変形性膝関節症を直す整体院 in 福岡 Chapter 1-⑮
以前マラソンにはまっていたことを書いた。
3年前陸上のコーチについてもらっていた。
丁度膝が痛み出したとき、勧められた整体院。
「Ａ膝痛整体院」である。
そのとき、陸上コーチからの一言。
「マンションの一室で決して見栄えは良くない。
ただ、私の教える陸上の生徒さん（小中学生）が
膝が痛いというと、必ずＡ整体に行かせる」
「大体２～３回行くと膝が良くなるようだ」
コーチの口コミは信じない訳にはいかない。
ＨＰでも「８０％満足」との凄い自信である。
費用は初回は２，５００円（ハードルは低い）。
２回目以降は６，０００円。
実はこの値段は問題ないくらい安いことが判明する。
地下鉄西新駅からは確かに近く、実質３０秒。
コーチからの「見栄え」は確かにその通り。
売りは「変形性膝関節症専門整体院」。
何とも大胆なネーミングである。
実際に「変形性膝関節症」を是非ネットで
検索してみて欲しい。
何十万人という患者が苦しんでいる病気。
最後は痛みと引き換えに「人工膝関節」手術。
これを整体だけで直すというのは・・・・
今考えても、大胆以外何ものでもないと思う。
院長は４０歳前後、優しそうで若く見えるF先生。
陸上コーチからのお勧めで、スポーツ経験者かと
思いきや、どちらかといえばふっくらした感じ。
当然、柔道整体師の資格はお持ち。
施術は全く力を入れていないくらい、優しい整体。
６０分施術が終わっても、良くなった感覚がない。
F先生の指示で立ち上がると、あれ不思議。
左膝からくる、いつもの嫌な鈍い痛みを感じない。
すっと自然に立ち上がれる。
施術は膝を触るのは60分のうち10分もあるかどうか。
後は、うつ伏せ、仰向け、横向きなどの姿勢で全身を
丁寧に力を入れず「ゴッドハンド」での施術のみ。
施術中、ほとんど痛みは感じない。
確かに3回通った段階で、ヒザの痛みが完全に消えた。
正に、陸上コーチの言葉は本当だった。
ここでハッピーエンドとなればよかったのだが・・・。
3回目の治療終了後、F先生から言われた
「1ヶ月に一度でいいから継続したほうがいいですよ」
「痛みが消えた訳ではないので、無理しないように」
ただ私はＮ先生の言葉を無視し、独断で治療を中止。
そればかりか、マラソン練習量を増やす決断をした。
レース本番に向け、月間走行距離を1.5倍の350キロへ。
その後の結末だけ言う。
東京マラソンで突然の左膝激痛で転倒し、左膝を痛打。
何とかフィニッシュしたが、払った代償は高くついた。
半年後には左膝の関節鏡手術をする羽目になった。
私にとって、フルマラソンのラストランになったのだ。
歴史に「ＩＦ＝もしも」は存在しない。
しかし、F先生の指示を守って、Ａ整体院へ通っていたら、
と思うことがなかったと言えばウソになる。
Ａ整体院は、変形性膝関節症を直せる整体院である。
私個人の体験からしてそう信じる。
ただし、一つ条件がある。
患者は「心から素直」であること。
一度信頼したら、F先生のことばは最後まで聞くことだ。
