コンビニ中食「セブン-イレブン⑩『すぐに使える 冷凍ブロッコリー』」Chapter8-㉙
|
今回、第8章29編のテーマは、
「コンビニ中食 セブン-イレブン⑨
(以下、「セブン」と略)
『すぐに使える 冷凍ブロッコリー』」である。
ブロッコリー(※1)はどちらかと言うならば、
魚料理・肉料理の付け合わせ野菜、
というイメージが強い。
主役というより完全な脇役である。
ただ実際にブロッコリーは後で述べるとおり、
医学・栄養学的には「スーパー野菜」で、
最も注目される健康食材(野菜)である。
そこで今回はコンビニ大手3社の、
冷凍ブロッコリーを改めて単体で食べ比べてみた。
その中でも個人的にイチ押しが、
セブンの「すぐに使える 冷凍ブロッコリー」
である。
それではご紹介したい。
**********************
すぐに使える
使いやすいカットタイプ
①共同開発:マルハニチロ㈱(※2)
|
②内容量 :140g
③個数 : 11個
④原産地 :エクアドル(※22)
⑤特徴 :セブン&iプレミアム
⑥成分表示:1袋あたり(100g)
・エネルギー:27kcal
・たんぱく質: 3.5g
・脂質: 0.4g
・炭水化物: 4.3g
糖質: 0.6g
食物繊維: 3.7g
・食塩相当量: 0.04g
⑦値段: 150円(税込)
13.6円/個
評価
①本体 : 3
②視覚 : 4
③味覚 : 4
④健康 : 3
⑤価格 : 3
⑥独自性 : 3
⑦総合点 :20/30
コメント:
個数は11個と少なめだが、
1個当たりの大きさは3社中一番。
大きさのバラつきはほとんどない。
全体につぼみ部分が大きく、
茎の部分は細目で短めにカット。
柔らかくコリコリとした歯応えが最高。
風味はあまりクセがなく、
風味の主張は控えめ
魚料理・肉料理とも
付け合わせ野菜としてピッタリ。
値段は一番安いが、
グラムの単価は一番高い。
少人数向けの商品である。
**********************
ここからは、
ブロッコリーが「スーパー野菜」である理由に
迫ってゆきたい。
〇ブロッコリーとは?
ブロッコリーはキャベツ・白菜などと同じく、
アブラナ科(※3)に属する緑黄色野菜。
栄養成分としてはブロッコリー(50g)で、
以下の通りとなる。
カロリー: 17kcal
糖質量: 0.4g
たんぱく質: 2.2g
脂質: 0.3g
ビタミンC:60mg
(江部康二監修 洋泉社)
ブロッコリーには200種類以上の植物栄養素
(フィトケミカル ※4)を含む、
まさに「スーパー野菜」の名にふさわしい。
アメリカのデザイナーフーズ計画(※5)で、
ガン抑制作用があるとされる植物性食品40種
にもブロッコリーは取り上げられた。
ついついブロッコリーの緑色のつぼみ以外は、
捨ててしまいがちになる。
茎は過熱することで甘みと美味しさが増す。
また食物繊維も多く含まれているスグレもの。
ぜひとも捨てずに無駄なる採るべきだろう。
*********************
〇ブロッコリーのスゴイ効能について
ブロッコリーの持つスゴイ効能を、
下記にいくつか紹介したい。
1)抗酸化作用がある
ブロッコリーは強い抗酸化(※6)力を持ち、
その効力の持続性にも優れる。
週に2回食べれば継続した効果が期待できる。
これはβーカロテン(※7)やルテイン(※8)、
グルタチオン(※9)による作用である。
活性酸素の酸化作用を抑細胞機能障害を防ぐ。
2)解毒作用がある
ブロッコリーの花つぼみ部分は、、
体内で「スルフォラファン(※10)」に変化し、
食事や呼吸で体内に取り込まれた有害物質を
解毒する酵素を活性化する。
三愛クリニック院長兼医学博士、
済陽高穂先生(※11)によると、
「肝臓本来の力を引き出し、二日酔いの原因物質、
アセトアルデヒド(※12)の分解を促すことも」
明らかになっているという。
3)血液をサラサラにする
(※13)は強力な酸化作用を持つ。
それとともに、
血中のLDL(悪玉)コレステロール を減らし
HDL(善玉)コレストロール(※14)を増やす。
4)ガンを防ぐ
抗酸化作用と解毒作用により、
酵素を活性化させる。
また胃がんの遠因となるピロリ菌(※15)を
減らす効果があることが分かってきている。
5)糖尿病を予防する
ブロッコリーに含まれるクロム(※16)には、
体内のインスリン(※17)分泌を促進する。
そのため糖尿病予防には有効とされる。
6)美肌効果がある
ブロッコリーには100gあたりで120㎎程度の
「ビタミンC(※18)」を含む。
ビタミンC量はレモン(97g)や、
ピーマン(76g)を上回る。
ビタミンCはメラニン色素(※19)の沈着を
抑制してシミなどを防ぐ効果があることから、
美肌効果も期待できる。。
**********************
〇冷凍ブロッコリーについて
一般的に鮮度が落ちた野菜や旬を外した野菜と、
冷凍野菜の栄養を比べると、
冷凍のほうが勝ることも多い。
理由の一つが、
栄養価の高い旬の野菜を使っていることである。
さらにブランチング(※20)という軽い加熱、
によって酵素の働きが止められている。
そのため栄養の減少、品質の適菜が抑制される。
中でも冷凍のブロッコリーは生と比べて、
ビタミンCや抗酸化成分のルテインが増加する。
美肌や免疫力アップに貢献するβーカロテンは、
約4倍も増える。
それゆえ-冷凍ブロッコリーはおススメとなる。
**********************
「ブロッコリー」。
【今日のひとこと】
日本の結婚式では、
新婦による麗しい
「ブーケ・トス」(※21)
がよく行われる。
実は新郎によって
激しい「ブロッコリートス」
も行われることがある。
ブロッコリーは、
「幸せ」の象徴らしい。
**********************
(注釈)
※1 ブロッコリーについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブロッコリー
※2 マルハニチロ㈱について
https://www.maruha-nichiro.co.jp/home.html
※3 アブラナ科とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/アブラナ科
※4 フィトケミカルとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイトケミカル
※5 デザイナーフーズ(計画)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/デザイナーフーズ計画
※6 抗酸化(物質)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/抗酸化物質
※7 βーカロテンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/Β-カロテン
※8 ルテインとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルテイン
※9 グルタチオンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/グルタチオン
※10 スルフォラファンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/スルフォラファン
※11 済陽高穂先生について
https://ja.wikipedia.org/wiki/済陽高穂
※12 アセトアルデヒドとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/アセトアルデヒド
※13 クロロフィルとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/クロロフィル
※14 LDL(悪玉)/HDL(善玉)コレストロールとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/コレステロール#悪玉コレステロールと善玉コレステロール
※15 ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘリコバクター・ピロリ
※16 クロムとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/クロム#必須元素としてのクロム
※17 インスリンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/インスリン
※18 ビタミンCとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビタミンC
※19 メラニン色素とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/メラニン
※20 ブランチングとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブランチング
※21 ブーケ・トスとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブーケ・トス
*******************
(参考図書)
・PHPくらしラクーる編集部著
「すっごい食べ物&食べ方」
(PHP研究所)
・済陽高穂著
「40歳からは食べ方を変えなさい!」」
(三笠書房)
・笹井恵理子著
「週刊文春 老けない最強食」
(文芸春秋)
・吉田企世子監修
松田早苗 監修
「あたらしい栄養学」
(高橋書店)
・清水加奈子監修
藤岡操 監修
今さら聞けない
食材選びの基本
(枻出版社)
<
|
健康 #美容と健康 #美と健康 #健康第一 #健康志向 #健康食品 #健康食 #健康痩せ #コンビニ #コンビニランチ #コンビニ限定 #コンビニグルメ #コンビニご飯 #ブロッコリー #ブロッコリースプラウト