変形性ヒザ関節症からの脱出 Chapter 1-①

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全ては有名な整形外科主治医からの一言で始まった。

MRIの画像から、1年前から悪化しています。

次は人工関節を入れることを覚悟してください。」

 

 信頼して主治医にかかってきたのに正直裏切られた。

この先生のベストセラー本の帯にある文字

「あなたも●●体操を続ければ、きっと膝は良くなる。

人工関節はもういらない」は何と虚しく踊っているか。

 

 所詮本は名前を売り、患者を増やすためのツール。

ビジネスとしてよく考えれば当たり前のこと。

心底で主治医は売名行為はしないと信じたかった。

今さらわれながら、情けない限り。

 

 よし、こうなったら自力で何とか復活してやる。

私の中の闘志がふつふつと湧いてくる。

人間には大いなる潜在能力が眠っているはずだ。

  

こうして私の脱出劇のストーリーは始まった。

小学生のときに何度も聴いた巨人の星のテーマ曲が

脳内で何度も何度もリフレインする。

「勝利をつかむその日まで・・・」