コンビニ中食「セブン‐イレブン編⑦『味噌マヨネーズで食べる野菜スティック』Chapter8-⑳
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今回、第8章20編のテーマは、
「コンビニ中食「セブン-イレブン編⑦
(以下、「セブン」と略)
『味噌マヨネーズで食べる野菜スティック』」
である。
健康食材としての野菜スティック。
コチラを取り上げたい。
もちろん野菜を買ってきてカットし、
それで味噌をのせて食べるだけ、
健康に良くてシンプルであるが、
手間はかかる。
もちろん大手コンビニも、
セブンやファミリーマートを中心に
野菜スティックを取り扱っている。
今回はそんな中で個人的に一押し。
味噌マヨネーズの風味から、
セブンの野菜スティックを取り上げる。
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①味噌マヨネーズで食べる!
野菜スティック
①製造者:プライムデリカ㈱(※1)
②内容量 :-g
③名称 :野菜スティック
④原材料 :①大根
②きゅうり
③人参
④キャベツ
⑤個数 :計13個(枚)
① 5個(39%)
② 4個(31%)
③ 2個(15%)
④ 2枚(15%)
⑥栄養成分表示:1包装あたり
・エネルギー: 131kcal
・たんぱく質: 1.7g
・脂質: 12.1g
・炭水化物: 4.6g
糖質: 2.9g
食物繊維: 1.8g
・食塩相当量: 1.3g
⑦値段: 230円(税込)
評価
①本体 :3
②味覚 :3
③バランス :3
④健康 :4
⑤価格 :4
⑥独自性 :3
⑦総合点 :20/30
コメント:
野菜は4種ともみずみずしい。
いずれもやや細目にカット。
味噌マヨネーズは甘さを抑え、
しっとりとした中にも濃厚で、
味噌本来の風味の主張は強い。
4種の野菜のなかで、
大根、にんじんによくなじむ。
逆にきゅうり、キャベツには、
いまひとつ少し強いか。
濃い味が好きな私にとっては、
ちょうどよい感じである。
ファミリーマーの野菜スティック
コチラより価格が近く安い。
この価格差は大きい。
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それではここから野菜スティックの健康効果に
迫りたい。
野菜スティックに使われる代表的な野菜と、
みその健康パワーを明らかにする。
○野菜スティックの各野菜の健康効果
野菜スティックにコレという決まりはない。
キュウリ、大根、人参、キャベツ。
コンビニの野菜スティックは上記4種類。
まずはコノ4種類の野菜の健康パワーを
見てみたい。
①キュウリ(旬:夏)
エネルギー:14Kcal
たんぱく質: 1.0g
脂質 : 0.1g
炭水化物 : 3.0g
糖質 : 2.0g
食塩相当量: 0.0g
(可食部100gあたり)
キュウリはイソクエルシトリン(※2)と、
カリウム(※3)という利尿作用に強力な
成分を含んでいる。
そのために利尿が必要な病気群、
例えば高血圧、心臓病、腎臓病、肥満症等に、
大きな効果を発揮する。
あまり知られていないが、
キュウリは皮膚や毛髪の健康に役立つ、
ケイ素(※4)を多く含む。
※キュウリの詳細はぜひコチラを。
https://blog.hatena.ne.jp/tmatsu06/tmatsu06.hatenablog.com/edit?entry=26006613470678323
②大根(旬:冬)
エネルギー:25Kcal
たんぱく質: 2.2g
脂質 : 0.1g
炭水化物 : 5.3g
糖質 : 1.4g
食塩相当量: 0.1g
(可食部100gあたり)
タンパク分解酵素のステアーゼ、
オキシターゼ(※6)、カタラーゼ(※7)、
などの酵素類、とビタミンCを多く含む。
そのために胃を健康にする作用があり、
消化促進(胃痛、胃もたれ、二日酔い)等に
大変効果的である。
特にオキシターゼがげた魚にできる発がん
物質ベンゾピレン(※8)を分解するため、
胃がん予防に効果のある優れものだ。
ダイコンの詳細はコチラをどうぞ。
https://blog.hatena.ne.jp/tmatsu06/tmatsu06.hatenablog.com/edit?entry=26006613470365274
③にんじん(旬:秋)
エネルギー:39Kcal
たんぱく質: 0.7g
脂質 : 0.2g
炭水化物 : ⒐.3g
糖質 : 5.9g
食塩相当量: 0.1g
(可食部100gあたり)
人参(carrot)の語源は、
「カロテン(carrotin ※9)である。
その名の通りカロチン(ビタミンAの
前駆物質)を豊富に含む。
とりわけβーカロテン(※10)は、
万病のもとになる活性酸素(※11)を
除去して各種の感染症やガンを予防する。
また各種眼病や視力回復、
皮膚病や肌荒れにも奏功する。
まさに「万病予防」の野菜である。
④キャベツ(旬:春・秋)
エネルギー:23Kcal
たんぱく質: 1.3g
脂質 : 0.1g
炭水化物 : 5.2g
糖質 : 3.5g
食塩相当量: 0.0g
(可食部100gあたり)
淡色野菜(※12)の中でビタミンやミネラル
を豊富に含んでいる。
ビタミンは以下の通り、
A(免疫力増強)、
B群(疲労回復)、
C(免疫力増強、抗ガン作用)、
K(止血作用)を多く含む。
ミネラルは塩素、カルシウム、ナトリウム、
鉄、イオウ、ヨードを大量に含む。
イオウと塩素は強力な胃腸洗浄作用がある。
特筆すべきビタミンU(※13)を含んで、
胃・十二指腸潰瘍で傷ついた粘膜を修復する。
また肝機能強化にも役立つ。
キャベツの詳細はコチラをどうぞ。
https://blog.hatena.ne.jp/tmatsu06/tmatsu06.hatenablog.com/edit?entry=26006613439290712
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○味噌の健康効果について
野菜スティックもそのままでは味気ない。
そこでいろんなソースが使われる。
代表的なものは「みそ」と「マヨネーズ」
実際にコンビニ各社も使っているのは、
「みそマヨネーズ」。
今回はみその健康効果を見てみたい。
・みそ(旬:一年中)
みそは乳酸菌(※14)を豊富に含む。
それも植物性乳酸菌のため、
胃酸に強くて生きたまま腸に届く。
乳酸菌は善玉菌(※15)であるため、
悪玉菌(※15)をやっつけて、
腸内環境を整える。
ただみその乳酸菌は過熱に弱い。
乳酸菌が活性するのは50度未満であり、
70度になると完全に死滅してしまう。
みその健康効果を最大限発揮するのに、
加熱せずに野菜スティックソースとして、
使うのは丁度よい。
またみそは日本人に不足しがちな、
リシン(※16)やトレオニン(※17)など、
必須アミノ酸(※18)を補ってくれる。
みその効能としてはガン予防、老化防止、
生活習慣病改善、便秘解消と幅広い。
みそは気力・体力を支える重要な栄養素だ。
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「野菜スティック」。
野菜が苦手な人は多いだろう。
苦手な人は調理もしたくない。
正直なところだと思う。
何を隠そう私も同じだ。
とはいえ野菜は健康に不可欠。
手軽に旬の野菜を採れる方法。
それこそ野菜スティックを、
みそ等のソースで食べる。
水洗いしてカットして、
生でみそソースにつけて採る。
加熱して調理するより、
栄養素をそのまま採れる。
健康食材間違いなし。
【今日のひとこと】
野菜嫌いの人。
スティック状にして、
好きなマヨネーズでも、
ドレッシングでも、
塩でもなんでも構わない。
比較的舌に合うソースを
旬の生野菜をつけて、
少しずつ摂ろう。
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(注釈)
※1 プライムデリカ㈱について
※2 イソクェルシトリンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/イソクェルシトリン
※3 カリウムとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/カリウム
※4 ケイ素とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ケイ素
※5 アミラーゼ(ジアスターゼ)とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/アミラーゼ
※6 酸化酵素(オキダーゼ)とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/酸化酵素
※7 ビタミンCとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビタミンC
※8 ベンゾピレンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ベンゾピレン
※9 カロテンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/カロテン
※10 βーカロテンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/Β-カロテン
※11 活性酸素とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/活性酸素
※12 淡色野菜とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/淡色野菜
※13 ビタミンU(メタルメチオニン)とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/S-メチルメチオニン
※14 乳酸菌とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/乳酸菌
※15 善玉/悪玉菌とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/腸内細菌#善玉菌と悪玉菌
※16 リシンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/リシン
※17 トレオニンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/トレオニン
※18 必須アミノ酸とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/必須アミノ酸
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(参考図書)
・吉田企世子監修
松田早苗 監修
「あたらしい栄養学」
(高橋書店)
・吉岡有紀子監修
「栄養の基本と食事の教科書」
(池田書店)
・中嶋洋子監修
蒲原聖可監修
「最新 栄養成分事典」
(主婦の友社)
・医歯薬出版編
「日本食品成分表」
(医歯薬出版社)
・東京慈恵医科大学付属第三病院 栄養部監修
「長寿食材の選び方と最高の食べ方」
(宝島社)
・笠井 恵理子著
「週刊文春 老けない最強食」
(文藝春秋)
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