コンビニ中食「ローソン編⑥『黒酢たれ肉団子』Chapter8-⑱
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今回、第8章18編のテーマは、
コンビニ中食「ローソン編⑥
『黒酢たれ肉団子』」である。
どちらかといえば、
不健康イメージの強いコンビニ。
ただ、家庭の簡単調理よりも、
カロリーはかなり低くして、
なおかつ味も高いレベルで提供している。
それがコノ肉団子である。
コンビニ大手3社は、
それぞれ共同開発会社とタッグを組んで
特徴的な肉だんごの甘酢かけ(※1)を
提供している。
大手3社の商品に関して、
内容量・カロリー・糖質量は以下の通り。
・内容量: 160g~170g
・カロリー: 310kcal~350kcal
・炭水化物(●): 20.6g~30.1g
●2社が糖質量公表していないため。
インターネット簡単調理法(※2)をみると、
以下の通りの記載となっている。
結論としてカロリーは、1人前あたり422kcal。
1個あたり約20グラムミートボール5個分の
甘酢あんかけ肉団子のカロリー。
材料に豚ひき肉を使う肉団子を油で揚げて、
甘酸っぱくてとろみのついた餡をかける。
簡単レシピの肉団子の甘酢あんは、
カロリーが高いことが判明した。
それでは今回はコンビニ大手3社の中でも、
イチ押しのローソンの「黒酢たれ肉団子」を
取り上げる。
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ローソン
香り豊かな黒酢たれの旨味
黒酢たれ肉団子
①共同開発:㈱米久(※3)
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②内容量:160g
③個数 :4個(1個当たり40g)
④特徴: 保存料・合成着色料不使用
黒酢は製品中0.7%含む
⑤調理時間:1分40秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1食あたり(160g)
・エネルギー:341Kcal
・たんぱく質: 12.8g
・脂質: 23.0g
・炭水化物: 20.6g
(100g: 12.9g)
糖質: -g(記載なし)
食物繊維: -g(同上)
・食塩相当量: 2.3g
⑦値段:210円(税込)☆
☆131円(100g換算)
評価
①肉団子 :4
②味覚(タレ) :3
③健康 :5
④調理時間 :4
⑤価格 :2
⑥独自性 :4
⑦総合点 :22/30
コメント:
最大の特徴が、
4個入りで大粒の肉団子。
他2社の5個入りを1個減らし
大粒にした。
甘酢についても、
あっさりとした深みのある風味。
何といっても、
炭水化物量の少なさ。
他2社に比べて糖質量は、
8~10g少ない。
ローソンの健康面のこだわりが、
感じられる。
保存料・着色料不使用も、
アピール。
簡単調理法でご紹介の通り、
肉団子の甘酢あんかけは、
高カロリー・高糖質になりがち。
「米久の肉だんごシリーズ」。
開発協力会社米久の研究開発力で
達成させた一品。
もっとパッケージでアピール
してもよいのではと思う。
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さて、みなさんは「お袋の味」と言って
何の料理を頭に浮かべられるだろうか?
特に、若い平成世代のアナタは、
カレーライス、ハンバーグ、コロッケなど、
洋食を挙げられるだろうか。
また、昭和世代のアナタは、
肉じゃが、カボチャの煮つけ、切り干し大根など
和食のおかずを挙げられるだろう。
ホッと言わされる家庭料理、おふくろの味には、
かなりの糖質量が含まれるというと、
驚かれるだろうか?
江部康二医師(※4)によると、以下の通り。
「和食=ヘルシーというイメージが浸透している。
しかし糖質オフの観点から言えば全くの間違い」
実際に、上記の和食のおふくろの味については、
一皿の糖質量は以下の通りである。
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①肉じゃが(牛ロース薄切り肉40g)☆
糖質 :29.9g
エネルギー:275Kcal
②かぼちゃの煮つけ(かぼちゃ80g)☆
糖質 :20.1g
エネルギー:120Kcal
③切り干し大根の煮物(切り干し大根15g)☆
糖質 :17.7g
エネルギー:134kcal
ちなみに、洋食のおふくろの味についても、
同様に挙げておきたい。
①カレーライス(ごはん230g、肉60g)☆
糖質 :108g
エネルギー :783kcal
②ハンバーグ デミグラスソース ☆
(あいびき肉100g)
糖質 :18.6g
エネルギー :421kcal
③コロッケ カニクリーム(蟹缶60g)☆
糖質 :27.4g
エネルギー :440kcal
☆参考:
・「新糖質量ハンドブック」
(大柳珠美監修 主婦の友社)
・「糖質量ハンドブック
(山岸昌一案集 西東社)
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和食に使われる根菜やイモ類は糖質が多く、
さらに味付けには砂糖が多く使われる。
また、洋食もかなり注意が必要となる。
特にカレーライスは、ごはん、カレールウ、
じゃがいもや玉ねぎの具材と一つの料理に
複数の糖質が含まれているために、
過剰摂取になりやすい。
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そんな中でおふくろの味の一つとして、
個人的にリストアップしたおかずこそ、
黒酢たれ肉団子だったのだ。
ダイエットや糖質制限中の方にとっても
ギリギリのラインのおかずこそ、
「肉だんご(団子)」なのだ。
肉団子(合いびき肉125g)☆上記参照
糖質 :10.5g
エネルギー :402kcal
いや肉団子だけでは、少し味気ない。
「甘酢たれ」をかけた、
肉団子(だんご)の甘酢あんかけである。
もちろん本格的にダイエットや糖質制限を
される方は主食をカットして、
おかず単体として採ることもできる。
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肉団子の甘酢たれに関連して、
個人的に「肉だんご」と言えば「丸大食品」。
参考までに、
コノ商品を特別に取り上げたい。
丸大食品(スーパー等で販売)
肉だんご甘酢あん
あんにこだわったまろやか仕上げ
①共同開発:丸大食品(株)(※5)
②内容量:90g(1袋)
③個数 :5個(1個当たり18g)
⑤調理時間:1分00秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1袋あたり(90g)
・エネルギー:143Kcal
・たんぱく質: 8.0g
・脂質: 6.4g
・炭水化物: 13.4g
(100g: 14.9g)
糖質: -g
食物繊維: -g
・食塩相当量: 1.7g
⑦値段:289円(税込)★3袋セット販売。
★107円(100g換算)
評価
①肉団子 :4
②味覚(タレ) :4
③健康 :5
④調理時間 :4
⑤価格 :4
⑥独自性 :4
⑦総合点 :25 /30
コメント:
何と言っても、
売りが黒酢入りの本格タレ。
まさに甘過ぎず辛過ぎず、
絶妙の味付け。
おふくろの味で
肉だんご甘酢タレを上げたのも、
特に丸大食品のタレを、
母親が絶妙なバランスで
利用していて、
舌が慣らされていた。
肉だんごそのものは、
コンビニ3社に比べると
はるかに小ぶりである。
しかしながら、
甘酢タレをつけると
全く大きさは気にならない。
当時、
肉団子は主役ではなかった。
ほかにハンバーグなど、
メイン食材の隣に、
添えられていた。
するとこの大きさが、
ちょうどよい。
100gあたり炭水化物量で
比較してみても、
ローソン商品を下回る。
コレだけの糖質量で、
絶妙な味付けができる。
コンビニ3社ともに、
まだ改良の余地あり、
そう考えさせられる。
まさにベストセラー商品。
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基本的におふくろの味は、
糖質とカロリーが高い。
そんな中でコンビニも中食で
負けてはいない。
味はもちろんのこと、
健康面でも優れた商品を開発して
お互いに競争している。
肉だんごの甘酢かけもその一つ。
お母さんがすぐ隣にいなくとも、
万一この世におられなくても、
「おふくろの味」
その代りをコンビニは十分に
果たしてくれるだろう。
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(注釈)
※1 肉団子(だんご)の甘酢あん 作り方
https://cookpad.com/recipe/1438888
※2 インターネット簡単勝利法レシピ
https://calorie.slism.jp/200216/
※3 米久株式会社について
※4 江部康二医師について
https://ja.wikipedia.org/wiki/江部康二
※5 丸大食品株式会社について
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