食「麦茶甲子園予選大会 自販機編」Chapter3‐⑲
今回第3章19編のテーマは、
『食「麦茶甲子園予選大会 自販機編』である。
いよいよ夏の甲子園大会が始まった。
猛暑の地方大会を見事に勝ち抜いた、
各都道府県代表の各学校。
その勇姿を楽しみにみてゆきたい。
さて、今回は麦茶第2弾。
コンビ二編に続いて、自販機編をお届けする。
ただ、一つ問題がある。
前編でもお伝えしたとおり、
自販機などで販売されている麦茶。
何とペットボトルだけで、
10銘柄(社)以上ある模様。
自宅近くの自販機で販売されている麦茶、
それだけに絞っても、
その数、
9銘柄(8社)。
ただでさえ、味覚オンチな私である。
麦茶9種類の飲み比べは、
正直言って、キビしい。
そこで、
近隣スーパーのブランド麦茶を加え、
10銘柄を、2銘柄ずつ優劣をつけて
5回に分けて飲み比べてみた。
最終5銘柄に絞り込んで決めることにした。
各回2銘柄から1つを選ぶとなれば、
ハードルは低い、
ハズ。
正に甲子園の地方予選大会ならぬ、
麦茶地方予選大会である。
そして、
麦茶甲子園大会に進む5商品を決めるため、
令和元年8月3日日曜日、午前9時。
外は雲ひとつない晴天のもと、
ではなく、
エアコンがモーレツにに効いた自宅内で、
10銘柄(以下写真参照)の麦茶の飲み比べを実施。
なお、優劣の判定は以下の通り。
①8銘柄共に常温で飲み比べること。
生で冷やすと、違いが分かりにくいためだ。
おいしい麦茶は常温でもおいしい、
ハズだ。
②自己採点基準(100点満点)は以下の通り。
・風味、味、喉こしなど
味覚部分 (55点)
・成分表示、健康上のデータなど
健康部分 (15%)
・色合い・パッケージデザインなど
視覚部分 (15%)
・その他売りやキャッチコピーなど
知覚部分 (15%)
③自己採点を対戦2銘柄ごとに算出して、
その比率を得点として表示。
なお、小数点以下第1位は四捨五入。
④引き分けはなし。
延長戦・タイブレーク(※1)にしてでも、
最終決着をつける。
※1 タイブレークとは? コチラを参照。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF
最終的な5試合の対戦カードと試合結果は、
以下の通りとなった。
それでは、1試合ごとに見ていきたい。
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第1試合
「茶流彩彩 麦茶」
(東京都港区代表)
×
「すばらしい麦茶」
(結果)
東阪対決となったこの試合。
大阪のサンガリアが勝利。
優勝候補のコカコーラはまさかの敗退。
健康面・視覚面でコカコーラが上回った。
しかし、
肝心の味覚面でサンガリアが圧倒した。
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第2試合
・伊藤園
「健康ミネラル麦茶
すっきり健康麦ブレンド」
(東京都渋谷区代表)
×
・チェリオジャパン
「カフェインゼロ 麦茶」
(東京都千代田区代表)
(結果)
東京都内の東西対決となった。
古豪伊藤園は、新製品でもやはり強かった。
健康面、視覚面、知覚面のいずれでも
優位に立つ展開。
それだけでなく、
味覚面でも大きくチェリオをリードして圧勝。
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第3試合
・キリンビバレッジ
「香ばし麦茶」
(東京都中野区代表)
×
・ポッカサッポロ
フード&ビバレッジ
「おいしい伊達麦茶」
(名古屋市中区代表)
(結果)
キリン 4-2 ポッカサッポロ
東名対決となったこのカード。
キリンが健康面、視覚面で確実リード。
ポッカサッポロは、知覚面で必死に追い上げ。
しかし最後には、
味覚面でキリンが強さと粘りを発揮。
追いすがるポッカサッポロをねじ伏せて、
キリンが東名対決を制した。
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第4試合
「爽健美茶 健康素材の麦茶」
(東京都渋谷区代表)
×
「おいしい麦茶」
(大阪市北区代表)
(結果)
ダイドー 4-3 日本コカコーラ
本大会2試合目の東阪対決となった。
コカコーラは、本大会2銘柄目の登場。
当初から激戦が予想されたこの試合。
最終的に、ダイドーが接戦を制した。
健康面、視覚面、知覚面では、
予想通りコカコーラがリードする展開に。
しかし、どの分野でも粘り強く戦い、
最後の味覚面で、ダイドーが逆転した。
コカコーラは本大会出場の2銘柄とも敗退。
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第5試合
・ライフビバレッジ
「麦茶」
(東京都千代田区代表)
×
・ジャスティス
「すっきり麦茶」
(東京都品川区代表)
(結果)
ジャスティス 3-1 ライフ
ライフはスーパー特別枠で出場。
ジャスティスはコンビ二麦茶各付けで一流、
セブンイレブン麦茶の共同開発パートナー。
試合としては、
健康面では全くの互角の展開。
視覚面、知覚面でジャスティスがリード。
品質面で、最後ライフも粘りを見せたが
ジャスティスが順調に得点して勝利を収めた。
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最終的に、麦茶甲子園本大会へ、
見事に出場が決めた5銘柄,
その顔ぶれと意気込みを
ご紹介したい。
また、本大会の模様は、
本ブログ別編でお伝えする予定。
こうご期待。
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メーカー:日本サンガリア
商品名: 一休茶屋
すばらしい 麦茶
ひと言:
無欲の勝利でおま。
勢いに乗って、大阪の意地を見
せつけたるさかいな。
東京の奴らには絶対負けへんで。
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メーカー:伊藤園
商品名: 健康ミネラル むぎ茶
すっきり健康麦ブレンド
ひと言:
優勝、しか考えていない。
兄貴分が、先日コンビ二編にて
屈辱の「ふつうの麦茶」格付け。
全社を挙げて、雪辱を誓う。
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メーカー:キリンビバレッジ
商品名: 香ばし麦茶
ひと言:
キリンは、ビールだけではない。
総合飲料メーカーとして正々堂々
と総合力で勝負したい。
目標は「打倒!伊藤園」。
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メーカー:ダイドードリンコ
商品名: おいしい むぎ茶
ミネラル入り
ひと言:
お客さまの健康と暮らしへ貢献。
経営理念が評価されての勝利。
本大会でも健康面のアピールと、
味覚面のおいしさで優勝を狙う。
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メーカー:㈱ジャスティス
ひと言:
PB商品開発で培った企画提案力、
品質の高さが他社にない強み。
本大会も、味覚面を生かして勝ち、
是非知名度を一気に向上させたい。