コンビニ中食「ローソン編⑤『国産じゃがいも使用 ポテトサラダ』Chapter8-⑮
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今回、第8章15編のテーマは、
コンビニ中食「『ローソン編⑤
国産じゃがいも使用 ポテトサラダ』」である。
今回はコンビニ中食(※1)サラダの代表格、
ポテトサラダ(通称ポテサラ)を取り上げる。
実はこのあと紹介するように、
功罪さまざまな議論のある素材のじゃがいも。
(※2)。
じゃがいもを中心にいくつかの野菜を
組み合わせた人気のあるサラダが、
「ポテトサラダ」である。
コンビニ大手3社はもちろん、
独自の「ポテトサラダ」を販売している。
今回は、
コンビニ大手3社の中でも特におススメ、
ローソンの「国産じゃがいも使用 ポテトサラダ」
を取り上げたい。
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ローソン
国産じゃがいもをごろごろ使った
ポテトサラダ
①共同開発:キューピー(株)(※3)
②内容量 :120g
③原材料 :じゃがいも
たまねぎ
とうもろこし
にんじん ほか
④特徴 :保存料・合成着色料不使用
⑤成分表示:1食あたり(120g)
・エネルギー:176kcal
・たんぱく質: 2.5g
・脂質: 10.4g
・炭水化物: 18.0g
糖質: -g(記載なし)
食物繊維: -g(同上)
・食塩相当量: 1.0g
⑥値段: 127円(税込)
評価
①野菜 :4
②味付け :4
③風味 :4
④健康 :4
⑤価格 :3
⑥独自性 :3
⑦総合点 :22/30
コメント:
ローソンらしく健康重視しつつ、
共同開発のキューピーにより、
マヨネーズの風味も重視。
野菜が4品は3社中で唯一である、
コーンが入ったポテサラ。
全体に野菜の風味をマヨネーズで
抑えているため、
特徴はさっぱり薄味。
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今回は功罪が白黒はっきりしている、
ポテサラのメイン「じゃがいも」を検証する。
まずはじゃがいもの「功」の部分。
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1.じゃがいもにはすごい効能がある。
結論から先に言うと、
じゃがいもには以下6つの効能が期待できる。
三愛病院医学研究所長兼西台クリニック院長、
済陽高穂先生(※4)によれば以下の通りである。
① 代謝を上げる
じゃがいもが豊富に含む「カリウム(※5)」。
コチラはミネラルバランスで重要な役割を持ち、
塩害を防いで代謝の正常化を保つ。
② 腸内環境を整える
じゃがいもが豊富に含む「ビタミンC(※6)」。
何を隠そうリンゴの約8倍の量を含む。
ビタミンCは、
体の結合組織であるコラーゲン(※7)の
合成に必要であるばかりか、
胃腸粘膜などを強化する働きがある。
③ 免疫力を高める
抗酸化作用(※8)を発揮して、
免疫力を高める働きがあるため、
かぜなどのウイルス疾患やがんの予防にも、
チカラを発揮する
④ 高血圧を防止する
カリウムは前述したとおり塩害を防ぐために、
高血圧の予防に役立つことは広く知られている。
⑤ 糖尿病を防止する
じゃがいもの皮近くに含むクロロゲン酸(※9)。
コチラは糖質の吸収を抑える働きがある。
じゃがいもは血糖値を上げやすい食材であるが、
逆に糖尿病の予防に効果がある。
⑥ 視力を回復させる
カリウムは視力回復など目の健康に効果がある
ことは、広く知られている。
済陽先生によれば、
「じゃがいも1日1個でがんを防ぐことができる」
「40歳からの体に効く食材」といわれる。
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2.じゃがいもには気を付けるべき点がある
続いてじゃがいもの「罪」の部分。
じゃがいもを含めて根菜類は野菜といえども、
糖質をたっぷりと含んでいる。
実際の糖質量は以下の通りとなる。
・サツマイモ(100g)
糖質:30.4g
角砂糖:7.6個分
・じゃがいも(100g)
糖質:16.3g
角砂糖:4.1個分
・れんこん(100g)
糖質:13.5g
角砂糖:3.4個分
・にんじん(100g)
糖質:6.3g
角砂糖:1.6個分
AGE牧田クリニック院長
牧田善二先生(※10)によると、
じゃがいもを主役にしたポテトサラダも、
健康的におススメできないと言われる。
・ポテトサラダ(120g)
糖質:18.8g
角砂糖:4.7個分
またUCLA助教授兼医師、
津川友介先生(※11)によれば、
以下の通り。
じゃがいもについては、
「野菜ではなく「白い炭水化物」となるので
注意してほしい」と言われる。
以下の表を見ていただきたい。
津川先生によれば、
野菜は「グループ1」に属して、
「健康に良いことが複数の信頼できる研究で
報告されている食品」となる。
一方「じゃがいも」を含む「白い炭水化物」は
「グループ5」に属するものとで
「健康に悪いことが複数の信頼できる研究で
報告されている食品」とされている。
実際に津川先生も
「フライドポテトやポテトチップスといった
悪しき食生活の代表格にもなり、
糖尿病や肥満リスクと関連ある」と言われる。
じゃがいも本体というよりも、
じゃがいもを使った加工品に問題が多いと
指摘されている点は強調しておきたい。
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じゃがいも。
その糖質量ゆえだろうか。
代表されるポテトフライや、
ポテトチップスのために、
「罪」の部分が強調される。
ポテトサラダはサラダであっても
他の野菜サラダと区別される。
マヨネーズ使用というのも、
原因の一つかも?
本来はもっと健康面で
「功」部分が取り上げられても
良いような気がする。
(今日のひとこと)
ポテトサラダより糖質量の多い
おかずはいくらでもある。
野菜に属する宿命ゆえに、
なぜか糖質の巣くつのように
言われてしまう。
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(注釈)
※2 じゃがいもについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャガイモ
※3 キューピー(株)について
※4 済陽高穂先生について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%88%E9%99%BD%E9%AB%98%E7%A9%82
※5 カリウムとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
※6 ビタミンCとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3C
※7 コラーゲンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3
※8 抗酸化作用(物質)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%89%A9%E8%B3%AA
※9 クロロゲン酸とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/クロロゲン酸
※10 牧田善二先生について
http://www.ageclinic.com/doctor/
※11 津川友介先生について
https://hgpi.org/about/member/tsugawa.html
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(参考図書)
・済陽高穂著
「40歳からは食べ方を変えなさい!」
(三笠書房)
・藤田紘一郎著
「体がよみがえる『長寿食』」
(三笠書房)
・津川友介著
「世界一シンプルで科学的に証明された
究極の食事」(東洋経済新聞社)
・大西睦子監修
「医者が食べない危険な食品」
(枻出版社)
・牧田善二監修
「糖質オフたったこれだけ!」
(宝島社)
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