イイネ!食「冷凍肉焼売といえば●●●●●●」Chapter 5-⑭
今回、第5章14編のテーマは、
『イイね!食「冷凍肉焼売といえば●●●●●●」』
である。
「●●●●●●」については何か入るのか、
この後で明らかにしたい。
さて、今回は初めて冷凍食品を取り上げたい。
中食(※1)において、
例えばコンビ二では、
肉焼売(※2)は冷凍品・冷蔵品ともに、
かなり販売を強化しつつある。
焼売は大きく分けて、
「肉焼売」と「海老焼売」とがある。
(以下写真:肉焼売)
(以下写真:海老焼売)
今回は、前者の「肉焼売」を取り扱いたい。
さて、ランキングへ移る前に、
まずは健康面から整理しておきたい。
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中華といえば、
カロリーが高い、
糖質量が高い、
というイメージがある。
中華で使われる甘いあん、
具材の少ないごはんもの、
ラーメンは、
間違いなく高糖質・高カロリーである。
キックボクサー兼医師でもあり、
日本ダイエット健康協会顧問でもある、
池井佑丞先生(※3)によれば以下の通り。
「大量に調理油を使う中華料理で、
(健康面において)
百点満点を目指すのは難しい。
(特に)
中華で注意したいのが、
単品の一品メニューを頼まないこと。
ラーメンやチャーハンといった、
単品ものは炭水化物と脂質がメインのうえ、
栄養バランスも偏りがち」だという。
では、実際に糖質量の高い順に、
中華の定番ワースト5を挙げてみたい。
1.中華丼
カロリー:810kcal
糖質量: 123.6g
2.天津丼
カロリー:847kcal
糖質量: 118.2g
3.五目チャーハン
カロリー:748kcal
糖質量: 103.1g
4.冷やし中華
カロリー:606kcal
糖質量: 84.2g
5.広東麺
カロリー:640kcal
糖質量: 74.1g
逆に見た目でも油っこい中華の炒め物は、
一見するとカロリーは高そうである。
だが、実際に単体では糖質量は低い。
中華で比較的に糖質量の低い料理ベスト5を
挙げてみたい。
1.チンゲンサイの
オイスタース炒め
カロリー:116kcal
糖質量: 4.9g
2.バンバンジー
カロリー:135kcal
糖質量: 3.9g
3.にらレバー炒め
カロリー:171kcal
糖質量: 3.8g
4.牛肉のオイスター炒め
カロリー:176kcal
糖質量: 3.6g
5.肉野菜炒め
カロリー:188kcal
糖質量: 3.4g
最後に、今回テーマの肉焼売をはじめ、
焼き餃子、水餃子、春巻きなどの点心モノは、
皮に含まれる小麦粉でのために糖質が高い。
糖質量でいえば、
中華料理のなかでは、
ちょうど中間となる。
1.水ギョーザ
カロリー:226kcal
糖質量: 26.2g
2.焼きギョーザ
カロリー:300kcal
糖質量: 21.6g
3.肉焼売
カロリー:210kcal
糖質量: 19.3g
4.春巻き
カロリー:140kcal
糖質量: 11.4g
上記の1.~4.については、
プラス「ごはん」「わかめスープ」
の定食にすると糖質量は70g以上になる
ちょうど健康な人にとって、
昼食の糖質摂取量の目安がちょうど70g。
池上先生ではないが、
肉餃子は健康食材とは言い切れず、
糖質量もギリギリの分水嶺ラインにあたる。
そのためにも、
注意しながら摂る必要がある。
個人的には定食は一切摂らず、
池上先生の言われる通り単品で摂ることで、
糖質量を何とか調整している。
参考:「糖質量ハンドブック」
(大柳珠美監修 主婦の友社)
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さて、
それでは次に、今回テーマで取り上げる、
コンビニの「肉焼売」にフォーカスしたい。
コンビニ大手3社の肉焼売の栄養成分でみると、
以下の通りの内容量・カロリー・糖質量にて
提供している。
肉焼売(コンビニ大手3社平均)
4個入り(括弧内は家庭料理との比較)
・内容量 :137g
・炭水化物量 :20.8g(▲7.8g)
・たんぱく質 :11.8g(▲1.3g)
・脂質 : 19.1g(+6.0g)
・エネルギー :302kcal(+9kcal)
家庭で作る肉焼売と比較すると、
コンビニ3社の冷凍肉焼売は、
炭水化物とたんぱく質の量は低く、
逆に脂質とエネルギーの量は高い。
大手3社ともに、共同開発会社として、
大手水産加工会社のマルハニチロ(※4)を
パートナーとして組んでいる。
改めて今回、第5章14編のテーマは、
『イイね!食「冷凍肉焼売といえばマルハニチロ」』
である。
まさに1袋300円以下(1個50円以下)の、
リーズナブルな価格で、
カロリー・糖質量は家庭料理と変わらず、
なおかつ、
高いレベル風味で冷凍肉焼売を提供している。
一袋の個数は、
ローソンが4個(1人前)、
6個(2人前)で提供している。
うまく自分自身が食べ過ぎないよう
個数を適宜調整することで、
十分に健康食材にもなりうると考える。
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では、
コンビニ大手3社の 冷凍「肉焼売」の食べ比べ、
に移りたい。
恒例の「まっちゃん勝手ランキング」も、
最後にお届けする。
(以下「セブン」と略)、
②ローソン
(以下「ファミマ」と略)
上記の順にみてゆきたい。
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1.セブンイレブン
特製点心
本格肉焼売
袋のままレンジOK。
①共同開発:マルハニチロ㈱(※4)
②内容量:198g(33g/個)
③個数: 6個
④特徴: 7&i プレミアム
⑤調理時間:2分30秒(4個)
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1個33gあたり
・エネルギー: 67kcal
・たんぱく質: 2.9g
・脂質: 4.1g
・炭水化物: 4.8g
糖質: 4.4g
食物繊維: 0.4g
・食塩相当量: 0.3g
⑦値段:257円☆(税込)
☆43円(1個あたり)
評価
①皮 :3
②中身 :4
③健康 :4
④調理時間:3
⑤価格 :4
⑥独自性 :3
⑦その他 :±0
⑧総合点 :21/30
コメント:
セブンは他2社よりも、
1個あたり2g小ぶりな焼売が、
6個入り。
小ぶりではあるが、
肉はギュッと詰まっていて、
とてもジューシー。
皮は少し厚めになっている。
糖質量・エネルギー量ともに
3社中で一番少なく、
大変ヘルシーな焼売である。
小ぶりな分だろうか、
甘味は少ないとは感じない。
全体に、
コストパフォーマンスが高い。
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2.ローソン
粗挽きの豚肉を
使用したジューシーな
肉焼売
①共同開発:マルハニチロ㈱(※4)
②内容量:140g(35g/個)
③個数: 4個
④特徴: ローソンセレクト
⑤調理時間:2分30秒(4個)
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1個35gあたり
・エネルギー: 77.5Kcal
・たんぱく質: 3.0g
・脂質: 4.9g
・炭水化物: 5.3g
糖質: -g(記載なし)
食物繊維: -g(同上)
・食塩相当量: 0.5g
⑦値段: 228円☆(税込)
☆57円(1個あたり)
評価
①皮 :4
②中身 :4
③健康 :3
④調理時間:3
⑤価格 :3
⑥独自性 :4
⑦その他 :±0
⑧総合点 21:/30
コメント:
ローソンは他2社とは異なり、
大きめの35g焼売が4個入り。
1人前の想定なのだろう。
肉はとてもジューシーであり、
皮ともマッチしている。
糖質量・エネルギー量ともに、
3社中真ん中であり、
適度な甘みが心地よい。
全体的に、
風味と健康両面のバランスが、
適度に取れた肉焼売。
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3.ファミリーマート
お母さん食堂 ファミマ商店街
本格肉焼売
国産豚肉と国産鶏肉を使用した
あらびきジューシー焼売。
①共同開発:マルハニチロ(株)(※4)
②内容量:210g(35g/個)
③個数: 6個
③特徴: おかあさん食堂シリーズ
⑤調理時間:2分30秒(4個)
(電子レンジ500W)
⑥成分表示:1個35gあたり
・エネルギー: 82Kcal
・たんぱく質: 3.0g
・脂質: 5.3g
・炭水化物: 5.5g
糖質: -g(記載なし)
食物繊維: -g(同上)
・食塩相当量: 0.4g
⑦値段: 298円(税込)☆(税込)
☆50円(1個あたり)
評価
①皮 :4
②中身 :5
③健康 :3
④調理時間:3
⑤価格 :3
⑥独自性 :3
⑦その他):±0
⑧総合点 21:/30
コメント:
ファミマは、1個あたり35g
大きめの肉焼売が6個入り。
2人前もしくは、
若者1人前の想定だろうか。
肉は詰まっていてとてもジューシー。
皮も、肉と程よくマッチしている。
糖質量・エネルギー量ともに、
3社中で一番高い。
確かに味は濃厚だが、嫌味はない。
全体に、
風味を徹底追及した肉焼売。
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最後に、整理しておきたい。
コンビニ冷凍「肉焼売」対決。
「まっちゃん勝手ランキング」
結果は以下の通り。
〇セブン 21点
(評価ポイント)
①コストパフォーマンスの高さ
②やや小ぶりで健康志向
〇ローソン 21点
(評価ポイント)
①1人前4個入りの独自性
②大ぶりで豚肉のジューシーさ
〇ファミマ 21点
(評価ポイント)
①大ぶりで6個入りの若者向き
②豚肉もぎっしり詰まって、
ジューシー
今回「まっちゃんランキング」で、
大手3社とも同点での優勝、
という初めての結果となった。
あえて言うのであれば、
共同開発会社、
マルハニチロの勝利、
ということもできる。
同社は、
従業員数11,281名、
昨年度売上高9,224憶を誇る。
まさに水産・冷凍食品業界の、
リーディングカンパニー。
大手3社の冷凍肉焼売を、
一手に引き受けるには、
高い研究開発の技術力と、
製造設備等が必要となる。
大手3社の細かく厳しい要求、
コレに的確かつ柔軟に応じて、
共同開発するのは、
並大抵の努力ではないだろう。
きちんと対応されている、
マルハニチロはさすがに
業界のリーディングカンパニー
だと言える。
(今日のひとこと)
冷凍食品は、
高度な技術がないと
おいしい食材とはならない。
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(注釈)
※1 中食とは何か?
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%AD%E9%A3%9F-188575わ
※2 焼売とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E5%A3%B2
※3 池井佑丞先生について
https://plat-gym.jp/trainer-ikei-yusuke/
※4 マルハニチロ㈱について
https://www.maruha-nichiro.co.jp/home.html
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