野菜とソースの味付けなど、

工夫次第で十分に健康に近づけられる。

 

準健康食材」と言えようか。

 

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「金ラベルのビーフシチュー」。

 

各社とも黄金ラベルからし

中食としての力の入れようは、

半端ない。

 

ただ外食で供されるような、

高級ビーフシチューに比べて、

正直肉も野菜も、

ワンランク落ちる。

 

ただソースの味などは相当に

レベルアップしている。

 

それだけに、

今後じゃがいも以外の野菜を

まるごと含んだ健康的な、

「超黄金のビーフシチュー」。

 

ぜひともコレを開発してほしい。

まだまだ改良の余地はある。

 

 

 【今日のひとこと】

「黄金」の上には上がある。

ビーフシチュー」にも、

上には上がある。

 

そういう姿勢で、

大手3社には開発してほしい。

 

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(注釈)

※1 ビーフシチューとは?

http://ushigen.com/docs/shopping/html/dailydishes/stew/stew.html

 

※2 アリアケジャパン㈱について

http://www.ariakejapan.com/

 

※3 アンガス(種)牛肉について

https://the360.life/U1301.doit?id=2978

 

※4 牧田善二先生について

http://www.ageclinic.com/doctor/

 

※5 血糖値とは? 

https://www.diabetes.co.jp/dac/diabetes/hyperglycemia

 

※6 インスリンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3

 


 

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