食「コンビニ ネリ対決」 Chapter 3-⑰
今回、第3章17編のテーマは、
『食「コンビニ ネリ対決」』である。
「ネリ(製品)」って何?
そう思われた方も多いだろう。
「ネり」はモチロン「練り」。
タラなどの白身魚を主原料とするヘルシー食材。
実は、ヘルシーフードとして人気急上昇中だ。
例えば、代表格のカニカマ。
海外では「SURIMI」と呼ばれる。
ワールドワイドでヘルシー食材として大人気なのだ。
脂質控えめで高タンパク、
糖質も、程度に含まれている。
酒のおつまみとして絶品であることは言うまでもない。
ほかに、
小腹が空いたとき、
運動した後など、
栄養補強にピッタリなのだ。
おススメしたいネリ製品は、
カニカマ、したらば、ちくわやかまぼこ。
ほかに、
魚肉ソーセージ、はんぺん、もある。
今回は、大手コンビニ3社のネリ製品を紹介したい。
正に、猛暑のピークである。
ビールやお酒のおつまみとして、
ネリ製品は、とてもフィットする。
コンビニ3社も自然と力が入るシーズン。
「まっちゃんネリ製品おススメランキング」も。
最後にまとめて、発表したい。
是非とも、最後までお付き合いのほどを。
では、始めよう。
***********************
リーダーらしく全方位戦略で他2社に展開、
風味重視で他2社に徹底して抗戦。
①明太マヨしたらば(1本)
概要:
紀文食品(※1)との共同開発商品
売り:「チーズ入り」
価格:108円(税込)
成分:
エネルギー:99kcal
たんぱく質:6.4g
脂質 :4.6g
炭水化物 :8.0g
食塩相当量:1.4g
コメント:
お酒やビールのおつまみにも最適。
間食でそのまま食べても、濃厚な味わい
広く一般受けする味わい。
紀文食品「明太マヨしたらば(以下☆)」がベース。
違いは、ダイス(以下★参照)チーズ。
酒のおつまみとしても、ベストフィットする風味。
おつまみ用としては、本家製品を超えている。
★8mm角にカットされたプロセスチーズ。
パン生地で包んだり、
そのままサラダやカレーのトッピングなど、
幅広く使われる。
☆紀文本体の「明太マヨしたらば」
②カニ風味かまぼこ(10本入)
概要:
伏見蒲鉾(※2)との共同開発商品
売り:「ほぐれやすい食感」
価格:105円(税込)
成分:
エネルギー:88kcal
たんぱく質: 7.7g
脂質 : 0.6g
炭水化物 :12.9g
食塩相当量: 1.0g
コメント:
色あいは、3社中一番赤に近い鮮やかさ。
形状は半楕円状で、感触は一番柔らかい。
ネーミングにある通り、
噛むと、カニのようにほぐれる食感が楽しい。
味は、カニ風味のついた美味しいかまぼこ。
とてもジューシーで甘さが感じられる。
製造は伏見蒲鉾。
1950年創業のかまぼこ専門のメーカー。
コレには妙に納得。
炭水化物(糖質)は10gを超える12.9g。
どちらかと言えば、
健康よりは風味を重視した商品。
③お刺身かにかま(5本入)
概要:
スギヨ(※3)との共同開発商品
売り:「かに酢で食べる」
価格203円(税込)
成分
エネルギー:61kcal
たんぱく質: 7.9g
脂質 : 0.5g
炭水化物 : 6.2g
食塩相当量: 1.2g
コメント
一瞬ホンモノのカニ?
そう見間違えるくらいカニそっくりの見た目。
「かに酢」を付けて食べると、
ホンモノと勘違いしてしまう食感と味覚。
よほどのグルメ評論家でないと
ホンモノと食べ比べしても、わからないだろう。
某民放の「**格付けランキングでも、
よくニセ食材として登場する。
もうひとつの売りが
「かに酢ポケット付き」。
これは大変便利(ローソンにはない)。
別に、醤油皿の準備は一切不要。
職場のデスクでそのまま食べられる。
※1 株式会社紀文食品のホームページ
※2 伏見蒲鉾株式会社のホームページ
https://fushimikamaboko.co.jp/
※3 株式会社スギヨのホームページ
***********************
2.ローソン
健康面を重視した戦略で商品展開するも、
セブンと真っ向勝負で苦しい展開。
①辛子マヨしたらば(1本)
概要:
紀文食品(※1)との共同開発商品
売り:「ピリッと辛い」
価格:108円(税込)
成分:
エネルギー:98kcal
たんぱく質: 6.1g
脂質 : 5.5g
炭水化物 : 6.1g
食塩相当量: 1.2g
コメント:
特徴はズバリ辛さ。
けっこう香辛料が効いている。
「ピリッと辛い」というより
「ビビッと辛い」。
あまり小さなお子様向きではない。
チョット間食用につまむには、
向かない。
逆に、お酒やビールのおつまみになら、
フィットする適度な辛さ。
もう一つの売りが、
「紅ずわいがに(以下写真)2%使用」。
カニ本来の風味はジューシーに楽しめる。
②カニ風味スティック(10本)
概要:
日本水産(※4)との共同開発商品
売り:「ジューシーでほぐれやすい」
価格:100円(税込)
成分:
エネルギー:68kcal
たんぱく質: 6.6g
脂質 : 1.3g
炭水化物 : 7.4g
食塩相当量: 1.2g
コメント:
色あいは、3社中2番目に赤に近い。
形状は二等辺三角形、感触は2番目の柔らかさ。
「ほぐれやす」さでいうと、
セブンに劣る。
カニ風味は強く、カマボコに負けていない。
独特のカニの風味が堂々と主張している。
コチラも妙に納得。
「ロカボ」売りのローソンらしく、
3社中エネルギー・糖質とも一番低く、
健康を重視した製品。
③かにかま (8本入)
特徴:
カネテツデリカフーズ(※5)との共同開発商品
売り:「ほぐれやすくジューシー」
価格:228円(税込)
成分:
エネルギー:71kcal
たんぱく質: 8.1g
脂質 : 0.6g
炭水化物 : 8.2g
食塩相当量: 1.2g
コメント:
セブンより身は細め。
その分1パック8個で3個多い。
実際に販売するカネテツデリカフーズは、
「ほぼシリーズ」で有名な企業。
ほぼカニはもちろん、
ほぼホタテ、ほぼエビフライ、
なんと、
ほぼウナギまで
開発したパイオニアメーカー。
健康志向のローソンがココと組んだのは
自然な流れである。
コンビニで、かにかまといえば、
ローソンがパイオニアだった。
味はカニ独特の風味に近い。
確かに、蒲鉾という感覚はあまりしない。
※4 日本水産株式会社のホームページ
※5 カネテツデリカフーズ(株)のホームページ
***********************
3.ファミリーマート(以下、ファミマと略)
完全に他2社と独自の差別化戦略で展開し、
お母さん食堂シリーズで新たなニーズを発掘中。
①海鮮スティック (1本)
概要:
スギヨ(※3)との共同開発商品
売り:「博多明太マヨネーズ」
価格:158円(税込)
成分:
エネルギー:84kcal
たんぱく質: 8.1g
脂質 : 2.4g
炭水化物 : 7.4g
食塩相当量: 1.7g
コメント:
ファミマの「お母さん食堂」シリーズ。
明らかに他2社と異なる商品として販売。
高級感を出して他2社と差別化を図る。
①ネーミング
したらば、の文字は使用していない。
②価格
他2社に比べて50円高く設定している。
②包装
密封されていて、賞味期限も10日程度長い。
食事でおかずの一品で取ってもらうことを想定。
ターケットの若者はじめ
多くの年代の方に
おフクロの味を提供するというコンセプト商品。
もちろん酒のつまみとしても全く問題なし。
「博多明太マヨネーズ」とホンモノ志向。
博多明太子ブランドは強力なメッセージ
他2社のようなしたらばのぱさぱさ感なし。
味は、カニと明太子風味の上品なかまぼこ。
視覚、触覚、味覚とも高級感が漂う商品。
辛さも程よいもの。
②かに風味かまぼこ(12本)
概要:
スギヨ(※3)との共同開発商品
売り:「栄養機能食品(ビタミンD)」
価格:100円(税込)
成分
エネルギー:75kcal
たんぱく質: 9.5g
脂質 : 0.2g
炭水化物 : 8.9g
食塩相当量: 1.7g
コメント:
色あいは、3社中1番白に近い。
一番カニの身の色に近い。
形状は台形近く、一番弾力性がある硬さ。
「ほぐれやす」さでいうと、
3社比較の中で一番ほぐれにくい。
コレはハッキリ言ってネーミング通り。
かもぼこ風味の主張が強い。
製造がスギヨで、明治から続く練り製品のメーカー
元々はちくわの製造からスタート。
昭和47年にかに風味かまぼこを大ヒットさせた。
コチラも妙に納得。
成分からいっても、
健康・風味ともに重視。
ローソンとセブンの商品の中間に位置する。
③三種のチーズ入りおつまみかまぼこ(1本)
概要:
スギヨ(※3)との共同開発商品
売り:「3種のチーズ入り」
価格: 158円(税込)
成分:
エネルギー:91kcal
たんぱく質: 7.3g
脂質 : 3.0g
炭水化物 : 8.8g
食塩相当量: 1.4g
コメント:
ファミマに 「カニカマ」に類似した商品がない。
少なくとも大阪市内何店舗か探索した。
しかし、販売している形跡がなかった。
東日本では販売しているかもしれない。
仕方ないので、練り製品として上記を選択。
①同様、ファミマの「お母さん食堂」シリーズ。
価格、包装、高級感のコンセプトは一緒。
豪華に3種のチーズを入れた、
いわゆる「チーかま」の高級版である。
濃厚な3種のチーズ。
高級感のある弾力ある食感のかまぼこ。
両者が絶妙にマッチしていて、
とても美味しい。
個人的に、ファミマは過去あまり利用しなった。
それでもたまに行った際、
別編でご紹介した「ジャスミンティー」。
そして
「チーズ入りおつまみかまぼこ」。
コノ2つだけは購入していた。
なお「チーかま」は、今後別編として登場予定。
***********************
ココまでお付き合いいただき感謝する。
コンビニ各社も精力的に展開するネリ製品。
そのまま食するのもよし、
ダイエットの間食にとるのもよし、
ビール片手でおつまみとするのもよしだ。
うまく活用してこの猛暑の夏を
乗り切ろう!!
最後に、お約束通りそれぞれセグメントごとに
ネリ製品 松ちゃん勝手ランキングを記載しておく。
***********************
ランキング
1.したらば部門
優勝:ファミリーマート 「海鮮スティック」
2位:セブンイレブン 「明太マヨしたらば」
3位:ローソン 「辛子マヨしたらば」
2.カニ風味かまぼこ部門
2位:ローソン 「カニ風味スティック」
3位:ファミリーマート 「かに風味かまぼこ」
3.かにかま部門
2位:ローソン 「かにかま」
(ファミマは類似商品取り扱いなし)