コンビニ中食「ファミリーマート編④『鉄板焼きハンバーグ』Chapter8-⑬
今回、第8章13編のテーマは、
コンビニ中食「『ファミリーマート編⑤
(以下「ファミマ」と略)
鉄板焼きハンバーグ』」である。
「ハンバーグ(※1)」はそれだけで、
定食屋の超メインのおかずとなる食材。
子供からおとなまで幅広く、
日本人にはハンバーグは好かれる。
そう断言して問題ないだろう。
コンビニの中食(※2)ラインナップの中でも、
・豚角煮
・豚肉のしょうが焼き、
・ビーフシチュー
などのメイン食材を差しおいて、
ハンバーグは一番人気である。
コンビに大手3社も「ハンバーグ」は、
当然のことながら中食で販売している。
そればかりか、
中食だけで、
複数種類のハンバーグを販売しているのが、
何よりの証拠だろう。
さすが定番商品だけに
通常のデミグラスハンバーグ、
チーズハンバーグ、
照り焼きハンバーグ、
など各社ともに種類は豊富である。
特に今回ハンバーグについては、
金の袋入り最上位商品にフォーカスする。
何せ通常ハンバーグより価格も2倍以上。
3社ともに黄金の袋に入れて、
写真からも力のいれようがわかるというもの。
今回は、
3社の中でも個人的におススメである、
ファミマの「鉄板焼きハンバーグ」を取り上げる。
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3日仕込みのデミグラスソース
鉄板焼きハンバーグ
①共同開発:丸大食品㈱(※3)
②内容量 :200g
③牛肉 :生産地記載なし
④特徴 :お母さん食堂プレミアム
⑤調理時間:3分40秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1袋あたり(200g)
・エネルギー:397kcal
・たんぱく質: 19.2g
・脂質: 29.2g
・炭水化物: 15.2g
糖質: 13.4g
食物繊維: 1.8g
・食塩相当量: 3.7g
⑥値段: 386円☆(税込)
193円☆(100g換算)
評価
①肉 :4
②味覚(ソース):5
③健康 :4
④調理時間 :3
⑤価格 :3
⑥独自性 :4
⑦総合点 :23/30
コメント:
ファミマらしく、
風味を追求しつつ健康面も意識。
セブン商品を意識しつつも、
やや独自路線で販売する。
ソースは黒トリュフにこだわらず、
仕込み日数の長さで勝負する。
牛肉も生産地にこだわらずに、
ソースに合うように
鉄板焼に合う牛肉を選ぶ。
結果的にソースと牛肉バーグとの
相性は絶妙の仕立てになった。
強みの若者だけでなく、
中高年まで対象にできる一品。
是非一度味わってほしい。
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それでは、先ずは健康面の整理から始めたい。
家庭料理「ハンバーグ」の栄養成分は、
どれくらいなのか?
整理しておきたい。
①ビーフ煮込みハンバーグ
(牛ひき肉100g)
・糖質量: 9.7g
・たんぱく質:19.7g
・塩分: 1.3g
・カロリー: 377kcal
②合いびき煮込みハンバーグ
(合いびき肉70g)
・糖質量: 9.8g
・たんぱく質:14.5g
・塩分: 1.3g
・カロリー: 296kcal
③合いびきデミグラスソースハンバーグ
(合いびき肉100g)
・糖質量: 27.8g
・たんぱく質:14.2g
・塩分: 2.7g
・カロリー: 427kcal
よく見てみると、
①②煮込みハンバーグの糖質量は、
約10gと低くはないが、
高過ぎることもない。
ただし、
デミグラスソースをかけたことで、
③の糖質量は一気に増えている。
コレは「見えない糖質」のせいである。
どういうことだろうか?
詳細にチェックしてみたい。
第1に、ハンバーグに入っている「パン粉」。
パン粉の原料は、もちろんパンである。
小麦粉で作られるパンは糖質なので、
つなぎを使ったハンバーグには、
それだけ多くの糖質が含まれることになる。
AGE牧田クリニック院長、牧田善二先生(※4)
によると以下の通りだ。
「お惣菜やレトルトのハンバーグの場合は、
肉の分量を減らすためにつなぎの分量を多く
していることもあるので、さらに注意が必要」
というのである。
第2に、味付け用のソースやケチャップ。
中濃ソースは砂糖に次ぐ糖質含有量があり、
その量はなんと大さじ1杯につき5.3gもある。
牧田先生によれば、
その原因は「原材料に糖質の多い、
にんじんや玉ねぎなどの野菜のほか、
りんごなどの果物をつかっているから」
である。
また、ケチャップの原材料はトマト。
こう聞くと、健康的に聞こえる。
しかし、こちらも牧田先生によれば、
「トマトも糖質の多い野菜。
そこに砂糖・ぶどう糖などを添加して、
味を調えてある」ため、
ケチャップは糖質が高いという。
参考までに、代表的なソース類の糖質量を挙げる。
(基本は大さじ1杯=18g)
①オイスターソース: 3.3g
②ウスターソース: 4.2g
③トマトケチャップ: 4.6g
④中濃ソース: 5.3g
⑤ストレートチリソース:10.3g
例:角砂糖(1個3g) : 3.0g
一般的に家庭料理のハンバーグに比べると、
100g当たりで、
ファミマの鉄板焼きハンバーグの成分は、
糖質・たんぱく質・カロリーとも低かった。
逆に、塩分はやや高めだった。
ただ実際に、
鉄板焼きハンバーグの内容量は200g。
思い切って半分残すか、
あるいは、
家族や恋人・友人とで半分ずつにするか。
実際に肉のボリュームを目の前にして、
いずれもかなり勇気のいる決断ではある。
まあ結論として、
鉄板焼きハンバーグは、
他のハンバーグ同様に
残念ながら健康食材とは言えない。
しかし、ハンバーグ自体は、
冒頭にもお伝えした通り、
定番中の定番メニューである。
食べ過ぎに注意して味わってほしい。
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最後に整理しておこう。
金の「ビーフハンバーグ」。
コンビニ3社ともに、
相当な努力の跡が見える。
一方で、正直に言えば、
外食の高級ハンバーグに
比べれば、
まだまだ改良の余地がある、
とも感じる。
金のハンバーグは、
まさに期待が大きいだけに、
外食ハンバーグに負けぬよう
更なる改善を図ってほしい。
さて、新しいバーグとして
大塚食品㈱(※5)の、
「NOMEATハンバーグ」
ご紹介したい。
(ローソン取り扱い)。
肉不使用の大豆加工品で、
通常のハンバーグに比べて
エネルギーと脂質が控え目。
かかる健康バーグには、
注目してゆきたい。
とても肉不使用とは思えない、
風味であり、
おいしい。
まだ食べたことがない方は、
ぜひ試してみてほしい。
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①ゼロミート
デミグラス
エネルギー:186kcal(▲56)
たんぱく質:12.7g (▲0.7)
脂質 : 8.3g (▲5.3)
炭水化物 :16.7g
糖質 :13.7g
食物繊維 : 3.0g
食塩相当量: 2.3g
②ゼロミート
チーズインデミグラス
エネルギー:211kcal(▲41)
たんぱく質:11.8g (▲2.5)
脂質 :10.8g (▲3.9)
炭水化物 :17.9g
糖質 :15.4g
食物繊維 : 2.5g
食塩相当量: 2.4g
括弧( )内は一般ミート比較
※価格はいずれも322円(税込み)
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(今日のひとこと)
ハンバーグは、
中食・外食ともに、
超定番商品であり、
ラインナップから外せない。
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(注釈)
※1 ハンバーグについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0
※2 中食について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%A3%9F
※3 丸大食品㈱について
※4 牧田善二先生について
http://www.ageclinic.com/doctor/
※5 大塚食品㈱について
https://www.otsukafoods.co.jp/sp/
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