コンビニ中食「ファミリーマート⑩『塩と油を使ってない 4種のミックスナッツ』」Chapter8-㉛


 

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今回、第8章31編のテーマは、

「コンビニ中食 ファミリーマート

(以下「ファミマ」と略)

『塩と油を使ってない 4種のミックスナッツ』」

である。

 

ナッツ(※1)は後述するが、

まさに健脳食品であると同時に、

立派な健康食品となる。

 

今回はお酒のおつまみではなく、

単体としてミックスナッツを取り上げる。

 

大手コンビニ3社のうちで、

特に無塩タイプとしてイチ押しである、

ファミマの「塩と油を使っていない

4種のミックスナッツ」を取り上げる。

 

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ファミリーマート

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塩と油を使ってない

4種のミックスナッツ

 それぞれのナッツの風味を生かす

 個別ロースト製法

 素材本来のおいしさが楽しめます。

 

 ①共同開発:稲葉ピーナツ(※2)


 

  ②内容量    :80

 

 ③名称  :ミックスナッツ

 

 ④原材料 :アーモンド(アメリカ)

      カシューナッツ(インド)

      クルミアメリカ)

      マカダミアナッツ
      (グアテマラ

 

 ⑤個数  :計70個

      ①35個(50%)

      ②20個(29%)   

        ③ 8個(11%)

        ④ 7個(10%) 

 

 ⑥栄養成分表示:1袋(80g)あたり

  ・エネルギー: 528kcal

  ・たんぱく質:  13.6g

  ・脂質:     44.8g

  ・炭水化物:   17.4g

   糖質:        -g(記載なし)

   食物繊維:      -g(同上)

  ・食塩相当量:   0.0g

  

 ⑦値段:              388 円(税込)  

                                   4.85円/個 

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評価  

 ①本体               :4

 ②味覚     :4

 ③バランス   :4

 ④健康     :4

 ⑤価格     :3

 ⑥独自性    :3

 ⑦総合点    :22/30


コメント:

唯一稲葉ピーナツとの共同開発。

4種類の配合バランスは適切。

ほぼセブンと変わらない。

それぞれのナッツの風味は、
全体に柔らかめで、
風味はどちらかというと甘め。

セブンとの差はコスパの違い。
 

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それではナッツ類とは何かから始めて、

ナッツの健脳パワーならびに健康パワー、

コチラの源泉を明らかにする。

 

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〇ナッツ類について

 

代表的なナッツ類について5種類をあげたい。 

 それぞれの特徴と栄養成分も記したい。

 

  1)アーモンド(※3)

  生活習慣病の予防に役立つオレイン酸

 (※4)が豊富。

  旬     :通年

  

  エネルギー :598kcal

  カリウム  :770mg

  カルシウム :230mg

  ビタミンE :  31.0mg

       ビタミンB1:    0.24mg

       ビタミンB2:    0.92mg

  食物繊維  :  10.4g

        (可食部100g中)         

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 2)くるみ(※5)

  動脈硬化の予防に役立つ良質の脂質

 (※6)が豊富。

  旬     :10~12月

  

  エネルギー :674kcal

  脂質    :  66.8g 

  カリウム  :540mg

  ビタミンE :    1.2mg

  ビタミンB1:    0.26mg

          (可食部100g中)    

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 3)ピーナッツ(※7) 

  オレイン酸リノール酸(※8)とが、

  生活習慣病予防に働く。

  旬     :8~9月
  

  エネルギー :562kcal

  脂質    : 47.5g 

  カリウム  :540mg

  ビタミンE : mg

  ビタミンB1:    0.85mg
        (可食部100g中) 

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 4)カシューナッツ(※9)

  約50 - 70%を占める脂肪分に加え、

  ビタミン類、ミネラルと、5大栄養素を

  豊富に含む。

  旬     :12~2月

 

  エネルギー :576kcal

  脂質    : 47.6g 

  カリウム  :590mg

  ビタミンE : 6.6mg

  ビタミンB1:    0.54mg
        (可食部100g中) 

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 5)マカダミアンナッツ(※10)

       脂質は高いが、

  コレステロールを全く含まない。

  健康ダイエットにも効果を見込める。

  旬     :8~9月
  

  エネルギー :720kcal

  脂質    : 76.7g 

  カリウム  :300mg

  カルシウム :  94mg  

  マグネシウム:140mg

  ビタミンK:     4μg
        (可食部100g中) 

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〇ナッツ類の栄養成分ココがスゴイ

 

    1)オレイン酸(※3)

   n-9系の一価不飽和脂肪酸(※11)

   オリーブ油、紅花(サフラワー)油、

   ひまわり油などに多く含まれる。

 

   他の脂肪酸と異なって酸化しにくい。

   血中のコレステロール値を減らす。

 

    2)ビタミンE(※12)

   細胞膜の酸化を抑えて、

   有害な過酸化脂質(※13)から細胞を守る。

 

   油脂類や種実類に豊富に含まれる。 

   末梢血管を拡張させて血行を良くする。

 

   3)カルシウム(※14)

   骨や歯を形成し、

   血液にも一定濃度が含まれる。

   

   筋肉や神経の働きを正常に保つ

 

   4)α-リノレン酸(※15)

    n-3系の多価不飽和脂肪酸

   体内で合成できない必須脂肪酸

 

   アレルギーを解消したり、

   血液サラサラ、高血圧を予防する。

 

   5)レシチン(※16)

   細胞膜や脳などの構成成分になる、

   リン脂質(※17)の一種。

   

   血中コレステロールや、

   中性脂肪を下げる作用があるといわれる。

 

   6)ナイアシン(※18)

   ビタミンB群(※19)の一種。

 

      炭水化物や脂質、たんぱく質などが、

   代謝されるさまざまな場面で働く補酵素

       (※20)。

 

   神経や脳機能の正常化に働くほか、

   性ホルモンの合成にも関わる。

 

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〇ナッツ類の健康上の効果について

 アーモンド・くるみ、カシューナッツ

 マカデミアナッツなど個別でも健康食品。

 合わせたナッツ類には以下の効能がある。  

 

 1)記憶力・集中力の向上(健脳効果)

   ナッツ類に含まれる、

   ナイアシンは脳神経の働きを助けて、

   レシチンは脳細胞・神経細胞の活性化を

   促す。

 

   記憶力・集中力向上に役立つ健脳食品。

 

 2)血管・肌の老化防止

   ナッツ類にはオレイン酸が多く、

   ビタミンEも含まれることから、

   血管や肌の老化防止に効果がある。

 
 3)生活習慣病(※21)の予防

   ナッツ類は、ゴマ同様に

   不飽和脂肪酸を多く含む食品のため、

   動脈硬化や高血圧などの生活習慣病

   予防する効果がある。

 

 4)疲労回復・老化防止

   ナッツ類に含まれるビタミンEや、

   ビタミンB群の働きにより、

   血流を良くし活性酸素(※22)を除去する。

   

   そのため疲労回復・老化防止に効果がある。

 

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  「ナッツ類」。

 組織が壊れると酸化しやすい。

 殻のままで保存する必要あり。

 

 特にピーナツの場合、

 カビが生えると

 肝臓がんの原因となる毒、

 「アフラトキシン(※23)」が

 発生する危険性がある。

 

 十分に注意したい。  

     

【今日のひとこと】

 ナッツ類は高エネルギーで、

 食べ過ぎには十分注意したい。

 大体1日10粒程度が目安だ。

 

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(注釈) 

※1 ナッツ(種実)類とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/種実類

 

※2 稲葉ピーナツ㈱について

 https://www.inaba-p.co.jp/

 

 

※3 アーモンドについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/アーモンド

 

※4 オレイン酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/オレイン酸

 

※5 くるみについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/クルミ

 

※6 脂質とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/脂質

 

※7 ピーナッツ(ラッカセイ)について

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラッカセイ

 

※8 オレイン酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/オレイン酸

 

※9 カシューナッツについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/カシューナッツ

 

※10 マカダミアナッツについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/マカダミア#マカダミアナッツ

 

 ※11 不飽和脂肪酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/不飽和脂肪酸

 

※12 ビタミンEとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビタミンE

 

※13 過酸化脂質とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/過酸化脂質

 

※14 カルシウムとは? 

https://ja.wikipedia.org/wiki/カルシウム

 

※15 α-リノレン酸とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/Α-リノレン酸

 

※16 リン脂質とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/リン脂質

 

※17 レシチンとは?              

https://ja.wikipedia.org/wiki/レシチン

 

※18 ナイアシンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/ナイアシン

 

※19 ビタミンB群とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビタミンB群

 

※20 補酵素とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/補酵素

 

※21 生活習慣病について

https://ja.wikipedia.org/wiki/生活習慣病

 

※22 活性酸素とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/活性酸素

 

※23 アフラトキシンとは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/アフラトキシン

 

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(参考図書)

 

・吉田企世子監修

 松田早苗 監修

「あたらしい栄養学」

高橋書店

 

・吉岡有紀子監修

「栄養の基本と食事の教科書」

池田書店) 

 

・中嶋洋子監修

 蒲原聖可監修 

「最新 栄養成分事典」

主婦の友社

 

・医歯薬出版編

日本食品成分表」

(医歯薬出版社)

 

・東京慈恵医科大学付属第三病院 栄養部監修
「長寿食材の選び方と最高の食べ方」
(宝島社)

 

・笠井 恵理子著

週刊文春 老けない最強食」

文藝春秋

 


 

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