コンビニ中食「セブン-イレブン⑬『ノルウェー産さば使用 さばみそ煮』」Chapter8-㊳

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今回、第8章38編のテーマは、

「コンビニ中食セブンーイレブン⑬

(以下、「セブン」と略する)

ノルウェー産さば使用 さばみそ煮』」

である。

 

さばと言えば、タンパク質(※1)

豊富であることで有名である。

 

今回はタンパク質を手軽に摂取できる、

さば味噌煮缶を取り上げたい。

 

大手コンビニ3社のさば味噌煮缶を

食べ比べた結果、個人的なイチ押しは

セブンの「ノルウェー産さば使用

さばみそ煮」である。

 

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セブンイレブン

 

ノルウェー産さば使用

さばみそ煮 

 

 ①共同開発:(株)STIフードホールディング(※2


 ②内容量 :150g(固形量90g)

 ③原産国 :ノルウェー

 ④特徴  :セブン&iプレミアム

 ⑤成分表示:1食あたり(150g)

  ・エネルギー: 373kcal

  ・たんぱく質:  19.2g

  ・脂質:     26.5g

  ・炭水化物:   14.3g

   糖質:         -g(記載なし)

   食物繊維:       -g(同上)

  ・食塩相当量:   2.0g
 
 ⑥値段: 238円(税込) 

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評価
 ①本体     :4

 ②味噌     :5

 ③味覚     :4

 ④健康     :3

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :4

 ⑦総合点    :23/30 


コメント:

ノルウェー産のさばを使った

高級路線の商品。

上の①より風味を徹底重視。

 

サバは大振りながら柔らかい。

そのうえ来の風味も漂う。

 

味噌は濃厚であり、

サバとの相性は絶妙である。

 

風味を勘案しても、

通常のセブンのサバ缶との、

50円の価格差は、

十二分に埋められている。

 

**********************

タンパク質と言えば、

「筋肉、血管、骨など、体のあらゆる細胞を作る、

重要な構成成分」である。

 

 多くの人はタンパク質に関してこれ位の知識しか、

持たないことが多いのではないだろうか?

 

少なくとも個人的には数年前までタンパク質の詳細を

理解しているとは言い難かった。

 

今回はタンパク質について以下にまとめてみる。

 

**********************  

○タンパク質について数字面で理解する

 

タンパク質を数値面で表してみると、

以下の通りとなる。

 

①体重の20%はタンパク質。

 体重の40%は筋肉の重みであり、

 筋肉は水分を除くと大部分がタンパク質の固まり。

 

 筋肉の大半は骨と骨とをつなぎ、

 関節を動かしている骨格筋。

 骨格筋は全タンパク質の約半分を占める。

 

②タンパク質は20種類のアミノ酸(※3)から構成。

 筋肉はもとより皮膚、血管、消化器など、

 体の主要パーツもタンパク質から作られる。

 

 タンパク質は英語で「プロテイン」であるが、

 語源はギリシャ語の「プロティオス」。

 訳すると「第一に大切なもの」となる。

 

アミノ酸の中の9種類は体内で合成されない。

 一般に「必須アミノ酸(※4)」の9種類は、

 体内に合成系を持たないか、

 合成量が必要量に満たないアミノ酸である。

 

 コレラは肉類、魚介類、牛乳、乳製品、

 大豆・大豆製品に豊富に含まれる。

 基本的に食事からの摂取が必要となる。

 

④身体は10万種類のタンパク質から構成

 血液中で生命活動に必要な酸素を運ぶ

 「ヘモグロビン(※5)」。

 血液中で自然治癒力を担う、

 「免疫グロブリン(※6)」。

 

 化学反応の触媒となる各種酵素

 脳内で情報を伝える神経伝達物質

 などなど。

 

 すべてタンパク質とアミノ酸から構成され、

 合わせると全部で数万から最大10万種の

 タンパク質が体内に存在するといわれる。

  

 最小限の材料(アミノ酸)でかくも多種多様な

 完成品(タンパク質)を作ってしまう人体は、

 凄いとしか言いようがない。

 

⑤筋肉は2か月で完全に入れ替わる。

 身体の10万個のタンパク質は分解と合成を、

 繰り返している。

 

 タンパク質にも決まった役割があり、

 その働きを落とすことのないように、

 常時リフレッシュしている。

 

 皮膚や血管を作るタンパク質のように、

 10年以上の寿命を持つものがある。

 一方筋肉は毎日1.8%ほどが新陳代謝して、

 2か月でそっくり入れ替わることになる。

 

⑥骨も40%はタンパク質(コラーゲン)で構成

 コラーゲン(※7)という 線維上のタンパク質と、

 オステオポンチン(※8)などの非コラーゲン性

 タンパク質が骨を支えている。

 

 骨は破壊細胞が破壊し、

 骨芽細胞が再建する骨リモデリング(※9)で、

 1年で約20~30%が入れ替わる。

 

**********************

○タンパク質の摂取について数値で理解する。

 

大事なタンパク質をどれくらい摂取すべきか、

数値面で表すと以下の通りとなる。

 

①タンパク質の摂取は体重1キロあたり1g。

 標準的な体型の人で1日180~200gの

 タンパク質が生成される。

 

 一方で日本人が1日に摂るタンパク質量は、

 平均70gである。

 

 差分はアミノ酸のリサイクルシステムで、

 補完されるが、必ずしも100%ではない。

 

 通常体重あたり0.8~1gがタンパク質の必要量。

 体重70Kgなら56~70gとなる。

 

 不足分を食事で補ってゆくのが基本となる

 万一タンパク質の生成が不十分となると、

 身体のパフォーマンスが低下することに。

 

②タンパク質の30%は浪費されて太りにくい

 食べてカロリーになるのは3大栄養素。

 糖質、脂質、タンパク質の3つとなる

 

 糖質とタンパク質は1g4キロカロリー

 脂質は9キロカロリーの熱量を発する。

 摂取したカロリーのの一部は熱に変わって

 浪費されることになる。

 

 コレを食事誘発性熱産生(DIT ※10)という。

 

 実はDITの数値は3大栄養素で差がある。

 脂質は5~10%、脂質は3~5%であるが、

 タンパク質は20~30%に達する。

 

 タンパク質は数百ものアミノ酸からなる分子量の

 大きな物質のため、消化吸収と代謝に回される

 熱が多いことになる。

 

 日本人の平均的な食事でDITが10%程度、

 タンパク質を多く含んだ食事だとDITは上がる。

 同じ摂取カロリーでも熱に変わる部分が多いため

 結果的に太りにくくなる。

 

③体重1kg当たり2.0g以上の過剰摂取は控える  

 ①で述べた通りタンパク質は体重1kgあたりで

 最大1.0g必要となる。

 

 タンパク質をそれ以上過剰に摂取しても、

 筋肉が大きくなるわけではない。

 

 第1にタンパク質は1gあたり4キロカロリー

 熱量を発するエネルギー源である。

 

 そのために摂り過ぎるとカロリー過多から、

 肥満リスクを上げる

 

 第2にタンパク質には窒素が含まれる。

 分解過程でフリーの窒素は体外に排出せざるを

 得なくなる。

 

 そのためにタンパク質を過剰に摂ると、

 肝臓と腎臓のオーバーワークとなり、

 内臓疲労を招くリスクがあるのだ。

 

④タンパク質は食事から摂るのが基本。

  ごはん、パンや野菜からタンパク質はもちろん

 補うことができる。

  

 積極的に摂取したいのは肉類、牛乳・乳製品、

 魚介類、卵類、大豆・大豆製品の5つの食品群。

 

 5つの食品群はアミノ酸スコア(※11)が100点

 満点となっている。

 

 このスコアは食品を構成する必須アミノ酸

 バランスでタンパク源を評価する指標となる。

 

 5つの食品群すべてを1日1回食べると、

 必須アミノ酸を過不足なく補うことができる。

 

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3.高タンパク食材ベスト10は何だろうか。

    管理栄養士、

 貴堂明世先生(※12)が監修された

 「高タンパク食ベスト50」。

 

 栄養、コストパフォーマンス、使い勝手など

 各種の要素を組み入れて算定したなかで

 ベスト10を発表したい。

    10位から順に発表したい。

 

 10位:焼き豆腐(1丁300g)

  豆腐はバランスに優れた万能食材。

  湯豆腐などにして300gを目標に。

 

    タンパク質:23.4g 

    脂質:   17.1g 

    カロリー: 264kcal

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 9位:マグロ赤身(100g)

  タンパク質が多く低カロリー。

  コストの高さが勇逸の難点か。

  

    タンパク質:24.3g 

    脂質:   0.4g 

    カロリー: 106kcal

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 8位:サバ(1切120g)

    焼いても煮てもよい万能食材。

    脂質とカロリーが少し高い。

  

    タンパク質:24.8g 

    脂質:   14.5g

    カロリー: 242kcal

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 7位:カツオ(150g)

    高タンパク魚の代表格。

    旬の時期を逃さないように。

 

    タンパク質:25.0g 

 

 

   脂質:   6.2g

    カロリー:   165Kcal

f:id:tmatsu06:20191019101907j:image   

 6位:豚ひれ肉(100g)

    高タンパクで低脂質。

    ヒレカツで食べる機会が多い。

 

    タンパク質:22.8g 

    脂質:   1.9g

    カロリー: 115kcal

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 5位:鶏ささみ肉(100g)

    低脂質で低カロリーの優等生。

    サラダに加えて食べよう。

 

     タンパク質:23.0g 

        脂質:   0.8g

        カロリー: 105kcal

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 4位:いわし味付け缶(1缶150g)

   実はイワシも高タンパク。

   低カロリーなのもうれしい。

 

   タンパク質:30.6g

   脂質:   17.9g

   カロリー: 318kcal

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3位:さば味噌缶(1缶160g)

   意外な高タンパク食。

   料理の手間を考えて缶詰で。

   塩分とカロリーが気になる場合は

   汁部分を残すとよい。

 

   タンパク質:31.0g 

   脂質:   26.4g

   カロリー: 412kcal

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2位:牛すじ肉(100g)

   高タンパクで低カロリー、

   脂質も高くない優良食材。

   コンビニおでんで手軽に摂れる。

   

   タンパク質:28.3g

   脂質:   4.9g

   カロリー: 155kcal

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1位:うなぎのかば焼き(1尾160g)

   脂質の多さは気になるものの、

   補ってあまりあるタンパクの高さ。

   月一度の贅沢食として、

   しっかりタンパク質を取ろう。

 

   タンパク質:36.8g 

   脂質:   26.4g

   カロリー: 412kcal

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*********************

「さばみそ煮」缶。

 

独断で選んだものの、

コンビニ大手3社の商品は、

かなり接戦でレベルが高い。

 

脂質が多いなどのあるが、

これだけ手軽で安価で手に入る

高タンパク食もあまりない。

 

サバからみそ煮をつくるのが

ベストだが、

時間を手間を大幅にかかる。

 

そんな時に、

缶詰の選択肢はありだと思う。

 

(今日のひとこと)

1日5つの食類を

バランスよく摂って、

タンパク質をチャージする。

 

魚類不足の時はさば缶だ!

  

 **********************  

(注釈)

※1 タンパク質とは?

 https://ja.wikipedia.org/wiki/タンパク質

 

※2 (株)STIフードホールディングスについて

https://www.shintokyo.co.jp/

 

 

※3 アミノ酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/アミノ酸

 

※4 必須アミノ酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/必須アミノ酸

 

※5 ヘモグロビンとは?

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘモグロビン

 

※6 免疫グロブリンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/抗体#ヒト免疫グロブリンの分類

 

 ※7 コラーゲンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/コラーゲン

 

※8 オステオポンチンとは?

http://www.bonyuukenkyuu.com/opn/

 

※9 骨リモデリングとは?

https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/keyword/3044.html

 

※10 食事誘発性熱産生(DIT)とは?

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-030.html

 

※11 アミノ酸スコアとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/アミノ酸スコア

 

※12 貴堂明世先生について

https://www.elle.com/jp/author/300115/pl-akiyo-kidou/

 

**********************
(参考図書)

・牧田善二著

「医者が教える食事術実践バイブル2」

ダイヤモンド社

 

・笹井恵理子監修

週刊文春 老けない最強食」

 

・津川友介著

「世界一シンプルで科学的に証明された

 究極の食事」(東洋経済新聞社)

 

・池井佑丞著

「闘うドクター池井の3週間ダイエット 

 (朝日新聞出版)

 

 


 

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