コンビニ中食「ファミリーマート編②『豚ロース生姜焼き』」Chapter 8-⑦
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今回、第8章6編のテーマは、
「コンビニ中食『ファミリーマート編②
豚ロース生姜焼き』」である。
いわゆる外食と内食の間に位置する中食(※1)。
市場規模は日本では10兆円超(※2)になる。
コンビニはそのうち30%超を占めていてアツい。
コンビニ大手3社ともコノ市場を更に伸ばすため、
アノ手コノ手で相当に注力している。
・セブンイレブン(以下「セブンと略)は、
「セブン&iプレミアム」。
・ローソンは「ローソンセレクト」。
・ファミリーマート(以下「ファミマ」と略)
は「お母さん食堂」(ファミマ商店街)。
ファミマとローソンはパッケージデザインから、
商品ラインナップまで「ガチンコバトル」の様相。
若干ラインナップ数ではファミマに分があるか。
セブンは王者らしく、2社とは少し距離を取って
戦況を見ながら独自に闘いを展開している感じ。
ただ、大手3社間のバトルであると同時に、
外食チェーンやテイクアウト市場を巻き込んだ
激しいバトルへと発展している。
中食のなかにあって、
日本で大変人気のある「豚ロース生姜焼き」。
まさに外食でも定食でも定番であり、
持ち帰り弁当のラインナップの定番でもある。
今回はファミマの「豚ロース生姜焼き」、
コチラを取り上げる。
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お母さん食堂 ファミマ商店街
豚ロースの生姜焼き
濃縮りんご果汁を使用し、
フルーティーな甘さを出しました。
①共同開発:関越物産(株)(※3)
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製造:(株)デリフレッシュフーズ(※4)
②内容量:90g
③特徴: おかあさん食堂シリーズ
④調理時間:1分00秒
(電子レンジ500W)
⑤成分表示:1袋あたり(90g)
・エネルギー:155Kcal
・たんぱく質:13.9g
・脂質: 7.9g
・炭水化物: 7.3g
糖質: 6.8g
食物繊維: 0.5g
・食塩相当量: 1.7g
⑥値段:268円(税込)★
★298円(100g換算)
評価
①肉ボリューム :3
②味覚(タレ) :4
③健康 :5
④調理時間 :4
⑤価格 :2
⑥独自性 :3
⑦総合点 :20/30
コメント:
売りは、濃縮りんご果汁を
使用した「タレ」。
「フルーティーな甘み」で、
ファミマには珍しく、
さっぱりした味付け。
最初口にしたときに先入観で、
ローソンのモノを食べたか、
一瞬錯覚したくらいだった。
それもそのはず、
共同開発の関越物産(株)は、
しらたき・こんにゃくを扱う
エキスパート。
低カロリー・ダイエット商品
を多数取り扱っているのだ。
ローソンの得意な健康分野へ、
お母さん食堂シリーズで
殴り込む。
そういう宣戦布告とも取れる、
戦略的商品。
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「豚の生姜焼き」の糖質量を含む成分はどれ位か?
整理しておきたい。
しょうが焼き定食
ごはん200g、肉90g想定
・糖質量: 82.6g
・たんぱく質:25.2g
・塩分: 3.5g
・カロリー: 680kcal
②持ち帰り(テイクアウト)弁当
ごはん160g想定
・糖質量 :68.9g
・たんぱく質:17.4g
・脂質: 39.7g
・塩分: 2.8g
・カロリー: 739kcal
定食(ごはん付き)の糖質量は高く見えるので、
生姜焼き単品で見てみると以下の通りとなる。
ガスト「豚のしょうが焼き(単品)」
・糖質量: 11.6g
・たんぱく質:17.7g
・塩分: 2.1g
・カロリー: 343kcal
ごはんの糖質量がいかに高いかわかる。
生姜焼き単体だと、さほど糖質量は高くない。
因みに豚肉を以下の3つの調理法にした場合、
糖質量の比較もしておく。
結論から言えば、生姜焼きやソテーに代表される
「焼く」料理は比較的糖質量は少ない。
できる限り、豚肉使用の料理で比較してみた。
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1.煮る
①豚の角煮(豚ばら肉100g)
糖質: 9.6g
エネルギー:446kcal
塩分: 2.7g
②豚キャベツのトマト煮(豚薄切り肉120g)
糖質: 11.8g
エネルギー:226cal
塩分: 1.4g
③煮込みハンバーグ(合いびき肉100g)
糖質: 18.0g
エネルギー:409kcal
塩分: 2.6g
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2.揚げる
①ロースカツ(豚ロース肉100g)
糖質: 8.5g
エネルギー:454kcal
塩分: 0.8g
糖質: 9.2g
エネルギー:324cal
塩分: 0.8g
③メンチカツ(合いびき肉125g)
糖質: 15.5g
エネルギー:525kcal
塩分: 1.0g
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3.焼く・炒める
①ポークソテー(豚ロース肉150g)
糖質: 2.2g
エネルギー:452kcal
塩分: 1.4g
②豚肉のしょうが焼き」
(豚ロース肉100g)
糖質: 4.7g
エネルギー:310cal
塩分: 1.4g
③豚キムチ炒め(豚バラ肉75g)
糖質: 5.6g
エネルギー:381kcal
塩分: 2.0g
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※参考:以下の2冊のデータを参照。
・「パッと探せる糖質量ハンドブック」
(山岸昌一監修 西東社)
・「新糖質量ハンドブック」
(大柳珠美監修 主婦の友社)
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コンビニでおかずを選ぶ際には、
ぜひ共同開発企業はどこか?
チェックしみてると良い。
何を重視しているか、
何を最大の売りにしているか、
本質が見えてくるぞ。
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(注釈)
※1 中食とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%A3%9F
※2 中食市場規模は?
https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2019/06/2019-0606-1454-14.html
※3 関越物産(株)
※4 (株)デリフレッシュフーズ
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