イイネ!食「ゴールデンハンバーグバトル」Chapter 5‐⑬

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今回、第5章13編のテーマは、

『イイネ!食「ゴールデンハンバーグバトル」』。

 

「ハンバーグ(※1)」はそれだけで、

定食屋の超メインのおかずとなる食材。

 

子供からおとなまで幅広く、

日本人にはハンバーグは好かれている。

そう断言して問題ないだろう。 

 

コンビニの中食(※2)ラインナップの中でも、

・豚角煮

・豚肉のしょうが焼き、

ビーフシチュー

などのメイン食材を差し置いて、

ハンバーグは一番人気である。

 

コンビに大手3社も「ハンバーグ」は、

当然のことながら中食で販売している。

 

そればかりか、 

中食だけで、

複数種類のハンバーグを販売しているのが、

何よりの証拠だろう。

 

さすが定番だけに

通常のデミグラスハンバーグ、

チーズハンバーグ、

照り焼きハンバーグ、

など各社ともに種類は豊富である。

 

これまでも3社の黄金シリーズを取り扱ってきた。

ビーフシチュー、ビーフカレーに続き、

ハンバーグについても、

金の袋入り最上位商品にフォーカスする。

 

ただし、定番中の定番、ハンバーグは、

他の食材と区別するためにも、

あえて「ゴールデンハンバーグ」と命名したい。

(以下、「ゴールデンハンバーグ」と略称)

 

何せ通常ハンバーグより価格も2倍以上。

3社ともに黄金の袋に入れて、

写真からも力のいれようがわかるというもの。

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3社の最上位ハンバーグ「ゴールデンハンバーグ」・

コチラの食べ比べを行う。 

 

それでは、大手3社のバトルの前に、

先ずは健康面の整理から始めたい

 

家庭料理「ハンバーグ」の栄養成分は、

どれくらいなのか?

整理しておきたい。

 

ビーフ煮込みハンバーグ

 (牛ひき肉100g)

 ・糖質量:   9.7g

 ・たんぱく質:19.7g

 ・塩分:    1.3g

 ・カロリー:  377kcal

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②合いびき煮込みハンバーグ

 (合いびき肉70g)

 ・糖質量:   9.8g

 ・たんぱく質:14.5g

 ・塩分:    1.3g

 ・カロリー:  296kcal

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合いびきデミグラスソースハンバーグ

 (合いびき肉100g)

 ・糖質量:  27.8g

 ・たんぱく質:14.2g

 ・塩分:    2.7g

 ・カロリー:  427kcal

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よく見てみると、

①②煮込みハンバーグの糖質量は、

約10gと低くはないが、

高過ぎることもない。

 

ただし、

デミグラスソースをかけたことで、

③の糖質量は一気に増えている。

 

コレは「見えない糖質」のせいである。

どういうことだろうか?

詳細にチェックしてみたい。

 

第1に、ハンバーグに入っている「パン粉」。

パン粉の原料は、もちろんパンである。

 

小麦粉で作られるパンは糖質なので、

つなぎを使ったハンバーグには、

それだけ多くの糖質が含まれることになる。

 

AGE牧田クリニック院長、牧田善二先生(※3)

によると以下の通りだ。

 

「お惣菜やレトルトのハンバーグの場合は、

肉の分量を減らすためにつなぎの分量を多く

していることもあるので、さらに注意が必要」

というのである。

 

第2に、味付け用のソースやケチャップ。

 

中濃ソースは砂糖に次ぐ糖質含有量があり、

その量はなんと大さじ1杯につき5.3gもある。

 

牧田先生によれば、

その原因は「原材料に糖質の多い、

にんじんや玉ねぎなどの野菜のほか、

りんごなどの果物をつかっているから」

である。

 

また、ケチャップの原材料はトマト。

こう聞くと、健康的に聞こえる。

 

しかし、こちらも牧田先生によれば、

「トマトも糖質の多い野菜。

そこに砂糖・ぶどう糖などを添加して、

味を調えてある」ため、

ケチャップは糖質が高いという。

 

参考までに、代表的なソース類の糖質量を挙げる。

(基本は大さじ1杯=18g)

 

オイスターソース:   3.3g

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ウスターソース:    4.2g

③トマトケチャップ:   4.6g

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④中濃ソース:      5.3g

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⑤ストレートチリソース:10.3g

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例:角砂糖(1個3g) : 3.0g 

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それでは、大手コンビ二3社の提供する、

「黄金ハンバーグ」の栄養成分をチェックしてみたい。

 

コンビニ3社の平均データは以下のとおり。

・ゴールデンハンバーグ

 コンビニ3社平均(100g換算)

 括弧( )内は家庭料理との比較。     

 

 ・糖質量★:   6.7g(▲3.0)

  ★記載なしの会社があるため推定値

 ・たんぱく質: 11.2g(▲8.5)

 ・塩分:     1.5g(+0.2)

 ・カロリー:  198kcal(▲179)

 

一般的に家庭料理のハンバーグに比べると、

100g当たりのゴールデンハンバーグの成分は、

糖質・たんぱく質・カロリーとも低かった。

 

逆に、塩分はやや高めだった。

 

ただ実際に、

ゴールデンハンバーグの内容量は200g。

 

ゴールデンハンバーグを思い切って

半分残すか、

あるいは、

家族や恋人・友人とで半分ずつにするか。

 

実際に肉のボリュームを目の前にして、

いずれもかなり勇気のいる決断ではある。

 

まあ結論として、

ゴールデンハンバーグは、

他のハンバーグ同様に

残念ながら健康食材とは言えない。

 

しかし、ハンバーグ自体は、

中食の定番中の定番メニューである。

 

そのうえ、ゴールデンハンバーグは、

3社とも健康面に配慮しつつ、

販売に力を入れている。

 

そのために、やはり今回外せない。

 

(ということで続けたい。)

 

※参考:栄養成分は以下の2冊の書籍を参照。

・「糖質量ハンドブック」

 (牧田善二監修 新星出版社)

 

・「糖質量事典」

 (田中明監修 成美堂出版)

 **********************

さて、それでは 「ゴールデンハンバーグバトル」

コチラを開始したい。

 

最後には恒例となった、

「まっちゃん勝手ランキング」をお届けする。

 

今回は、

セブンイレブン(以下セブンと略)、

ファミリーマート(以下ファミマと略)、

ローソン、の順

チェックしてゆきたい。

 **********************

1.セブンイレブン

黒トリュフ使用デミグラスソース

※ソース中0.3g配合

金の直火焼

ハンバーグ

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  ①共同開発:日本ハム株式会社(※4)

  

 ②内容量 :200g

 

   ③牛肉   :アメリカ産アンガス)

 

 ④特徴  :SEVEN&iプレミアムゴールド 

 

 ⑤調理時間:3分30秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑥成分表示:1袋あたり(200g)

  ・エネルギー:398kcal

  ・たんぱく質: 19.8g

  ・脂質:    29.4g

  ・炭水化物:  15.2g

   糖質:    12.0g

   食物繊維:   3.2g

  ・食塩相当量:  2.4g

 

 ⑥値段:  

     388円☆(税込) 

       194☆円(100g換算)

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評価

 ①肉      :4

 ②味覚(タレ) :4

 ③健康     :4

 ④調理時間   :3

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :3

 ⑦その他(調整):±0※

     ※牛肉原産地記載〇(得点まではなし)    

 ⑧総合点    :21/30

 

コメント:

王者セブンとしては、

風味・健康ともに追及した。

 

販売協力会社の日本ハムと組み、

牛肉はアメリカ産のアンガス牛

(黄金ビーフシチュー/カレーでも使用)

 

ソースには黒トリュフを3%配合

して高級感を出した。

ココまではコメントはない。

 

ただ結果的に、

牛肉とソースとの相性でいうと、

今ひとつフィット感がない。

 

ソースに少し個性がなく、

牛肉に押されている感がある。

 

他2社より税込2円高いだけの、

納得いく理由は、

残念ながら見当たらない。

 

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2.ファミリーマート

3日仕込みのデミグラスソース

鉄板焼きハンバーグ

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 ①共同開発:丸大食品㈱(※5)

  

 ②内容量 :200g

 

   ③牛肉  :生産地記載なし

 

 ④特徴  :お母さん食堂プレミアム 

 

 ⑤調理時間:3分40秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑥成分表示:1袋あたり(200g)

  ・エネルギー:397kcal

  ・たんぱく質: 19.2g

  ・脂質:    29.2g

  ・炭水化物:  15.2g

   糖質:    13.4g

   食物繊維:   1.8g

  ・食塩相当量:  3.7g

 

 ⑥値段:  386円☆(税込) 

         193円☆(100g換算)

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評価

 ①肉      :4

 ②味覚(ソース):5

 ③健康     :4

 ④調理時間   :3

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :4

 ⑦その他(調整):±0

  ※牛肉原産地記載×(減点まではなし) 

 ⑧総合点    :23/30

 

コメント:

ファミマらしく、

風味を追求しつつ健康面も意識。

 

セブン商品を意識しつつも、

やや独自路線で販売する。

 

ソースは黒トリュフにこだわらず、

仕込み日数の長さで勝負する。

 

牛肉も生産地にこだわらずに、

ソースに合うように

鉄板焼きに合う牛肉を選ぶ。

 

結果的にソースと牛肉バーグとの

相性は絶妙の仕立てになった。

 

強みの若者だけでなく、

中高年まで対象にできる商品に。

**********************

3.ローソン

 黒トリュフとボルドーワインを

使用したデミグラスソース

ハンバーグ

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 ①共同開発:米久(株)(※6)

  

 ②内容量 :200g

 

   ③牛肉  :アメリカ産アンガス種

 

 ④特徴  :保存料・合成着色料不使用 

 

 ⑤調理時間:2分40秒

  (電子レンジ500W)

 

 ⑥成分表示:1袋あたり(200g)

  ・エネルギー:392kcal

  ・たんぱく質: 17.9g

  ・脂質:    28.2g

  ・炭水化物:  16.4g

   糖質:       -g(記載なし)

   食物繊維:     -g(同上)

  ・食塩相当量:  2.6g

 

 ⑥値段:  386円☆(税込) 

          193円☆(100g換算)

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評価

 ①肉      :4

 ②味覚(タレ) :3

 ③健康     :5

 ④調理時間   :4

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :3

 ⑦その他(調整):±0

  ※牛肉原産地記載〇(得点まではなし)

     糖質・食物繊維量未記載×(減点まではなし)

 ⑧総合点    :22/30

 

コメント:

ローソンは完全にセブン商品を

徹底研究して販売。

 

風味を追求しつつも、

保存料・着色料の不使用など

健康面の配慮は忘れない。

 

肉はアメリカ産アンガス牛

ソースは黒トリュフを配合。

ココまではセブンと同様。

 

セブンの弱点であるソースを

ボルドーワイン」を使って

補完することで、

少し辛さをつけた。

 

コレにより、

牛肉バーグとソースの相性は、

ぐっと良くなっている。

 

セブン商品を超える風味に。

********************* 

最後に整理しておこう。

 

「ゴールデンハンバーグバトル」

「まっちゃん勝手ランキング」

結果は、以下の通り。

 

 1位:ファミマ 23点

(評価ポイント)

 ①牛肉とソースの相性が絶妙。

 ②ソースは黒色に近く、

  絶妙の甘さが際立つ。

 ③肉は噛みやすくジューシー。 

  

2位:ローソン 22点

(評価ポイント)

 ①ソースは赤色に近く、

  やや辛めの上品な味付け。

 ②牛肉もジューシー。

 ③肉とソースの相性はよい。 

 

3位:セブン  21点

(評価ポイント)

 ①ソースは茶色に近く、

  甘辛さは3社中で中間。

 ②肉は少しパサパサ感あり.

 ③ややソースが牛肉に、

   負けているか。

 

勝者、

ファミリーマート

  3日仕込みのデミグラス

 鉄板焼きハンバーグ」。 

 

ひとつの参考にしてほしい。

 **********************  

「ゴールデンハンバーグ」。

正直ランキング上で迷った。

それくらい激戦といってよい。

 

コンビニ3社ともに、

相当な努力の跡が見える。

 

一方で、正直に言えば、

外食の高級ハンバーグに

比べれば、

まだまだ改良の余地がある、

とも感じる。

 

ゴールデンハンバーグ、

まさに期待が大きいだけに、

外食ハンバーグに負けぬよう

更なる改善を図ってほしい。

 

さて、新しいバーグとして

大塚食品(※7)の、

「NOMEATハンバーグ」

ご紹介したい。

(ローソン取り扱い)。

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肉不使用の大豆加工品で、

通常のハンバーグに比べて

エネルギーと脂質が控え目。

 

かかる健康バーグには、

注目してゆきたい。

 

とても肉不使用とは思えない、

風味であり、おいしい

 

まだ食べたことがない方は、

ぜひ試してみてほしい。

 *******************

①ゼロミート   

 デミグラス      

 エネルギー:186kcal(▲56)

 たんぱく質:12.7g (▲0.7)

 脂質   :  8.3g (▲5.3) 

 炭水化物 :16.7g 

 糖質   :13.7g

 食物繊維 :  3.0g

   食塩相当量:   2.3g 

 

②ゼロミート

 チーズインデミグラス

 エネルギー:211kcal(▲41)

 たんぱく質:11.8g (▲2.5) 

 脂質   :10.8g (▲3.9) 

 炭水化物 :17.9g 

 糖質   :15.4g

 食物繊維 :  2.5g

   食塩相当量:   2.4g 

 

 括弧( )内は一般ミート比較

※価格はいずれも322円(税込み)

*******************

(今日のひとこと)

 

ハンバーグは、

中食・外食ともに、

超定番品であり、

ラインナップから外せない。

 **********************  

(注釈)

※1 ハンバーグについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0

※2 中食について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%A3%9F

※3 牧田善二先生について

http://www.ageclinic.com/doctor/ 

※4 日本ハム㈱について

https://www.nipponham.co.jp/

※5 丸大食品㈱について

http://www.marudai.jp/

※6 米久㈱について

http://www.yonekyu.co.jp/

※7 大塚食品㈱について 

https://www.otsukafoods.co.jp/sp/

 

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