ヤバイ食!「ワインって健康にいいの?」Chapter 6-⑲
(※今やワインもコンビニで手軽に購入できる)
今回、第6章19編のテーマは、
「ヤバイ食!『ワインって健康にいいの?』」である。
今回は
「ワイン(※1)」、
特に「赤ワイン(※2)を取り上げたい。
ワイン は健康上で本当に効果があるのか?
以下の2部構成でお届けしたい。
前半ではワイン(特に赤)の健康効果を見てみる。
後半ではどのようなワインが健康的におススメ
なのかを具体的にみてみたい
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1. 「地中海食」のススメ
医学博士兼医師、
稲島司先生(※3)によると以下の通り。
「地中海食(※4)」というのは、
「地中海に面した人々が昔から行っている
伝統的な食事内容をお手本にした食事術」、
のことである。
まとめると以下のような概要である。
1)地中海食で推奨される食品
①毎日数回以上摂る食品
・オリーブ・オイル(※5):
大さじ4杯/日以上
・野菜(加工品は含まない):
小皿2皿以上
・生の果物(加工品は含まない):
バナナで1本相当
リンゴ・オレンジで2個相当
②週に3回以上摂る食品
・豆類:
小皿3/4杯/週以上
・ナッツ類:
90g/週以上
・魚介・海藻類:
170~260g程度/週
③週に2回以上
・トマト・玉ねぎを使ったソース:
(オリーブ・オイルをゆっくり煮る)
2)地中海食で控える食品
①週に3回未満
・菓子パン(甘いもの):
小さいサイズのもの3個/週未満
②1日1回未満
・炭酸飲料(加糖飲料)
200cc/日未満
・赤肉・加工肉(ハム・ソーセージ):
85g/日未満
実は地中海食で「推奨される日常の飲み物」
として挙げられているものこそ、
「ワイン」なのである。
もちろん「適量」との但し書きがつく。
図にすると以下の通りとなる。
ちなみに地中海食は心筋梗塞や脳卒中による死亡リスクを減らす、
ことが認められているのだ。
以下のとおりである。
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2. 「ワイン」のアンチエイジング効果
それではワインについて見てみたい。
AGE牧田クリニック院長兼医学博士、
牧田善二先生(※6)によると、
「糖質はやや含むものの、おすすめしたいのが、
ワイン」という。
ちなみに代表的なお酒の糖質量は以下の通りとなる。
100ml当たりの糖質量が低い順に並べてみる。
①ウイスキー・ジンロック(100ml):
糖質量:0.0g
①焼酎ロック(100ml):
糖質量:0.0g
③赤ワイン(100ml)
糖質量:1.5g
④白ワイン(100ml)
糖質量:2.0g
⑤ビール(100ml)
糖質量:3.1g
⑥日本酒(100ml)
糖質量:3.6g
⑦カクテル(100ml)
(カシスオレンジ)
糖質量:7.1g
⑧梅酒(100ml)
糖質量:20.7g
なお牧田先生はこう断言される
「ワインを飲むと太らないどころか、
やせやすくなる」。
以下の表を見ていただきたい。
「糖質のが少し含まれるワインのほうが、
糖質がゼロのジンよりも血糖値の上昇が低い」。
それだけではない。
「インスリン(※7)の分泌量を見ても、
ワインはほとんど変化がない」という。
そのうえで白ワインについては利尿作用が高く、
「体や顔のむくみをとる効果が期待でき」ると
いつのだ。
それ以外に大腸内の悪玉菌を倒す作用や、
殺菌作用も高いことから、
「適量を飲むことで殺菌効果も発揮する」
というのだ。
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3. 赤ワインの「アンチエイジング効果」
前出の牧田先生によると
「アンチエイジングが目的なら、
赤ワインが最高」と断言されている。
「赤ワインにはプロアントシア二ジン(※8)
やレスベラトロール(※9)など、
さまざまなポリフェノール(※10)が
含まれ」る。
コレらポリフェノールは
「抗酸化(※11)作用が高く、
AGE(※12)も半分に抑える効果がある」
からだという。
管理栄養士、
菊池真由子先生(※13)も赤ワインについて、
「飲んでもシワができないお酒」という。
赤ワインに含まれるレスベラルトールという
抗酸化物質のおかげで、
肌のうるおいを成分を保ち、
「シワを防ぎ、肌を若くする効果」、
があるという。
赤ワインの目安として
「1週間平均1日1杯(約180ml)程度」
といって適量を上げられている
ちなみに赤ワインの赤い色は、
「レスベラトロール」の色である。
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4. どんな赤ワインを選ぶのがよい?
赤ワインが良いことがわかった。
ただココ注意したいことがある。
赤ワインの色の濃さや値段と含まれる
ポリフェノールの量とは無関係である。
レスベラトロールは赤ワインの種類によって
含有量が異なる。
山梨大学ワイン科学研究センター教授、
柳田藤寿先生(※14)によると以下の通り。
「抗酸化力を期待して、
濃い色のカベルネ・ソーヴィニヨン(※15)、
を選ぶ人が多い」という。
タンニン(※16)による渋みや、
香りも濃厚なため力強さを感じるのだ。
しかしながら、
「実際には色の薄いピノ・ノワール(※17)、
メルロー(※18)のほうが
レスベラトロールを多く含んでいる」のである。
国産ワインを比較した国内研究によると、
ツヴァイゲルトレーベ・ブドウ(※19)から
作られた赤ワインのレスベラトロール含有量が
高いことがわかっている。
「最強は京都産のピノ・ノワールで
レスベラトロールを1リットル当たり、
4.91mgも含む。
それに対して、
1.43mgと格段に少ない」という。
コレで値段も気にせず、
上記の健康効果は十分に果たせる。
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(番外)コンビニで買える該当赤ワイン
近くのコンビニでざっと見ただけで、
3本見つかった。
もはやワインは手軽にコンビニで買える。
ワインに関する限り、
健康効果と価格は一致しないのがうれしい。
1. ピノ・ノワール
①アサヒ・アルパカ ピノノワール
(購入先)ローソン
(製造国)チリ
(販売先)アサヒビール(※20)
(容量) 750ml
(値段) 635円(税込)
(売り)
チェリーやラズベリーのフレッシュな果実味と、
なめらかな口当たり。
(購入先)ファミリーマート
(製造国)オーストラリア
(販売先)サッポロビール(※21)
(容量) 750ml
(値段) 1,016円(税込)
(売り)
ゆるやかに、やわらかく広がる味わい。
2. メルロー
①アサヒ・アルパカ・カベルネ・メルロ
(購入先)ローソン
(製造国)チリ
(販売先)アサヒビール(※20)
(容量) 750ml
(値段) 545円(税込)
(売り)
熟したブラックチェリー、カシスや
プラムの果実味とまろやかなコク。
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赤ワイン。
ワインに詳しくなくても、
勉強していなくとも、
ぜひ健康のために
適量を飲むのは良いだろうか。
あまりのめりこみ過ぎないよう
たしなむのがベストだろうか?
(今日のひとこと)
以下(※)のおススメ番組を見て
ワインについて楽しみながら
勉強してみるのはいかが?
※
WOWOW
The Wine Show -極上のワインに魅せられて-
https://www.wowow.co.jp/detail/113583/001/01
NHK BS4Kなど
刑事コロンボ「別れのワイン」
https://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/list/epi_19.html
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(注釈)
※1 ワインについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3
※2 赤ワインについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3
※3 稲島司先生について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E5%B3%B6%E5%8F%B8
※4 地中海食とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7%E9%A3%9F
※5 オリーブ・オイルについて
※6 牧田善二先生について
http://www.ageclinic.com/doctor/
※7 インスリンとは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3
※8 プロアントシアニジンとは何か?
※9 レスベラトロールとは何か?
※10 ポリフェノールとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB
※11 抗酸化(物質)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/抗酸化物質
※12 AGE(s)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/AGEs
※13 菊池真由子先生について
※14 柳田藤寿先生について
http://nerdb-re.yamanashi.ac.jp/Profiles/336/0033557/profile.html
※15 カベルネ・ソーヴィニヨンとは何か?
※16 タンニンとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3
※17 ピノ・ノワールとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
※18 メルローとは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%BC
※19 ツヴァイゲルトレーベ・ブドウ(ツヴァイゲルト)とは何か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%88
※20 アサヒビール(アルパカ)について
https://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/alpaca/
※21 サッポロビール(イエローテイル)について
https://www.sapporobeer.jp/wine/yellowtail/#c-anchor-lineup
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(参考図書)
・牧田善二著
「糖質オフたったこれだけ!」
(宝島社)
・牧田善二著
「医者が教える食事術実践バイブル2」
(ダイヤモンド社)
・稲島司著監修
「最強の食事術 お得意技ベストセレクション」
(晋遊社)
・笠井恵理子著
「週刊文春 老けない最強食」
(文春ムック)
・菊池真由子著
「食べれば食べるほど若くなる法」
(三笠書房)
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