ヤバい食!「シュークリーム人体実験結果」Chapter 6-④
今回、第6章4編のテーマは、
『ヤバい食「」シュークリーム人体実験」』である。
さて、前編でもご紹介したとおり、
管理栄養士の菊池真由子先生(※1)によれば、
「食べても太らないスイーツ」第1位は、
何と「シュークリーム」だった。
理由は、以下の通りである。
1.ボリュームがあるのに低カロリー
(1個当たり約240kcal)
2.サイズに幅がある
(プチシューは1個29kcalであり、
5~6個食べても太りにくい)
3.カロリーが高くなるスポンジ生地がない
ショートケーキ(446Kcal)と比べて低い
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参考:シュークリーム
100gでの成分表示は以下の通り。
・糖質 : 25.3g
・エネルギー :228 kcal
・たんぱく質 : 6.0g
・脂質 : 11.3g
・塩分 : 0.2g
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一般的に、食べて太らない食材として、
スイーツは絶対に出てこない。
あっても、前回ご紹介したコーヒーゼリーまで。
しかも、微糖か無糖のものでクリームなし、
という厳しい制限がつく。
代表例を挙げてみる。
糖尿病専門医、牧田善二先生(※2)によると、
スイーツはすべて「×(NG)」。
「糖質がたっぷり含まれるうえ、
AGE(※3)含有量も多いスイーツ。
一時の誘惑に負けて食べ続けると、
肥満や糖尿病はもちろん、
老化の原因にも」なってしまう。
普通、糖質制限をススメる医師によると
「シュークリームなどもってのほかだ」
この考えが主流といってもよい。
菊池先生が、コーヒーゼリーでもなく
敢えてシュークリームを
「食べても太らないスイーツ第1位」にされた。
コレには何かがあるに違いない。
こうなったら、自ら実践してみるほかない。
ということで、糖質制限中の身であるのに、
以下のシュークリーム人体実験を行った。
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(人体実験概要)
①期間:5日間※
8/13(火)~17(土)
※本来検証期間は確かに短い。
ただ糖質制限の身を考えると、
コレが限界である。
②品目:シュークリーム
大手3社ものを各2種類。
計6種類
③タイミング:すべて食間
・朝食2~3時間後目安1個
・昼食2~3時間後目安1個
・夕食2~3時間後目安1個
④個数:以下より3個/日選定
・セブン: 上記2種
・ローソン:上記2種
・ファミマ:上記2種
(詳細は以下に記載)
⑤測定項目(以下5項目)
毎朝測定を実施
・体重
・体脂肪率
・内臓脂肪
・糖質
・筋肉量
⑤検証項目
開始前時点と実験翌日の差
④の測定項目
⑥その他
下記はできるだけ変えない。
・食事
・運動
※過去1か月は糖質制限中で
上記④データは変動なし。
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最終的な結果は以下の通り。
(人体実験最終結果 18日7:30)
・体重 :-1.1kg
・体脂肪率:-0.2
・内臓脂肪:±0.0
・糖質 :-0.1
・筋肉量 :-70
(参考:5日間変動)
・体重 :- 1.1~ +0.1
・体脂肪率:± 0.0~+0.2
・内臓脂肪:- 0.2~+0.5
・糖質 :- 0.1~+0.2
・筋肉量 :- 70~+ 20
(実験所感)
結論から言うと、
シュークリーム減量作戦は、
「成功!!」と言える。
さすが管理栄養士菊池先生。
「タダ者」ではない。
コノ結果には、ウラがある。
はや2日目夜には、
何となく予測が付いたのだ。
ボリューミーなシュークリーム。
コレを間食で取っていくと、
昼・夕食での満腹感が早くなる。
また、翌日の朝食についても、
正直あまり採りたくなる。
4・5日目に胃が重くなって、
3食は規定量をとれなかった。
目分量で70~80%で十分。
そうなのだ。
シュークリームは、
胃のボリューム感を満たす。
極めて感覚的な話で恐縮だが、
和のスイーツに比べると、
胃に残留する時間が長い。
3食の食事量が減れば、
自然と体重は減少に向かう。
プチシューではない。
通常のシュークリーム、
5日間で計15個。
間違いなく人生初の試みだ。
さすがに5日目には胃もたれ。
かかるお馬鹿な人体実験は、
やらないほうが良い、
コレは正しいのだろう。
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上記を読まれて、
「我こそは是非」という方は、
おススメもストップもしない。
1ヶ月なりの検証期間でチャレンジしてみれば、
正確な検証結果が出るだろう。
但し、1ヵ月後の健康問題は責任を持てない。
その点はご注意いただきたい。
実施に際しての必須条件は以下の3点。
①健康面に自信のあること
(特に胃腸が強いこと)
②シュークリーム好きであること
③間食のシュークリーム代が払えること
3個で1日339円~453円投資になる。
(消費税8%想定)
最後に、今回人体実験で食した大手コンビ二が販売する
6つのシュークリームについて、以下にまとめる。
「まっちゃん勝手ランキング」もつけておきたい。
シュークリーム好きの方は,
是非ともご参考まで。
「コンビ二 シュークリーム」
そう一言で言っても
相当に味が違う。
ナメテはいけないゾ。
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1. セブン・イレブン
(以下、「セブン」と略)
①カスタード&ホイップの
ダブルーシュー
・売り:
①エグロワイヤル(※2)使用
②こだわり卵使用カスタードと
ふんわりホイップクリーム
・価格: 151円(税込)
・製造: 株式会社武蔵野(※3)
・成分表示:1個あたり
熱量 :307kcal
たんぱく質: 6.3g
脂質: 21.5g
炭水化物: 21.9g
-糖 質: -g(記載なし)
-食物繊維: -g(同上)
食塩相当量:0.34g(Na量計算)
評価:
①クリーム:5
②生地 :4
③バランス:5
④健康 :4
⑤コスト :3
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :24 /30
コメント:
セブンは素材からこだわって
結果的に健康面にも優しい。
本商品は期間中3度食べたが、
他2社にない圧倒的な高級感。
コンビ二のシュークリーム、
そのレベルを超えている。
価格差を埋めてあまりある。
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②濃厚バニラカスタードの
シュークリーム
・売り:
①エグロワイヤル(※2)使用
②こだわり卵をたっぷり使用した
風味の良いカスタード
・価格: 129円(税込)
・製造: 株式会社武蔵野(※3)
・成分表示:1個あたり
熱量 :184kcal
たんぱく質: 4.4g
脂質: 12.1g
炭水化物: 14.5g
-糖 質: -g(記載なし)
-食物繊維: -g(同上)
食塩相当量: 0.3g (Na量計算)
評価:
①クリーム:3
②生地 :4
③バランス:4
④健康 :4
⑤コスト :4
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :22 /30
コメント:
他社にない位置づけ。
甘さを少し抑えた、
バニラカスタードが絶妙。
「大人のシュークリーム」
との位置づけと言える。
パッケージからも明らか。
他の商品より一回り小さい。
シュークリームの既成概念を
変えたか。
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2. ローソン
①大きなツインシュー
・売り:
① UchiCafe(※4)
・価格: 113円(税込)
・製造: 山崎製パン株式会社(※5)
・成分表示:1個あたり
熱量 :309kcal
たんぱく質: 5.6g
脂質: 21.4g
炭水化物: 23.7g
-糖 質: 23.3g
-食物繊維: 0.4g
食塩相当量: 0.3g
評価:
①クリーム:4
②生地 :3
③バランス:4
④健康 :3
⑤コスト :4
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :21 /30
コメント:
昔よく食べたシュークリーム。
近くの「ヤマザキ」の店から、
よく買ってきた食べた。
生地も、カスタードも
当時の懐かしさを感じる味。
糖質カットの冒険なし。
山崎シューの伝統を残した。
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②パイシュー
ホイップ&カスタード
・売り:
①UchiCafe(※4)
②淡路島産牛乳入りカスタード使用
風味の良いカスタード
・価格: 140円(税込)
・製造: 山崎製パン株式会社(※5)
・成分表示:1個あたり
熱量 :378kcal
たんぱく質: 5.2g
脂質: 29.9g
炭水化物: 22.2g
-糖 質: 21.6g
-食物繊維: 0.6g
食塩相当量: 0.5g
評価:
①クリーム:4
②生地 :3
③バランス:3
④健康 :3
⑤コスト :3
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :19 /30
一言コメント:
コチラはパイ生地プラス、
こだわりのカスタード。
高級感を狙った商品。
そうならば、
パッケージも差をつけたい。
ツインシューより、
27円高く出す積極的な理由,
コレは見当たらず。
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3.ファミリーマート
(以下、「ファミマ」と略)
①たっぷりクリームの
ダブルシュー
・売り:
①FamimaSweets(※6)
②コクと旨味みのたまご使用
・価格: 138円(税込)
・製造: 株式会社ロピア(※7)
・成分表示:1個あたり
熱量 :296kcal
たんぱく質: 4.8g
脂質: 19.3g
炭水化物: 25.5g
-糖 質: -g(記載なし)
-食物繊維: -g(同上)
食塩相当量: 0.3g(Na量計算)
評価:
①クリーム:3
②生地 :2
③バランス:3
④健康 :3
⑤コスト :3
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :17 /30
一言コメント:
ファミマらしく、
糖質たっぷり甘いカスタード。
量も多くて、ボリューミー。
ただ、生地の風味に課題あり。
クリームとの相性が悪く、
味の主張が強すぎる。
パッケージの類似性からも、
セブン対抗商品。
価格はセブンより安い。
しかし
セブンの背中は遠い 。
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②クリームたっぷり!
カスタードシュー
売り:
①FamimaSweets(※6)
②コクと旨味みのたまご使用
価格: 120円(税込)
製造: 株式会社デザートランド(※7)
成分表示:1個あたり
熱量 :258kcal
たんぱく質: 6.5g
脂質: 14.9g
炭水化物: 24.4g
-糖 質: -g(記載なし)
-食物繊維: -g(同上)
食塩相当量: 0.2g(Na量計算)
評価:
①クリーム:3
②生地 :2
③バランス:3
④健康 :3
⑤コスト :3
⑥色合い :3
⑦調整項目:±0
⑧総合点 :17/30
一言コメント:
カスタードクリーム版。
ファミマらしく濃厚で、
量も多い。
メーカーを変えて製造。
しかし、
生地の課題は解決できず。
カスタードと生地、
それぞれがバラバラに
味の主張をしている感じ。
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「まっちゃん勝手ランキング」
コンビ二シュークリーム編
6位:
ファミリーマート 17点
たっぷりクリームの
ダブルシュー
①クリーム量が多い
(糖質量が多く甘み強め)
②生地の風味が今一つ。
6位:
ファミリーマート 17点
クリームたっぷり!
カスタードシュー
①カスタードクリーム濃厚
(やや甘み強め)
②生地とクリームにバラつき
4位:
ローソン 19点
パイシュー
ホイップ&カスタード
①カスタードクリーム濃厚
(少し素材の味が?)
②生地とクリームはマッチ
3位:
セブン・イレブン 21点
濃厚バニラカスタードの
シュークリーム
①カスタードの濃厚さ
(糖質減らして甘さ少し控え目)
②生地の食感の面白さ
2位:
ローソン 22点
大きなツインシュー
①クリーム本来の味をそのまま
(シュークリーム伝統の味)
②コストパフォーマンス高さ
1位:
セブン・イレブン 24点
カスタード&ホイップの
ダブルーシュー
①ホイップとクリームの絶妙
(カスタードは風味)
②程よい柔らかさの生地
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(注釈)
※1 菊池真由子先生とは?
https://www.amazon.co.jp/%E8%8F%8A%E6%B1%A0-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90/e/B004LUOQL4
※2 牧田善二先生とは?
http://www.ageclinic.com/doctor/
※3 AGEとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/AGEs