食「万能おやつ コンビニナッツ」Chapter 3-⑪
今回第3章11編のテーマは、
『食「万能おやつ コンビニナッツ」』。
実は、ナッツが健康に良いことについては、第6編で
ご紹介(※1)している。
今回酒のつまみでなく間食用「万能おやつ」として、
コンビ二ナッツ、特に今回は4種ナッツを比較した。
なお、「4種ナッツ」とは以下の通りである。
・アーモンド
・クルミ
・マカデミアンナッツ
残念ながら、まっちゃんランキングはお休みである。
何故ランキング無しか、理由は読み進めていけば、
恐らく明白になるだろう。
それでは、万能おやつ、コンビ二ナッツを比較して
ナッツの奥深い世界をご紹介する。
※1 健康食品ナッツについて 詳細はコチラで。
先ずは、ロカボ(※2)強化のローソンから始めたい。
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商品名:
ローソン(セレクト)
贅沢に4種のナッツが楽しめる
デラックスミックスナッツ
コメント:
おいしく楽しく低糖質 ロカボ
糖質8.9g
ローソンと共立食品(HPは以下)との共同開発。
https://www.kyoritsu-foods.co.jp/
(以下、写真左側が本商品。)
成分表示:
内容量 :75.0g
エネルギー:492kcal
たんぱく質:12.7g
脂質 :43.8g
炭水化物 :14.6g
糖質 : 8.9g
食物繊維 : 5.7g
食塩相当量: 0.33g
原材料(産地):
アーモンド (産地記載なし)
カシューナッツ (同上)
クルミ (同上)
マカダミアンナッツ(同上)
所感:
他社と比べ、食塩不使用ミックスナッツが見当たらず。
偶然近くの店舗で取扱いがなかっただけかもしれない。
ただ、表紙に「ロカボ」「糖質8.9g」あることを鑑み、
食塩不使用よりも、糖質制限を重視した結果だろうか。
確かに、他2社と比較すると容量の違いはあるものの、
例えばセブン商品と比べ糖質は83%低く抑えている。
糖分をカットして、食塩不使用だと美味しくないとの
結論から、食塩を適量使用したとも考えられる。
他2社の食塩不使用の商品と比べて、美味しく感じる。
アルコールと一緒だと違いはっきりとはわからない。
ただ、単独で食べる場合、食塩有無の差は大きい。
風味は3社の中で一番だが、健康面で少し疑問がある。
やはり味付けに食塩は非常に重要な要素だと痛感した。
また、4種ナッツの産地標記無しは減点要素だ。
もう1つ、ローソンの特徴として、クルミがデカい。
クルミの苦味が得意でない私は、少し勘弁してほしい。
クルミ好きにはたまらないかもしれない。
その後、ローソンの食塩、油不使用ミックス
ナッツを発見した。
何とナチュラルローソンブランドマーク付き。
商品名:
素焼きミックスナッツ
アーモンド・くるみ・カシューナッツ
コメント:
おいしく楽しく低糖質 ロカボ
糖質 4.0g
食物繊維 2.6g
共立食品(共同開発記載なし)販売。
成分表示:
内容量 :35.0g
エネルギー:231kcal
たんぱく質: 6.3g
脂質 :20.5g
炭水化物 : 6.5g
糖質 : 4.0g
食物繊維 : 2.6g
産地記載なし
所感:
ナチュラルローソンブランド付きの共立食品販売。
表紙に「食塩・油を使わず、特別焙煎」の記載。
詳細は省くが、一言「美味しい」。
マカダミアンナッツがない寂しさは全く感じない。
ローソンブランドではないのは様々な事情があると。
※ローソンロカボとは? 詳しくはコチラでどうぞ。
続いて、コンビ二王者、セブンイレブンに移りたい。
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商品名:
セブンイレブン(iプレミアム)
素焼き ミックスナッツ
コメント:
香ばしい4種のナッツが味わえます。
食塩不使用
セブンと共立食品(ローソン同様)との共同開発。
(以下、写真左側が本商品)
成分表示:
内容量 :72g
エネルギー:466kcal
たんぱく質:13.0g
脂質 :40.2g
炭水化物 :15.4g
糖質 :10.7g
食物繊維 : 4.7g
食塩相当量: 0.02g
原材料(産地)
アーモンド (アメリカ)
カシューナッツ (インド)
マカダミアンナッツ(オーストラリア)
所感:
「食塩不使用」をアピールした健康志向の商品である。
セブンといえば、長年風味第一優先であった。
この商品は、時代の変化を痛感させる。
セブンの主ターゲットである40歳以上の健康を考えて
この商品は開発されたことは間違いない。
そう、高血圧症を初めとした生活習慣病である。
かかる症状を有する人にも販売しなければならない。
塩分抜きでロカボのローソン商品への対抗軸だろう。
ただ、本商品は成分の「食塩相当量」は「0.02g」。
食塩不使用にも関わらず、相当量を含んでいる。
成分表を詳細に見ないとわからない事情がある。
さすがに風味を最低限守るために、食塩以外の成分
が用いられている点は注意したい。
確かに、食塩不使用にしては風味は損なっていない。
王者に相応しく、健康と風味両方に配慮した商品だ。
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最後に、ファミリーマートである。
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商品名:
ファミリーマート(コレクション)
塩と油を使ってない
4種のミックスナッツ
コメント:
それぞれのナッツの風味を生かす個別ロースト製法。
素材本来のおいしさが楽しめます。
食塩・油 不使用
共同開発。
(以下、写真左側が本商品)
成分表示:
内容量 :80g
エネルギー:528kcal
たんぱく質:13.6g
脂質 :44.8g
炭水化物 :17.4g
糖質 :10.7g
食物繊維 : 4.7g
食塩相当量: 0.0g
原材料(産地)
アーモンド (アメリカ)
カシューナッツ (インド)
マカダミアンナッツ(グアテマラ)
所感:
食塩・油とも不使用、なおかつ食塩相当量「0g」。
糖質量はローソンより多いが、容量からしてセブンより
少なく、完全にセブン商品を意識しているのは明らか。
チャレンジャーのファミマらしい。
セブンへ対応軸として、徹底した健康志向を貫いた。
またもう一つの特徴がマカダミアンナッツの産地。
マカダミアンナッツ原産地はオーストラリア(※3)。
セブンは原産地のものを使用している。
※3 マカダミアンナッツについて 詳しくはコチラ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%80%E3%83%9F%E3%82%A2
ファミマは新興グアテマラ産(※4)を利用している。
王者:
セブンイレブン=共立食品=オーストラリア産
挑戦者:
敢えてファミマはグアテマラにこだわったのだ。
こういう言い方をするのは言い過ぎだろうか。
※4 最近グアテマラほか南米で生産されている。
https://4travel.jp/travelogue/10032718
正直、風味からすればセブンよりも若干劣ると思う。
ただ、個人的には健康面に徹底挑戦したファミマへ、
一票を投じたいと考える。
それよりも、共同開発された稲葉ピーナツは凄い。
血の滲む努力で本商品を開発されたものと推測する。
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さて、コンビ二ナッツは以上である。
最後に、セブンとローソン共同開発会社である共立食品
の本家商品を取り上げたい。
3社の商品と異なり、4種でなく3種ミックスとなる。
例のマカダミアンナッツは含んでいない。
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商品名:
共立食品
素焼き ミックスナッツ
食塩・植物油不使用
コメント:
おいしく楽しく適性糖質 ロカボ
ビタミンE・鉄・食物繊維を豊富に含有
成分表示:
内容量 :100g(※商品は200g入り)
エネルギー:654kcal
たんぱく質:17.2g
脂質 :57.3g
炭水化物 : -g
糖質 :13.3g
食物繊維 : 7.0g
食塩相当量: 0.0g
※追加記載あり
ナトリウム: 3.0mg
鉄 : 4.6mg
ビタミンE:12.4mg
原材料(産地):
アーモンド (アメリカ)
カシューナッツ (インド)
所感:
恐らく3種ミックスになっているのは、共同開発2社の
間に「オトナの事情」が存在するものと推測する。
それでも共立食品は本家商品として、徹底した健康志向
を以下2つを取り込んで実現している。
・ローソンのロカボ(低糖質)のDNA継承
・ファミマ(稲葉ピーナツ)の食塩・油不使用への対抗
ナッツメーカーとして意地とプライドの凄さを感じる。
裏面に他が記載していない3成分を記載する徹底ぶり。
因みに、本商品は、大手ドラッグストアで売っていた。
コンビ二以外の販路で販売しているものと推測する。
セブンは近い将来リニューアルしてファミマへ対抗?
そんなことを予想させる商品である。
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以上、長々とお付き合いいただいた。
まだコンビ二ナッツはお酒のおつまみコーナーにある。
だが、ナッツはもうお酒のお供だけではない。
是非とも、間食用として、万能おやつとして
はたまた健康食品としても
コンビ二でのナッツ単体購入をおススメしたい。
もちろん、時にはお酒と一緒に購入もアリか。