ハムレット的選択 Chapter 1-⑳
いよいよ第1章も最後となる。
現在、膝、腰、関節などの痛みがある。
整形外科に通っている疾患がある。
その場合、私のように治療院に委ねるべきか。
整形外科に通って治療を続けるべきか。
その選択をどのようにするべきか。
ある整形外科医の先生から教えてもらった。
簡単な判定基準は以下の通り。
もし継続的に痛みが出続ける場合は、
医療機関である整形外科での治療を優先。
例えば、どのような動き・姿勢をしても、
関係なく痛みが続く場合、
日によって痛みの強弱なく継続する場合、
は上記にあたる。
民間の治療院での治療は、主治医の先生に
相談して決めるべきであろう。
もし一時的に痛みが出てくる場合は、
各種治療院によって完治を目指せる。
例えば特定の動きや姿勢をとった場合には、
痛みが出るが、それ以外は痛みが治まる場合、
日により痛みの出る/出ないときがある場合、
以上は、治療院等の活用しながらも、
定期的に整形外科の診断を受ける。
しかし、あくまでも「目安」であって、
完全なガイドラインではないとのこと。
この点は十分にご注意いただきたい。
ただ、少なくとも私の場合は、後者であった。
いずれにせよ、整形外科的な「痛み」は厄介。
主治医も痛みの原因がわからないケースは多い。
例えばレントゲン画像で明確にわかる症状。
骨折や骨のヒビが痛みの原因とわかれば、
大変だが、まだ対処方法がとりやすい。
通常はレントゲン検査で原因がわからない場合、
「MRI」検査を行い、診断画像で診断する。
箇所により異なるが、通常20~30分体を固定され、
工事現場のような破裂音のする検査機器のなかで、
じっと横たわっている検査である。
その上で主治医による画像診断となる。
これまで6回以上、左右の膝、股関節、腰など
いろんな箇所のMRI検査を受けた。
結果的に、私の場合、痛みの原因はコレである
と断定されたのは、最初の検査の1回のみ。
最初左膝の痛みで歩くのも不自由になった時だ。
MRI診断画像を見た当時の主治医は明確だった。
「直ぐに専門病院へ行ってください」
「紹介状を書きます。当院ではこれ以上ムリです」
「画像を見ても、左膝の軟骨が脱離しています」
結果的に、関節鏡手術を受けるという結論を出せた。
それ以外の5回はMRI画像からも原因特定できず。
セカンドオピニオンを求めても結果は同じだった。
「多分、第●骨と第●骨の間隔が狭くなっいてるため・」
「おそらくは、●部分が炎症を起こしているため・・」
「膝の●骨部分が一部壊死している可能性が・・」
一言で言えば「よくわからない」ということだろう。
因みに、私の場合、現在整形外科の疾患名が4つある。
上記の診断結果とともに、新たな疾患名が付与された。
ここ2年間で一気に増えてしまった。
完全に痛みを除去するために、手術が示唆される。
「人工膝関節」または「高位頚骨骨切※」手術。
※は、「こういけいこつこつきり」と読むらしい。
どちらかの二者選択になるらしい。
最終的に、痛みが我慢できないレベルになれば
上記いずれかの手術はやむを得ないかもしれない。
ただ、それまでにできることは全て試したい、
というのが誰しも本音ではないだろうか?
冒頭の整形外科医の判断基準からしても可能性はある。
そう信じて、まだまだ孤軍奮闘は続く。