コンビニ中食「ローソン⑪『ぬか風味浅漬け』」Chapter8-㉝


 

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今回、第8章33編のテーマは、

「コンビニ中食 ローソン⑪

『ぬか風味浅漬け』」

である。

 

今回は、これからの季節にぴったりの

究極の若返り食材キュウリ(※1)

このキュウリをもとにした漬物を取り上げたい。

 

キュウリがなぜ若返り食材なのかは、

この後お伝えしてゆきたい。

 

その前に、

大手コンビニ3社のキュウリの漬物を、

食べ比べた結果として、

個人的にイチ押しは何と言っても、

ローソンで販売する「ぬか風味浅漬け」である。

 

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ローソン

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ぬか風味浅漬け

 

 ①製造者:㈱マツモト(※2


 

   

   ②内容量 :90g

 

 ③名称  :塩漬

 

 ④原材料 :だいこん、きゅうり、人参、なす

 

 ⑤個数  :8+5+1+1=15個

 

 ⑥成分表示:記載なし

  ・エネルギー: -kcal

  ・たんぱく質:  -g

  ・脂質:     -g

  ・炭水化物:   -g

   糖質:     -g

   食物繊維:   -g

  ・食塩相当量:  -g

 

 ⑦値段:248 円(税込) 

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評価  

 ①キュウリ本体 :4

 ②他野菜    :4

 ③味覚     :4

 ④健康     :2

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :4

 ⑦その他(調整):-1

             (栄養成分記載なし)

 ⑧総合点    :20/30

 

コメント: 

ローソンブランドでは販売なし。
漬物専門メーカの商品を販売。

 

唯一ぬか風味の浅漬けで、

野菜はキュウリ以外にダイコン、

人参、ナスと4種楽しめる。

 

それぞれの野菜を十分生かして

きりっとした塩味がアクセント。

 

さすがに100年以上続く、

漬物メーカーの老舗の味を痛感。

 

一番価格は高いが、

それだけ払う価値は十分ある。

 

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それではキュウリの素材そのものについて、

この後で見てゆきたい。

 

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○キュウリとは?

 

キュウリはカボチャ(※3)イカ(※4)

などと同じくウリ科に属する植物である。

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キュウリの旬は5~8月の夏の時期になる。

本来南方産で体を冷やす陰性食品(※5)で、

夏野菜の代表格となる。

 

また暑い時期の水分補給にも適している。

 

何と95%以上が水分で、超低カロリー。

そのため量を気にせずに採ることができる。

カロリーは約1本(100g)で14Kcal。

 

ちなみにきゅうりの栄養成分は以下の通り。

 ■栄養成分(100gあたり)

 ・エネルギー:14kcal

 ・ビタミンC :14mg

 ・タンパク質:1.0g

 ・脂質   :0.1g

 ・糖質   :1.9g

 ・塩分   :0.0g

キュウリは1本で約100gとなる。

 

一般的なキュウリは「白いぼキュウリ(※6)

と呼ばれる種類となる。

とげが白くてあまりとがっていないのが特徴。

 

へたの切り口が新鮮なもの、

皮のとげがとがっていてハリのあるものが、

良品となる。

 

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○キュウリのスゴイ成分について

 

キュウリに含まれるスゴイ栄養素と成分は、

以下の通りとなる。

 

1. カリウム

  ミネラル(※7)成分の一つ。

  細胞内の水分量を調節し、

  筋肉の働きをコントロールしたり、

  血圧を安定させたりする。

 

  日本人は食塩としてのナトリウムを、

  採り過ぎる傾向があるため、

  カリウム摂取が重視されている。

 

2. イソクルシトリン:

  フラボノール配糖体(※8)の一つ。

  カリウムとともに、

  利尿作用の強力な成分となる

 

3. ビタミンC:

  コラーゲン(※9)の生成に不可欠であり、

  強い抗酸化作用もある。

 

  人の体内で合成できないため、

  ビタミンとして認められている。

 

4. ケイ素(※10):

  カラダにごくわずかに存在して、

  機能維持や向上に役立つ「超微量ミネラル」、

  その一つである。  

 

  骨や腱、血管などにあるコラーゲンなどの

  結合組織を強化する働きがある。

 

  あまり知られていないが、

  キュウリには多く含有されている。

 

5. アスコルビナーゼ

  キュウリに含まれる酵素であり、

  他の食材のビタミンCを破壊する働きがある。

  

  加熱したり酸を加えたりすることで、

  働きを抑えられる。

 

  さっと炒めるが、または

  生なら酢と合わせる工夫をするとよい。

 

6. ピラジン

  キュウリ独特の青臭さのもとの成分。

  血液をサラサラにする効果が期待できる。

  

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3. キュウリのスゴい効能について

 

 1)むくみの予防

  キュウリが「若返り食材」であるのは、

  体と顔の「むくみ(※11)」をとるため。

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  ちなみにむくみの原因の一つは、

  塩分量の多過ぎる食事や間食などによる

 「塩分の採り過ぎ」である。

   

  塩分の正体はナトリウム(※12)

  塩分の多い食事を採ると、

  血液をはじめ体液のナトリウム濃度が、

  上がりすぎる

  

  すると余分な水分がカラダにたまって、

  むくみが発生するというメカニズムだ。

 

  キュウリには水分とカリウムが豊富なため、

  余分なナトリウムを体外に排出するのを、

  助けてくれる。

 

  スッキリボディラインは若返りの第一歩。

 

 2)脱毛の予防

  キュウリに多く含有されるケイ素。

  皮膚や毛髪に不可欠な成分である。
  

  コラーゲンなどを束ね合わせて、

  しなやかで丈夫な組織を保っている。

  肌のハリや透明感、つややかな髪にも、

  大きく関与する「美のミネラル」成分。   

 

  脱毛防止の観点で若返りに欠かせない。 

 

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3)高血圧・腎臓病などの予防

  1)で述べた通り、

  キュウリはカリウムを豊富に含んでいる。

  

  カリウムは余分な塩分の排出を促すため、

  利尿の必要な病気である高血圧、腎臓病、

  肥満症の予防に有効である。

 

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 4)暑気あたりの改善

  前章で述べた通り、

  キュウリはカラダを冷やす作用がある。

 

  そのため暑がりの陽性体質の方が利用すると

  効果はてきめんである。

 

  一方で冷え性の方にとっては、

  かえって逆効果になる場合がある。

  

  その場合にはキュウリに塩を加えて、

 「ぬかみそ漬け(※13)」や「浅漬け(※14)

  など陽性に変えて食べる必要がある。

 

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  「キュウリ」。

 

実をいうとカリウムは熱に弱い。

キュウリは生のままスティックで

食べるのが一番。

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味付けはフレンチドレッシング、

イタリアンドレッシングがよい。

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いずれも糖質、脂肪と塩分が

控え目なのだ。

 

【今日のひとこと】

キュウリをぬか漬けにすると、

ビタミンB1(※15)・B2(※16)

も採ることができておススメ。

 

ただ塩分の採り過ぎには注意。

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(注釈) 

※1 キュウリについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/キュウリ

 

※2 ㈱マツモトについて

http://www.t-matsumoto.co.jp/

 

※3 カボチャについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/カボチャ

 

※4 スイカについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/スイカ

 

※5 陰性食品とは何か?

http://www.kich.itami.hyogo.jp/resource/kisetudayori201402.pdf#search=%27%E9%99%B0%E6%80%A7%E9%A3%9F%E5%93%81%27

 

※6 白いぼきゅうりについて

https://www.yasainavi.com/zukan/cucumber/shiroibo

 

※7 ミネラルとは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/ミネラル

 

※8 フラボノールとは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB

 

※9 コラーゲンとは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/コラーゲン

 

※10 ケイ素(シリカ)とは何か?

https://kotobank.jp/word/ケイ素-59004

 

※11 むくみ(浮腫)について

https://ja.wikipedia.org/wiki/浮腫

 

12 ナトリウムとは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/ナトリウム

 

13 ぬか(みそ)漬けについて

https://kotobank.jp/word/糠味噌漬け-1495820

 

14 浅漬けについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/あさづけ

 

15 ビタミンB1(チアミン)とは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%B3

 

16 ビタミンB2(リオフラビン)とは何か?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%9C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%B3

 

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(参考図書)

・石原結實著

「病気にならない体をつくる食べ物事典」

 (PHP研究所)

 

 菊池真由子

「食べれば食べるほど若くなる法」

三笠書房

 

・吉田企世子監修

 松田早苗 監修

「あたらしい栄養学」

高橋書店

 

・吉岡有紀子監修

 「栄養の基本と食事の教科書」

池田書店) 


 

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