コンビニ中食「セブン-イレブン編⑤『原点の味、海老チリソース』Chapter8-⑭
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今回、第8章14編のテーマは、
コンビニ中食「『セブン‐イレブン編⑤
(以下「セブン」と略)
原点の味・海老チリソース』」である。
今回はコンビニ中食(※1)代表格、
海老チリソース(※2)(以下「エビチリ」と略)
を取り上げたい。。
なぜ今回エビチリを取り上げたのかといえば、
きわめて個人的な理由からである。
小学生高学年のころだったろうか、
自宅近くにとある大衆中華料理屋があった。
たまの外食にこの中華料理屋へ行った。
ここの名物こそ、
今回のテーマ「海老のチリソース」だった。
(と勝手に思っていた)
「これほどうまいものが世の中にあるのか」、
当時はそう思えるくらいのうまさだった。
個人的にエビチリの味の原点であった。
これまで何度となく高級店から庶民的な店まで
中華料理屋に行くたび、
メニューにある限りは、
ほぼ毎回「エビチリ」をオーダーしてきた。
ただ現在に至るも、
残念ながらあの原点を超える味、
(以下、「原点の味」と略)には、
めぐり合っていない。
今回はコンビニ3社のエビチリのなかで、
あの「原点の味」に一番近かった、
セブンの「海老チリソース」をおススメしたい。
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セブン・イレブン
味重視のセブンは、
1商品絞り込み集中戦略で
ファミマ・ローソンへ対抗。
・プリッとしたえびと豆板醤(※3)のうま味
海老チリソース
①共同開発:日本ハム株式会社(※4)
②内容量:140g
③個数 :5個(1個当たり28g)
④特徴:セブンプレミアム商品
⑤調理時間:2分00秒
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1食あたり(140g)
・エネルギー:178Kcal
・たんぱく質: 7.8g
・脂質: 8.4g
・炭水化物: 18.5g
(100g: 13.2g)
糖質: 17.1g
食物繊維: 1.4g
・食塩相当量: 2.8g
⑦値段:311円(税込)☆
☆222円(100g換算)
評価
①海老 :4
②味覚(タレ) :5
③健康 :3
④調理時間 :3
⑤価格 :4
⑥独自性 :3
⑦その他(調整):
⑧総合点 :22/30
コメント:
リーダーのセブンはこの1商品で勝負。
海老はファミマよりやや小ぶりで5匹。
最初共同開発会社が日本ハムとあるので驚いた。
冷凍食品としての強みと、他の商品との関連で
開発したのだろう。
食べてみてセブンが本商品一本に絞り込んだ。
その理由の一端が分かったような気がする。
まずはチリソースの風味面で、
豆板醤のうまみの引き出しには成功している。
最高のソースのため、健康面を犠牲にして、
糖質量は紹介商品中で一番高い。
また、海老はファミマ製品より小ぶりだが、
「プリっとした」食感を出している。
ソースとの相性を抜群で重視している
海老そのものの素材のせいか、
それとも日本ハムの冷凍技術によるものかは、
私個人にもわからない。
結論として、
本商品は「原点の味」にかなり肉薄した、
と言っていい。
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エビチリを始めとした中華料理の糖質量はどうか?
何かイメージだけで高糖質であるように思える。
本当なのかを具体的にチェックしてみたい。
確かに主食系は軒並み糖質量が高い。
高いほうから並べてみる。
①中華丼
糖質 :123.6g
エネルギー:810kcal
②五目チャーハン
糖質 :103.1g
エネルギー:748kcal
糖質 :84.2g
エネルギー:606kcal
④ちゃんぽん
糖質 :67.5g
エネルギー:594kcal
⑤醤油ラーメン
糖質 :58.1g
エネルギー:490kcal
それ以外の一品料理については
必ずしも糖質は高くない。
代表的な料理を、
今度は低いものから挙げてみる。
①肉野菜炒め
糖質 :3.4g
エネルギー:188kcal
②ニラレバ炒め
糖質 :3.8g
エネルギー:171Kcal
③バンバンジー
糖質 :3.9g
エネルギー:135kcal
糖質 :7.1g
エネルギー:249kcal
⑤チンジャオロース
糖質 :7.6g
エネルギー:182kcal
確かに、中華と和食とを比べて、
和食が中華より糖質が低い、
というのは無理がある。
さて、それは今回のテーマの
エビチリはどうなのだろうか?
外食での糖質量・エネルギーは、
以下の通り。
エビチリ
糖質 :12.7g
エネルギー:167kcal
決して低いとは言えない。
中華料理の中では、
中位クラスの糖質量である。
和・洋の外食で見てみると、
同じ位の糖質量(★)の料理は以下の通り。
・ぶり大根
糖質 :13.0g
エネルギー:236kcal
・揚げ出し豆富
糖質 :12.4g
エネルギー:156kcal
・鶏のなんこつ揚げ
糖質 :11.7g
エネルギー:197Kcal
・豚の生姜焼き
糖質 :11.6g
エネルギー:343kcal
同じ中華料理で見ると、
以下が同じくらいの糖質量となる。
・チンゲンサイのクリーム煮
糖質 :12.4g
エネルギー:163Kcal
・カキの中華炒め
糖質 :11.8g
エネルギー:148kcal
・春巻き
糖質 :11.4g
エネルギー:140kcal
☆参考:
・「新糖質量ハンドブック」
(大柳珠美監修 主婦の友社)
・「糖質量ハンドブック
(山岸昌一案集 西東社)
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コンビニ大手3社が販売している、
内容量・カロリー・糖質量については、
以下の通りとなっている。
・内容量: 140g~160g
・カロリー: 167kcal~210kcal
・炭水化物(●): 14.2g~18.5g
●ローソン1社が糖質量公表していないため、
炭水化物量で記載。
一般的なクックパッドによる家庭料理エビチリと
比較してみたい。
・内容量: 125g
・カロリー: 251kcal
・糖質 : 14.2g
・たんぱく質: 23.9g
・脂質 : 8.4g
・塩分 : 2.0g
コンビニ3社4商品平均データ(家庭料理との差)
・内容量 : 146g (+21.0g)
・カロリー: 185kcal(-66kcal)
・糖質(●): 15.4g (+ 1.2g)
・たんぱく質: 8.2g (-15.7g)
・脂質: 9.8g (+ 1.4g)
・塩分: 2.7g (+ 0.7g)
●:ローソンについては概算量で算出。
「不健康イメージの強いコンビニ」。
まずは家庭でのコンビニと若干違いはあるが、
大きく劣っているのはたんぱく質量くらい。
平均的レベル、まずは合格点といってよいか。
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さて、ココから妄想が始まる。
エビチリ「原点の味」の秘訣は、
チリソースの糖質量と、
豆板醤の旨味であったようだ。
チリソースの味を残したままで、
味は強すぎない、
プリっとした食感の良い海老。
両者がうまくマッチしていた。
まだまだ妄想は続く。
セブンは豆板醤の旨味に、
徹底してこだわった。
海老はソースに合うものを。
共同開発会社は日本ハム。
セブンにちょうどよかった。
ファミマは、戦略上で
素材の海老で差別化した。
セブンより大きな海老。
共同開発会社は日本水産。
若干ソース開発が後手に。
コレも当然の結論。
最後にローソンは、
やはり健康志向、
食の安心安全を追求する。
要冷蔵のエビチリ
よりも
要冷凍のエビチリで勝負。
共同開発が米久。
安心安全がモットーだ。
さあ、あなたは、
エビチリに何を求めるか?
それが何より大事かもしれない。
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(注釈)
※1 中食とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%A3%9F
※2 海老のチリソースとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/エビのチリソース
※3 豆板醤とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/豆板醤
※4 日本ハム株式会社について
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