運動療法 自転車(エアロバイク) Chapter 2-⑥
整形外科医が珍しく勧める運動の一つ。
自転車、ジムで言えばエアロバイクである。
ランニング、歩行などと比較すると、
膝や腰にも負荷が少なく、優しい運動である。
実は、30年前にはマウンテンバイクに、そして
10年前にはロードバイクに、それぞれ一時的に
ハマっていた。
そのため、取り組みやすかった。
ただ、現在ママチャリ以外に自転車がない。
今からふたたび購入は面倒である。
どの程度自転車でトレーニングするかによって
購入自転車の形態、レベル、価格も変わる。
更に、天候に左右されるので、コスパが悪い。
そこで、決めた。
ジムのエアロバイクを利用することにした。
冷暖房完備の中、ひたすらペダルをこぎ続ける。
天候や暑さ寒さに左右される心配はない。
重さを適宜調整、ペダル回転数は60以上/分、
これで45分間続けると、汗だくになる。
心拍数も最初の100弱から最後には150超に。
かなり息も上がってくる。
相当な有酸素運動だ。
マラソンを走った時とは異なる達成感。
ランニングマシンでのウォーキングよりも、
かなりエアロビクス効果が高い。
しかも、膝は終了後も違和感や痛みがない。
目の前に時速、走行時間・距離、消費カロリー、
心拍数などのデータがデジタル表示される。
5分も経つと本日の体調が客観的にわかる
確かに景色は変わらず、単調とも言える。
私個人は何かをし「ながら」運動はしない。
ただ(ジムによって)テレビ番組を観ながら、
スマホで音楽を聴きながら、
はたまた新聞を読みながら、
エアロバイクをやる人は思った以上に多い。
楽しみながらやれるのは、継続のコツだ。
自転車で路上を走る際には危険極まりない。
そんなながら行為も、ジムエアロバイクなら
全く問題なく、十分可能なのだ。
ジムトレーニングでエアロバイクはおススメだ。
さて、今度は本格的に自転車を始めるお話。
40~50代になってロードバイクにチャレンジ
する人が増えているそうだ。
知り合いの自転車店主は、中高年購入者のために
ロードバイク初心者講座を2年前から開講。
順番待ちの人気だと聞いた。
また、自転車専用道路の整備も進んでいる。
自動車との事故には十分に気をつけて欲しい。
ヘルメットは必須なので必ず装着しよう。
これから何がスポーツを始めようと考える人、
特に中高年の運動不足解消をしたい人、
また体にケガや痛みがある人などにとっても、
自転車は比較的取り組みやすい運動だ。
ご自身の状況に応じ、自転車(エアロバイク)
を運動の一環として取り入れてほしい。
個人的に、夏にはロードバイクを始めよう
かと思っている。